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老後、一人で過ごすより誰かと過ごすことが安心!でも施設は嫌だ。そんなときはシニアの「ルームシェア」

パートナーとの離別や子供たちの自立により、老後が一人暮らしになる方も多いと思います。
しかし、寂しさと何か起きた時、助けてくれる相手がいないと老後は不安になりますね。

施設に入居したりするのもひとつの手ですが、まだまだ元気なうちは施設に入りたくない。
ちょっとした不安を紛らわせる方法はないのでしょうか?

ルームシェアでお互い助け合いながら老後を暮らす、というのはいかがでしょうか?
本日はシニア世代のルームシェアについてご紹介します。

日本では「シェア」の文化はまだ根付いていない?

日本では「シェア」の文化はまだ根付いていない?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

最近の世界の流れはモノ・コトを「シェア」すること。
Uberのように自分の空いている時間と自家用車をシェアするいわゆる「白タク」のようなサービスや、自分の空いている自家用車をレンタカーとして貸し出したりするなど「シェアリングエコノミー」の考え方が広がっています。
Airbnbのような民泊サービスもシェアリングエコノミーの一環です。

しかし、日本においては「モノをシェアする」抵抗意識が高いように感じます。
旅行に行ったときはホテルや旅館などの宿に宿泊しますし、自動車も正規のレンタカーを借りたりしますよね。
Airbnbで誰かの家を借りて宿泊したり、誰かの車を借りて観光したり、という人はあまり多くありません。

一体なぜ日本人は「シェア」の抵抗意識が高いのでしょうか?

Airbnbのような民泊や空きスペースをシェアする例で日本人とアメリカ人の違いを考えていきましょう。

皆さんは生涯どのくらい引っ越しを行いますか?
転勤族の方などを除くと引っ越し回数は2回、3回という人は少なくありません。

国立研究開発法人産業技術総合研究所が行った調査によると、全年齢での平均移動回数は男性3.21回、女性3.03回で平均すると3.12回だそうです。
転勤族でなければ、それほど多く家を移り住むことはないでしょう。

アメリカの平均引っ越し回数はどのくらいのなのでしょうか?
アメリカでは生涯に平均して15回ほど引っ越しを行うそうです。
とても多いですよね。
80歳まで生きるとすると、約5年ごとに1度引っ越しを行うわけです。

日本だと定住する場所に家を建てたり、買ったりすると生涯そこから動かないもの。
しかし転職が盛んなアメリカは良い職があれば転職し、その場所が遠方なら家も引き払って引っ越しを行いますし、よりよい条件の家が見つかれば引っ越しを行います。
このあたりの文化的な違いは大きいですよね。

日本でシェア文化が根付かない理由はこのあたりが関係していると考えられています。

大都市の住宅事情

Airbnbなど「場所をシェア」するサービスが盛んなアメリカ。
そのアメリカの大都市「ニューヨーク」は住める場所が非常に限られています。
テレビなんかを見ると、とても人が住めないような細長いビルに住んでいる人を見かけたりしますよね。

また、アメリカでは新しい物件を建てるよりも、今あるものを修繕し、大切に使おうという文化が根強いそうです。
そのため、日本のように新築マンションの建設ラッシュ、なんてことにはならないわけです。
だからこそ物件数が増えず、なかなか住む場所がない、というのも理由のひとつ。

日本は新築数が非常に多く、アメリカの10倍、フランスの200倍なんて言われることもあります。
年間15万戸の新築が建てられているそうで、日本は住宅に関してはすでに飽和状態だといえます。

ニューヨークは家賃が高額な街としても知られています。
とはいえ、ニューヨークで働くなら、住まなければなりません。

マンハッタンのマンションの1ヶ月の平均的な家賃は33万円前後。
そのため、住居が無く、ホームレスになる人も少なくありません。
だからこそ複数人で部屋を借りて暮らす「シェアハウス」「ルームシェア」の文化が根付いています。
「場所をシェア」することに抵抗がない理由はここにありそうですね。

