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【定年後の人生を考える】定年後、現役の時の経験やスキルを活かして社会貢献するにはどのような手段がある?

定年退職後の人生を考えたとき、趣味に没頭するも良し、家族との時間を充実させるのも良しですが、会社を離れて社会貢献をしてみたいという方も数多くいるのではないでしょうか?
「新シニアライフデザイン研究所×JTB総合研究所」による調査では定年退職後に働くのはお金よりも「社会との接点」を求めるということがわかりました。
「社会との接点」を持ち続ける意味でも定年後への備えは重要だと考える方も増えつつあります。

本日は、定年後の社会貢献活動についてご紹介します。

定年後の社会貢献とはどのようなこと?行う意味や意義とは

定年後の社会貢献とはどのようなこと?行う意味や意義とは

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

定年後は「仕事を続ける」あるいは、「仕事はしない」の二選択一の選択を迫られます。
そこで「仕事をする」という選択をしてもどのような仕事を選ぶのかといったことは人によってさまざまです。
最近増えているのは「社会貢献」に関わる仕事。
ひと一言で社会貢献といってもその幅はかなり広く、どのような仕事が社会貢献に該当するのかわかりにくいですよね。

リクルートジョブスが「シニアが希望する働き方」についてのアンケート調査の中で、「社会に貢献できる仕事をする」「自分に興味のある仕事をする」どちらを優先するか?という問いで興味深い結果が出ました。

アンケートの結果を年代別に見てみると、「社会に貢献できる仕事をする」に「やや近い」と答えた人は男性の70歳から74歳が最も高く52.4パーセント。一方で「自分に興味のある仕事をする」に「やや近い」と回答した人は34パーセントと、大きな差が見られました。
この調査は60歳から74歳を対象としたもので、今のシニアの実感に極めて近いものだといえるでしょう。

これは「定年後就業者」「リタイアした人」「現役」のグループに分けて集計した結果でも大きな差は見られず、半数近くが「社会に貢献できる仕事をする」と回答をしています。
社会貢献=自分の興味と考えている人も一定数いると考えると、潜在的には社会に貢献できる仕事をしたいと考えている人はとても多いことが分かります。

同様の調査を「日経新シニアライフデザイン研究所」と「JTB総合研究所」が共同で行っています。
定年退職を控えた「50歳から64歳」は、定年後に働く目的の1位として「生活費や年金の補填」と回答しました。
2位が「社会との接点を持つため」、3位は「好きなことをする費用のため」といった結果出ています。

しかし、「65歳から79歳」の回答者は、「社会と接点を持つため」が37.8パーセントで1位。
2位は「生活費や年金の補填」で、3位は「自分の趣味や特技を追求できる」がランクインしました。

このあたりは年代で、差が見られる部分です。
定年退職前は、「定年後もお金を目的」に働くことをイメージしていますが、実際には「社会との接点」を目的に働くケースが多いようなのです。

同じアンケートで「理想とするセカンドライフの条件」の問いをしたところ、「65歳から79歳」の回答者は「話し相手がいる」「交友関係が広い」「世の中に貢献できる自分の役割がある」をあげた人が他の年代よりも高い傾向。
定年退職を迎えると、人とのつながり、社会とのつながりが現役時代よりも希薄になるため、物足りなさを感じるのでしょうか?

仕事だけでは終わらない!「地域の活性化」に自分のスキルを活かせてみる

仕事だけではない!社会貢献の中で「地域の活性化」を手伝う活動も含まれる

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

ところで、社会との接点、社会貢献といっても人によって考え方、受け取り方はさまざまです。
シニア世代がセカンドライフの目的として社会貢献を選択する場合、具体的にどのような働き方があるのでしょうか?

