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今飼っている猫や犬。可愛いペットを人間の年齢に換算する方法は?

ペットを飼っているご家庭も多いのではないでしょうか?
人気のペットといえば、イヌやネコでしょう。

ずっとそばに寄り添ってくれるペットは家族のような存在で、もしも亡くなってしまうとペットロスになってしまう人も少なくありません。
大切な「家族」だからこそ、できるだけ長く一緒に人生を歩みたいですよね。

しかし、通常人間よりも早くペットは亡くなってしまいます。
ペットの年齢を人間に換算してみると、思いのほか歳をとっていてびっくりしたことはありませんか?

本日はペットの年齢や寿命についてご紹介します。

家で良く飼われているネコやイヌの寿命は?

家で良く飼われているネコやイヌの寿命は?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

一昔前と比較すると、外飼いされているペットの数は減少しているように感じませんか?
大型犬、日本犬を問わず、最近では室内飼いをする人が増えているような気がします。

一般社団法人ペットフード協会が行った世論調査をご紹介いたします。

ペットの飼育についての調査

一般社団法人ペットフード協会が行った平成30年(2018年)全国犬猫飼育実態調査(https://petfood.or.jp/topics/img/181225.pdf)で日本人のペットに対する考え方が見えてきます。

ペットの飼育に関する動向を調査したところ、全国の推定飼育数はイヌが890万3,000頭、ネコが964万9,000頭ということがわかりました。
時系列で見てみると、ネコの頭数は横ばいなのに対し、イヌの飼育頭数は減少傾向にあることがわかりました。
ちなみに平成30年度の調査ではじめてネコの飼育頭数がイヌの飼育頭数を上回ったそうです。

実際に皆さんの家庭ではペットを飼っていますか?
それはネコですか? イヌですか?

室内飼いが増えた背景

一昔前、イヌやネコは外飼いが一般的でした。
しかし、最近では室内飼いがかなり増えてきています。

その理由としては、住宅事情の変化があげられます。

昭和40年代、日本は高度経済成長期真っ只中。
この時期に急増したのが「団地」です。

団地登場以前は戸建てで2世帯、3世帯が暮らすのが一般的でした。
団地が登場してからは核家族化が進み、生活環境は様変わりしました。


特に都市部においては区画整理され、ニュータウンが誕生。
時期を合わせるように、小型の洋犬の種類が増えて、イヌは番犬という役割から「ペット」へと人の意識が変化していったのです。

室内飼いしている内に、本当の家族と同一視されるようになり、愛玩動物の地位を確立。
子どもの情操教育にも良い、ということから多くの家庭で飼われるようになりました。

この頃、ペットを飼いたい人は戸建てに住むしかほとんど選択肢がありませんでした。
ところが、小型の室内犬が飼育の中心になってきたころ、マンションなども「ペットOK」の物件が急増。
住宅事情がイヌの飼育に寛容になったことから、室内飼いのイヌが増えていったのだと考えられます。

寿命

イヌの平均寿命は12歳から15歳くらいだと言われています。

一般的に小型犬の方が長生きで、ゴールデンレトリーバーのような大型犬ほど寿命が短い傾向にあります。
大型犬ほど心臓や手足に大きな負担がかかる分、あまり長生きできないといわれています。

室内飼い、外飼いで寿命に大きな違いがあることもわかってきました。
一般的に室内で飼うと2年から3年ほど長生きしてくれるようです。

例えばシベリアンハスキーは平均寿命13歳です。
しかし、室内飼いすると20歳まで生きる、ということも珍しくないそう。
シベリアンハスキーは名前の通り、寒い地域のイヌなので日本の暑さは苦手。
そのため、快適な室内で飼うと長生きする、といえそうですね。

ではネコの寿命はどのくらいなのでしょうか?

