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スナックで介護!?高齢化社会を支える「介護スナック」とは?

これからも超高齢化社会になっていく日本。
現在もなお問題になっているのが「介護問題」です。

みなさんは老後の介護に関してどのように考えますか?
暗くて大変なイメージを持つ方が多いと思います。

そんな中、高齢者同士が楽しく交流できる「介護スナック」が注目を浴びています。

日本の介護の現実、どうなっているの?

日本の介護の現実、どうなっているの?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

在宅にせよ、ホームにせよ、介護を受ける人が増え続けている日本。

内閣府の資料によると、要介護度別認定者は平成12年4月末には218万人、平成13年4月末は258万人、平成14年4月末は303万人、平成15年4月末は349万人、平成16年4月末は387万人、平成17年4月末は411万人、平成18年4月末は435万人、平成19年4月末は441万人、平成20年4月末は455万人、平成21年4月末は469万人、平成22年4月末は487万人、平成23年4月末は508万人、平成24年4月末は533万人、平成25年4月末は564万人、平成26年4月末は586万人、平成27年4月末は608万人、平成28年4月末は622万人、平成29年4月末は633万人となり、年々増加し続けています。
平成12年4月末と平成29年4月末を比較すると、要介護1は3.59倍、2が2.81倍、3が2.64倍、4が2.27倍、5が2.07倍となりました。
このほか、要支援1・2、経過的要介護も3.59倍とかなり人数が増えています。

参考

内閣府:要介護度別認定者数の推移
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg1/301030/shiryou3-2-2.pdf

団塊の世代が後期高齢者となる2025年を迎える頃には、さらに人数が増えることが予想されます。

データからわかる通り、介護は自分とは縁遠い問題ではなく、身近にある問題であることがわかりますよね。

こうした背景があることから、「介護難民」も問題になってきています。
介護難民とは、介護が必要な「要介護者」に認定されているが、施設に入所できない、家族から介護を受けられない65歳以上の高齢者を指す言葉です。
有識者会議「日本創世会議」では2015年、2025年には全国で約43万人が介護難民になる、と予測を発表しました。

参考:日本創世会議
http://www.policycouncil.jp/

介護難民が増える理由としては、高齢者の増加が大きな要因。
内閣府の「高齢社会白書(平成28年版)」(https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/zenbun/28pdf_index.html)によると、日本の総人口は減少に転じていますが高齢者人口は増加し続けていることがわかります。
今後もさらに高齢者人口増加が進み、2025年には人口の約3割、2060年には約4割が高齢者になるという予測もあるのです。

このほか、介護に携わる従業員が不足していることも要因です。
介護労働安定センターの調査において「従業員が不足している」と回答を寄せた事業所は全体の約6割にのぼり、人材確保が難しいことがわかります。

介護難民はどう解決する?

さまざまな問題をはらんでいる介護難民はどのように解決していけるのでしょうか?

国は「地域包括ケアシステム」を打ち出しました。
地域密着型で高齢者ケアをするという考え方で、地方自治体にある「地域包括支援センター」が中心となり運営を行っています。
介護の相談にも乗ってもらえるので、もしも介護の問題に直面したときは、真っ先に相談すべきでしょう。

また、介護難民に自分自身がならないためには自分自身、「自分でできることは自分でする」ということが非常に重要です。
年を取ったから、となんでも人にやってもらっているといざというときに介護をしてもらえないという可能性も。
自分で身体を動かし、筋力をつけたりすると介護を受けなくても良いかもしれません。
家族側としても、高齢者の行動には注意を払いつつも、干渉はしすぎず、高齢者が自分自身で身体を動かすよう促していくことも非常に重要です。

老老介護問題はより深刻に

65歳以上の高齢者が65歳以上の高齢者を介護するのが「老老介護」です。

このほか、認知症のよう介護者を認知症の介護者が介護する「認認介護」も大きな問題になっています。
特に認認介護は自己が起きやすい危険な介護状態のひとつ。
山口県の調査によると、県内で在宅介護を行っている世帯の10.4パーセントが認認介護状態にあることがわかっています。