例えば、社会福祉法人や自治体などの職員の他にも有償・無償のボランティアなども考えられます。

いずれも社会貢献というところでは共通していますが、報酬が発生するかどうかに違いがあります。
NPOなどの有償ボランティアと無償ボランティアは、老後の生活費、生活手段を確保した上で生きがいや社会とのつながりを求めて働く方法だといえそうです。

地域活性と社会貢献

地域活性化とは地域の経済やコミュニティなどを活発に活動させることで、地域活性化の目的は地域を長く存続させることに他なりません。
地域の持続性を高めることこそが本質だと言えます。

一方、社会貢献は社会に尽くして良い結果をもたらすことと定義されています。
「家族」「地域社会」「会社」「国」「世界」といった社会の中にいる人々に良い結果をもたらすことが社会貢献です。

こう考えたとき、地域活性化は即ち社会貢献ということがお分かりいただけると思います。
ご自身や大切な家族・友人が住む地域なら、できれば盛り上がってほしいものです。

地域を盛り上げる手法はさまざまで、多くはひとりで行うのは難しいことでしょう。
たくさんの人を巻き込み、連携しながら盛り上げていく必要があります。

「京都リカレントステイ」では地域活性の手法、アプローチを実際のプロジェクトに参加しながら学ぶことができる講座が開講されます。
全国に同じような志を持つ仲間を増やすことができるかも知れません。

京都でリカレント教育(学び直し)!地域活性化を学ぼう

京都でリカレント教育(学び直し)!地域活性化を学ぼう

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

「京都リカレントステイ」は京都に滞在し、フィールドワークで現場を体験していただきながら本格的な「学び直し」を応援するプログラムです。
実際に京都が抱える地域課題解決に取り組む地元企業・団体でのフィールドワークと、人生後半戦の生き方や京都の民俗学を佛教大学などで座学を中心に複数回にわたって学び、社会貢献を目的としたビジネス力の醸成を図るものです。

この京都リカレントステイでは、豊かなセカンドキャリアを築く上での心構え、価値観変革につながるテーマのプログラムが用意されています。
中でも注目したいのは、企業・団体の課題解決プロジェクトに参画するフィールドワークです。
少人数でチームに分かれてご自分が選択したプロジェクトに参加し、チーム内でアイディアを出し合い、起業や地域の課題解決に貢献する実践性・社会性の高い内容となっています。

「歴史ある地元商店街に再び活気を呼び戻すプロジェクト」「“食”を通じた町づくり、子供の集まる町づくりのプロジェクト」「京都へのUターンIターン支援に向けた効果的なイベントを企画するプロジェクト」「創業190年の老舗旅館『なんじゃこりゃ』をハッピーへ」の4つのプログラムが用意されており、実際に働きながらそれぞれが抱える課題について考えていきます。
フィールドワーク以外にも「宗教学」「人間学」「地域創生・地域活性化」「シニアの生き方」「京都学」などを学ぶことができます。

京都だけでなく、自分の地域のことをしっかりと考えるきっかけにもなる「京都リカレントステイ」。
ぜひホームページから詳しい内容をチェックしてみてくださいね。

コメント
  1. 72歳です。定年退職後約10年パート社員として就労しています。働く理由は、親からの財産も貯えもないので金銭的なこと。なので収入のほとんどを現役中はできなかった国内外の旅行、新家電品や車の購入、孫サービス、少しは小綺麗でいたし、ちょっとは貯金。
    年金だけではなかなかできないことに使っています。この先の心配ばかりしていては、つまらないからと夫婦で遊んでます。しかし 田舎ゆえか「(この年で)まだ働くんかい!」などと嫌味っぽく言われます。勤勉実直?なただ年を重ねる御仁には、我が家流はわかりますまい!

  2. 定年前に将来(退職後25年間)の生活設計をしました。今のところ、ほぼその通りに行ってます。
    第二の職場も希望だった教職に就くことが出来、海外での授業や国内での授業等好きなことが出来てます。これも、前職で叶わなかった夢を実現する、其のための最終段階が定年前の数年間と決めて実行したお陰と思ってます。皆さんも、この位で良いとか思わず、ストイックに人生の第二ラウンドを考え絵見てください。そのためにも、健康に留意してください。私は、少し挫傷しました。

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