イヌよりもネコの方が長生きする傾向が見られます。
外に全く出ないネコの場合、平均で15.97歳まで生きるそうです。
一方、外を出歩くネコの場合は13.63際くらいまでしか生きられないのだとか。

外に出ることで事故に遭う確率が高くなったり、病気をもらったりする可能性が高くなることで寿命が短くなるといわれています。
大切なペットと少しでも長く一緒にいたい、と思うのならネコの場合、全く外に出さずに飼育した方が良さそうですね。

一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」(https://petfood.or.jp/data/)より

また、2016年の日経新聞によると、イヌとネコの平均寿命は2014年時点で13.2歳と11.9歳だそうです。
平均寿命だけで見てみると、25年間で1.5倍、ネコは2.3倍にまで伸びたのだとか。

野良犬、野良猫が減ったり、ペットフードが改良されていったり、ワクチン接種などをきちんと受ける人が増えた、というのがこのあたりの要因だと考えられます。
いつまでも長く一緒にいたいなら、ワクチン接種は必ず行いましょう。

ペットの年齢を人間の年齢に換算する方法は?

ペットの年齢を人間の年齢に換算する方法は?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

ペットを飼っている人なら1度は話題にしたことがある「人間に換算すると●歳」というペットの年齢の人間年齢換算。
実際にどのように計算を行えば良いのでしょうか?

アメリカ・カルフォルニア大学サンディエゴ校の研究者を中心にした研究チームは細胞レベルで加齢を示す特徴のメチレーションに注目し、ラブラドールレトリーバーの年齢を人間に換算しています。
この研究で、イヌが2ヶ月〜6ヶ月=人間の1〜12歳、6ヶ月〜2年=人間の12歳〜25歳、2年〜7年=人間の25歳〜50歳、12年以降は人間の70歳以降に相当することがわかりました。


実際に皆さんが飼われているペットは人間で言うとどのくらいの年齢でしょうか?
気がつけば自分の年齢を追い越しているかもしれませんね。

では、ネコの年齢を人間に換算してみましょう。

「PURINA(https://www.purina.co.uk/cats/key-life-stages/ageing/cats-age-in-human-years)」というサイトでネコの年齢を人間に換算可能です。

英語サイトなので、どのような換算になるかを簡単にいうと、以下のようになります。

  • 1ヶ月 … 人間1歳
  • 2ヶ月 … 人間3歳
  • 3ヶ月 … 人間5歳
  • 6ヶ月 … 人間9歳
  • 9ヶ月 … 人間13歳
  • 1歳  … 人間18歳
  • 1歳半 … 人間20歳
  • 2歳  … 人間24歳
  • 3歳  … 人間28歳
  • 4歳  … 人間32歳
  • 5歳  … 人間36歳

というように2歳からはネコが1年としをとると、人間で言う4歳分に相当するようです。
ちなみに10歳のネコなら人間で言うと56歳、20歳のネコなら人間で言うと96歳に相当するようですよ。

ぜひ皆さんの愛猫の年齢を計算してみてくださいね。

ペットの「健康寿命」を伸ばすために飼い主がすべきことは?

ペットの「健康寿命」を伸ばすために飼い主がすべきことは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

人間と同様に、イヌやネコも高齢化が深刻だそうです。

ここまででご紹介した通り、イヌもネコも寿命が延び続けています。
ペットが高齢化することで、ペットの介護が必要になるケースも増えてきているそうです。
高齢者が高齢のペットの世話をする「老老介護」も問題になってきているのだとか。

ペットをできるだけ健康で長生きさせるためには、定期的な病院受診がおすすめ。
ペットの調子が悪くなってから動物病院にかかり、「手遅れ」というケースは少なくないそうです。


ペットは人間の4倍のスピードで歳をとっていきます。
そのため、少しでも早く病気を見つけてあげることが重要。
普段から様子を見ていても気がつけないことが多いので、定期的な健康診断に行くようにしましょう。

最近ではペット保険も充実してきています。
これからペットを飼う方はぜひペット保険にも加入してくださいね。

コメント
  1. もうすぐ、16歳のレークランドテリアがいます。この欄の寿命の話はとてもためになりました。我が家の愛犬は目も見えず、耳もほとんど聞こえずの状態ですが、鼻が良いせいか散歩は何とか頑張ってます。
    帰宅後はほとんど寝てます。夜中には、必ずトイレで起こされます。その姿は、将来の自分を見るようで、心づもりが出来て感謝してます。

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