【遺影撮影】少しでも元気でシワの少ないときに撮影しよう!遺影は事前の準備がポイント
終活をはじめると進められるのが遺影の準備。
あらかじめ遺影を順次しておくと遺された家族が葬儀の準備を行う際、スムーズに進みますし、自分が気に入った写真を遺影として使うことができます。
今が一番若くてシワが少ない時期。
だからこそ、少しでも若い内に遺影を準備しておきませんか?
遺影写真はいつ撮るべき?
遺影写真なんてまだまだ必要ない! 生前に撮影するなんて不謹慎! と思う方もいるかと思います。
しかし、遺影写真は必要に迫られて撮影しようと思ったときにはもう遅いというケースも多いようです。
ギリギリの状況で遺影写真を撮影するなんてちょっと冗談にもなりません。
遺影写真は最後に残す大切な写真。
だからこそ、最高にキメた状態で撮影してみてはいかがでしょうか?
家族写真
家族全員での集合写真なんかは元気なうちに撮影することが多い写真です。
昔はこうした写真を引き伸ばして遺影として使っていたケースも多かったですよね。
しかし引き延ばした写真は全体的にぼんやりとした印象になるため、あまりオススメできません。
遺影写真はひとりで写っている写真を用意するのがオススメ。
家族写真の場合、正面を向いていない場合も想定できるので、きちんと遺影用としてひとりで写っている写真を撮った方が良いでしょう。
では肝心の時期。
いつ撮影すれば良いのでしょうか?
ひとつの目安として「しっかり歩ける元気なとき」そして「10年ごと」です。
よぼよぼでしぼんでしまう前に、しっかりと歩ける元気なうちに撮影しておくのがオススメ。
まだ死なないから大丈夫! と思っている方も多いかと思います。
しかし、身体の自由が利かなくなるというのは高齢者に限った話ではありません。
日本人の健康寿命は2016年、男性72.14歳、女性74.79歳でした。
元気で動き回れる期間、というのはそれほど長くはないのです。
もしも元気でなくなってしまったら、写真を撮影する方法も限られてしまいます。
写真撮影を行ったとしても、本当に後に残る写真なのか? というと微妙なところ。
遺影写真は最後の一枚として長い年月、多くの人に見られる写真です。
苦痛でゆがんだ顔や老いてぼんやりとした顔を遺すよりも、しゃっきりした元気な顔を遺してみませんか?
しっかりと動き回れる元気なうちに遺影は撮影しておきましょう。
10年に1回もオススメ
遺影写真の理想的な年齢は、亡くなったときよりも10年前と言われています。
亡くなる1年くらい前の写真を遺影として使用すれば、より亡くなったときとの年齢が近く、リアルに感じられるでしょう。
しかし、10年前のときの方が笑顔が素敵だったり、家族が良いと感じるかも知れませんよね。
だからこそ、10年に1度くらい遺影写真を遺しておくのも良いでしょう。
10年ごとに遺影写真の撮影を行えば、遺影を選ぶとき、家族が一番良いと感じた写真を選ぶこともできます。
素敵な遺影にするためにも、10年おきに1度はしっかりと撮影しておきたいですね。
遺影とは何事か
遺影写真と聞くと生前に撮影するのを頑なに拒む人もいます。
もしも身近な人の写真を遺しておきたいなら、古希や喜寿といった記念日にしっかりとした撮影を行うのもオススメです。
普段から写真を撮られ慣れていない人は写真撮影というと緊張してしまいます。
だからこそ、記念日を利用するのです。
還暦、古希、喜寿、傘寿、米寿といった記念日はほぼ10年おきにやってくるものなので、このタイミングで遺しておくのも良いですね。
遺影は何を着て撮影するのがベスト?
遺影写真を撮影する際、悩むのは服装ではないでしょうか?
少し前まで遺影といえば顔と喪服やスーツなどを合成するのが一般的でした。
しかし、最近ではこうしたものだけでなく、自由な写真が増えてきています。
遺影は葬儀のときに多くの人が見るものです。
遺影として適した服装をした写真にするのももちろん良いです。
カジュアルすぎたり、奇抜すぎる服装をしている場合、葬儀の雰囲気にそぐわなかったり、来客が良いイメージを持たないかもしれないためですね。
遺影は家族だけでなく、来客の記憶にも残るもの。
故人としっかり認識でき、長い間覚えておいてもらえるような写真にしましょう。
スーツ・着物が無難
となると、やはり遺影の写真は「スーツ」「着物」がベターでしょう。
最近では遺影写真の服装や表情はかなり自由になってきています。
しかし、多くの来客が故人を偲びにやってくるのであれば、スーツや着物を着用した写真にすると失礼はなさそうです。
特に社葬などフォーマルな葬儀を行う場合、服装はなるべく一般的な物を選んだ方が良いでしょう。
本人らしい服装
しかし、最近の遺影写真は花畑のなかで撮影していたり、旅行中の一枚だったりとかなり自由度が高くなってきています。
背景、服装ともに本人らしく、家族が振り返れるような一枚なら良いとされているのです。
表情も真顔だけでなく、笑顔だったり、正面を向いていなくても何かに熱中している顔だったりといった写真が多く使われはじめています。
遺影写真で重要なのは故人をしっかりと認識できること。
本人らしくあれば良いといえるのでしょう。
例えば故人が生前スーツや着物を着る習慣がなかったのなら、スーツ・着物を着た姿の写真は違和感が大きいでしょう。
来客はイメージとの乖離から故人と認識できないかも知れません。
故人が生前真っ赤な洋服を毎日着用していたのなら、そういった服を着た写真を選ぶ、撮影するのも良いです。
遺影で使用する写真は故人らしさが重要。
生前に撮影する場合は、自分らしい服装で撮影しましょう。
遺影写真の注意点
なんでも良い遺影写真ですが、いくつか注意事項もあります。
それはメガネや帽子といった顔周りに身につける物を装着している場合。
メガネや帽子を着用した写真であっても遺影写真として使用可能です。
しかし、故人が生前メガネを着用する機会が多くなかった場合、メガネに違和感が残る古都も。
同様に帽子も外出時のイメージが強くなり、カジュアルさが強くなりすぎるケースもあります。
屋外で撮影したものの場合、顔に影が落ちているかも知れません。
できるだけ脱帽した状態での写真が望ましいといえるでしょう。
また、後加工を行う際もメガネや帽子がない方が良いケースもあります。
遺影として使用する写真はなるべく帽子だけは被らないようにしましょう。
遺影は全部同じ顔や服装の必要はない!サイズ、フレーム(額縁)、素材、置き方など変化をつけられる
遺影写真の服装や表情だけでなく、写真そのものも自由に行う人が増えています。
なかでも額縁にこだわる人が増えているそう。
これまで遺影写真の額縁といえば黒だったり、暗い茶色だったりしましたよね。
しかし、遺影写真もカラーになったことから額縁も鮮やかなものなどが増えてきています。
真っ青な額縁、装飾が施された額縁などさまざまな種類が登場しているので、生前から選んでみてはいかがでしょうか?
遺影写真と一言で言っても、大きさ、額縁、額縁の素材、どこに置くのかなどそれぞれ個性が出るポイント。
「生きている間に準備をしなくても…」という声もあるでしょう。
しかし、生きている間しか自分らしさは表現できません。
ぜひ生前から死後のことを考えて、終活を行ってみませんか?
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