このような問題は今に始まったことではありませんが、「医療の進歩」と「核家族化」がポイント。
医療が進歩したことで寿命が延び、夫婦共に高齢、両親も高齢で健在、というケースが昔よりも大きく増えたことで、こうした問題が起こるようになりました。

また、核家族化が増えたことで、家族の単位が小さくなり、高齢者夫婦世帯でどちらかに介護が必要な状態になるとどちらかが面倒を見なければなりません。
そうこうしている間に介護者が認知症を発症してしまう、という負のサイクルが発生してしまうのです。

「介護スナック」とは?何をするの?

「介護スナック」とは?何をするの?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

介護というと暗いイメージですが、明るく介護をしよう、というのが「介護スナック」。
今店舗数がじわじわ増え始めており、高齢者の社交場になっています。

横須賀にある介護スナック「竜宮城」は、客は原則65歳以上で介助者も一緒に訪れることもできる場所。
また、介護車両による送迎サービスもあるという、老人のためのスナックです。

参考

介護スナック 竜宮城
http://ryugujogogo.com/

この店は老人が快適に過ごせるよう、テーブルはすべてボルトで固定されているほか、認知症の人が勝手に外に出ないよう入り口には暗証番号式のロックを設置。
このほか、要介護者のためにオムツ替えもできるトイレとなっています。

店内の内装は普通のスナックのようで、福祉施設のような雰囲気は一切ありません。
華やかな装飾で、客を楽しませる空間となっています。

札幌・仙台・名古屋・福岡など全国に存在する新たな介護サービス

竜宮城に限らず、こうした介護なのに今までのように暗い雰囲気のないサービスが増えてきています。
現在住んでいる地域にもきっとこうしたサービスがあるので、調べてみてはいかがでしょうか?

まだまだ元気なうちからこうした施設のあたりを受けたりしておけば、老後の介護難民状態を軽減できるでしょう。

老後を楽しく過ごす術

老後を楽しく過ごす術

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

老後を楽しく過ごすためには「お金」「人間関係」「家族」「生きがい」という4点が非常に重要です。

「お金」に関しては現役時代の貯蓄はもちろんですが、住民税、年金、健康保険などさまざまな要素を早めに把握しておくことが重要。

「人間関係」については、もう肩書きは通用しなくなります。
第二の人生では「何をしてきたか」ではなく、「何をできるか」ということが重要。
新たな人間関係構築方法についても覚えておいた方が良いでしょう。

家にいる時間が長くなると今までのような夫婦関係を継続するのが難しくなります。
夫婦の距離感を大切にして、いつまでも円満な夫婦関係を築いていきましょう。

そして老後を豊かにする上で大切な「生きがい」です。
新たな趣味を見つけたり、サークルに参加したりと、生き生きと楽しく生きていくための「何か」を探しましょう。
仕事があればまだまだ生きがいがありますが、仕事をしないのであれば趣味など何か楽しみを見つけるのがオススメです。

老後はしっかりと準備をすると楽しく過ごせます。
事前に準備をして、楽しい老後を過ごしましょう。

コメント
  1. 「お金」「人間関係」「家族」「生きがい」での私の悩みは、人間関係。
    一人でいたり、行動するのが好きなせいか、段々知り合いも減ってきているような気がする。
    甲状腺がんの影響で、声が出にくくなり益々人と話すのが億劫になった。
    趣味の英会話や絵画で話すの敬遠しがち・・・。
    どうしたらいいのか思案中、、、、。

  2. 約20年前、母親を介護してくたくたになりました。共倒れしかねない状況に追い込まれ、会社を早期退職しました。その状況に私も近づいてきました。とわ言え何をしていいのか迷う日々です。

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