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【スマホゾンビ】歩きスマホ、乗りスマホはとても危険!他人に迷惑をかけるスマホの使い方とは?

最近は老若男女を問わず、街でスマートフォンを利用している人を見かけますよね。
マナーを守って利用している人がいる一方で、なかには歩きながらスマートフォンを操作する「歩きスマホ」をしている人も。
画面に集中しながら歩く「歩きスマホ」は人にぶつかってしまったりするなど大変危険な行為です。
もしも杖をついた方や小さな子どもにぶつかってしまったら、大きなケガを負わせてしまう可能性があります。

今回は歩きスマホについて考えていきます。

危ないと分かりながらも歩きスマホ・運転中にスマホ操作をする人が多い。重大な事故につながることも

危ないと分かりながらも歩きスマホ・運転中にスマホ操作をする人が多い。重大な事故につながることも

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)とその加盟社である株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社は、2018年11月に全国の鉄道事業者45社局2団体と協力し、駅ポスター広告や電車中吊り広告などで「やめましょう、歩きスマホ。」啓発キャンペーンを実施しました。
この啓発キャンペーンに合わせて「歩きスマホ」の実態や意識変化に関する調査をインターネット上で実施。
まずはこの調査結果を見ていきましょう。

参考

「やめましょう、歩きスマホ。」に関する調査(一般社団法人 電気通信事業者協会 (TCA))
https://www.tca.or.jp/press_release/pdf/190306sumahochosa.pdf

歩きスマホは危ないと思う?

このアンケート調査では、首都圏、関西の2エリアにわけて結果が公表されています。

首都圏、関西ともに95パーセント以上の人が歩きスマホは「危ない」と回答しており、歩きスマホの危険性については高い認知があることがわかります。
その一方で、「現在、歩きスマホに対する行動」については「歩きスマホをすることがある」と首都圏では49.6パーセント、関西では45.9パーセントの人が回答しています。
危険とはわかっていてもついつい歩きスマホをしてしまう人が多いことがわかりますね。

ではどんな理由で歩きスマホをしてしまうのでしょうか?

両エリアとも「移動中の時刻表や地図アプリを使用」が40パーセント以上という結果になりました。
これはほかの項目と比較すると群を抜いて高い結果です。
次いで「スマートフォン操作が癖になっている」「メールを見たり、文字を打つのに夢中になってしまう」が上位にランクイン。
さらに「SNSやLINE、メールのやりとり」「インターネット上の気になる情報の閲覧」においても20パーセント以上に上るなど、画面に集中しなければならない操作を多くの人が行っていることがわかりますね。

背景としてはコミュニケーションやタイムリーにインターネット上の情報を手に入れたいという気持ちが「歩きスマホ」の要因になっているといえるでしょう。

危ないと感じたことがあるか? という問いに対しては90パーセント近く(首都圏89.0パーセント、関西89.1パーセント)の人が危ないと感じたことがあると回答しています。

危ないと感じたシーンについては「人にぶつかる/ぶつかりそうになる」が60パーセント以上でもっとも高く、次いで「目の前の人が急に立ち止まる」「自転車にぶつかる/ぶつかりそうになる」「歩きスマホに関する事故やニュースなどを見聞きする」と回答。
関西エリアにおいては「自転車にぶつかる/ぶつかりそうになる」「歩きスマホをしていてケガをしてしまいそうになる」が首都圏エリアよりも若干高い結果になりました。

ではもっとも危ないと感じたシーンはどのようときなのでしょうか?

いずれのエリアでも「人にぶつかる/ぶつかりそうになる」が群を抜いて高い(首都圏36.9パーセント、関西33.1パーセント)結果になりました。
首都圏エリアでは「目の前の人が急に立ち止まる」「歩きスマホに関する事故やニュースなどを見聞きする」が10パーセント程度、関西エリアではこのほか「自転車にぶつかる/ぶつかりそうになる」が上位にランクインしています。

このように多くの人が歩きスマホは危ないと感じている、感じたことがあると回答しています。
実際に危険を感じながらも歩きスマホをしてしまう理由はLINEやメールなどのコミュニケーションツールが背景にあるでしょう。
昔よりも早い返信が求められるようになり、ついつい歩いているときでも返信してしまうことが考えられます。
情報がスピーディーに伝達できるようになったことに伴って、こうした問題が発生するようになったのかもしれませんね。

運転中のスマホ

株式会社アスマークが行った「運転中の携帯電話使用に関するアンケート調査」では、「運転中の着信などは、クルマを降りてから、対応する」がもっとも多い意見となり、運転中に関してはスマホ操作に関する意識・認知度がともに高いことがうかがえます。

「歩きスマホ」が法律で禁止に。違法化に向けた動きも?

「歩きスマホ」が法律で禁止に。違法化に向けた動きも?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

歩きスマホによる事故は刑事罰に該当する可能性も。
スマホに熱中し、過失のない自転車の運転者と衝突して自転車の運転者がケガをした場合、スマホ歩行者は過失傷害罪が適用される可能性があります。
過失傷害罪は30万円以下の罰金または科料を科しているのです。

さらにこのとき運転者が死亡した場合、過失致死罪となり、50万円以下の罰金処分が下されるかも知れません。
また、より過失がある場合、重過失致死罪が適用となり、5年以下の懲役または禁錮または100万円以下の罰金となることも。

「ながらスマホ」の救急搬送者数

スマホを操作しながら歩く「歩きスマホ」は「ながらスマホ」とも呼ばれています。
東京消防庁が発表している「ながらスマホ」による事故で救急搬送された人数によると、2013年から2017年の5年間で199人が「ながらスマホ」を原因とする事故で救急搬送されています。
このうち、156人が「歩きスマホ」を起因とする事故だったそう。
事故理由としては信号機のない道路を横断しようとして乗用車と接触した、階段から転落した、というもののようです。

スマートフォンに熱中するあまり、周りが見えなくなって事故を起こしてしまうのでしょう。

2016年には小田急線で女性生徒が走行中の電車に接触する事故も発生しました。
この事故は女子生徒がスマートフォンを見ながらホームを歩いていて、入ってきた電車に接触したという理由のようです。

こうした事故が発生するたび、インターネット上では「歩きスマホにはより厳しい罰則を」という声が上がっています。
歩きスマホは本人だけでなく、周りの人も事故に巻き込む可能性があります。
もしも地図を見るなどする場合は、邪魔にならない道の端によって、立ち止まって確認するようにしましょう。

イヤホン、運転など外出時のスマホマナーとは

イヤホン、運転など外出時のスマホマナーとは

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

歩きスマホはもってのほかですが、スマートフォンを利用する上で気をつけたいポイントがいくつかあるので、最後にそれをご紹介いたします。

電車・バスなどの公共交通機関を利用する際は、必ず「マナーモード」に設定し、通話は行わないようにしましょう。
また、飲食店などでも通話NGと告知されているケースもあります。
これらのルールは「ちょっとだけだから」「今電車に乗っているということを伝えるだけだから」というのもNG。
電車に乗っているときは電話に出ない、というのを基本にしましょう。

このほか、自転車に乗るときはイヤホンは都道府県によってはNGとなっています。
東京都では道路交通規則 第8条 (運転者の遵守事項)でイヤホンを使用した状態での運転が禁止されています。

スマートフォンをとりまくルール、環境は年々変化していっています。
最新のルールやマナーをしっかりと把握して、正しく利用していきましょう。

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