日本においても東京は特に家賃が高いですよね。
ちょっとでも条件を良くすると、1ルームで月10万円を超える物件も多く存在します。
同条件で札幌や福岡なら3万円台から住めたりします。

しかし、広い部屋を複数人で借りれば、これよりも安く居住できますよね。
こうした時代の流れもあり、日本においてもシェアの意識が少しずつ広がりはじめています。
場所のシェア、シニアにもおすすめなのです。

シニアのシェアハウス事情。物件探しからパートナーの募集方法は?一軒家・アパートどっちでシェアハウスは可能?運営を行っている会社はある?

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画像提供:imagenavi(イメージナビ)

高齢者のシェアハウス、というと老人ホームのような施設を想像します。
しかし、老人ホームのような施設は食事の時間が決められていたり、食事を選べなかったり、自由に外出できなかったりとかなり自由が制限されてしまうのが難点。
何かあったとき、施設の責任になってしまうので当然ですが、かなり不自由ですよね。
まだまだ身体が元気なら、自由に生活したいもの。

そこで登場したのが「シニア専用のシェアハウス」です。

一般的なシェアハウスと違い、階段に手すりがついていたり、バリアフリー化されていたり、スロープが設けられていたりと高齢者向けの設備が充実しているのが特徴。
実際に住んでいる住民は高齢者ばかりで、交流も盛んなのだとか。
人と触れ合うことで、社会との接点を保ち、適度な緊張感を持って日々を過ごすことができます。

有料老人ホームと比較すると、月々の費用がリーズナブルなのも嬉しいポイント。
日々コミュニケーションを取ることで、他の住民の安否確認にもつながります。
キッチンなどは共用のことが多いので、自然とコミュニケーションが活発になります。
何か異常があったときにすぐに見つけてもらえる、というのはありがたいでしょう。

高齢者向けシェアハウスは「一軒家」「マンション」どちらのタイプも存在します。
自分の希望に合わせて選ぶことができるので、ぜひインターネットで調べてみてください。
近隣にも思いのほか、高齢者向けシェアハウスが存在するはずです。

大学生とシニアのシェアハウス制度もある!

このほか、ちょっと変わったシェアハウスの形態として、若者とシニアが暮らすシェアハウスがあります。
他人と暮らすのは友だちであっても、同年代であっても気を遣うもの。
しかし、世代が大きく違えばハードルはグッと下がるそうです。

福井大学の学生が発案し、福井県社会福祉協議会が後押しする「お試し居住」では、シニアの自宅に大学生が住んでいるそうです。
雪かきなどの生活支援を大学生が行う取り組みなのだとか。
お試し居住では生活動線は完全に分かれており、朝食は一緒に食べて、夜はたまに一緒に食べるくらいなのだそう。
お互いが同じ住宅に住みながらも、それぞれの生活スタイルで暮らしている、というのが特徴です。

これは極端な例ですが、多世代が暮らすシェアハウスは着実に増えてきています。

相手に依存しすぎないことが長続きのポイントかも

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画像提供:imagenavi(イメージナビ)

シェアハウスは近年急増しました。
誰でも入居可能なシェアハウスももちろんたくさんありますが、シングルマザー専用シェアハウス、高齢者向けシェアハウスなど属性を絞ったシェアハウスも多数登場。
なかでも高齢者向けのシェアハウスは高齢者だけでなく、若者も一定数受け入れ、「多世代シェアハウス」として運営している例も多いのだとか。

さまざまな世代の人が同居することで、シニア世代は若いエネルギーをもらい、若者はシニアの不安を解消してくれるでしょう。
しかし、相手もひとりの人間です。
なんでも頼らず、自分でできることは自分でやるという姿勢も重要。
老人ホームではないので、自分の生活は自分でできることが第一条件です。

もしも、終の棲家に悩んでいる、現在の住居に不安がある、という場合は「シェアハウス」を候補に入れてみてはいかがでしょうか?
遅れてきた青春が楽しめるかもしれません。

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