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一人暮らし、人付き合いは苦手だけど、孤独死はしたくないあなたにおすすめの「孤独死予防方法」をご紹介!

子どもはおらず、配偶者とは死別したり、家族はいるけれど連絡は月1回取るかどうかで緊急事態に助けに来てくれる人も浮かばない。
核家族化、個人社会が進んだ現代では、こうした状況の人が増えています。

このような状況は高齢者に限らず、若い世代にも多いそうです。

もし、このような状況にある方が家の中で死んでしまうと何カ月も経ったあとに発見されるのも珍しくありません。

孤独な人が部屋でひとりで亡くなることを「孤独死」と呼びます。
本日は「孤独死」についてご紹介します。

「孤独死」の統計。孤独死の原因とは?アパートで孤独死したというニュースも

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

孤独死、というキーワードは現代を象徴するキーワードではないでしょうか?
核家族化、個人社会と昔と価値観が変わったことで、ひとりきりで亡くなる人が増えてきています。

現在、「孤独死」という言葉に具体的で明確な定義はありませんが、一般的には「自室内で、誰にも看取られることなく、ひとり孤独に死んでいく」ことを指す言葉として使われています。

孤独死した人の多くは、連絡が付かなくなったことを心配した家族、ポストが満杯になり人の気配を感じないことを心配した第三者が発見する、家賃が払われないため管理人が入ったところ発見する、異臭騒ぎで発見される、という第三者か身内に発見されるまで、多くの時間が経過していることが多いようです。
孤独死に法的な定義がまだ存在しないため、警察の統計上、「変死」として扱われるようです。
行政においては「孤立死」という言葉が用いられています。

孤独死する人の多くは高齢者。
それもひとり暮らしの高齢者です。

 民間の調査機関「ニッセイ基礎研究所」(東京)は11年、東京23区での孤独死者数と全国の人口動態統計のデータを使って、全国の65歳以上の孤独死者数の推計値を出した。「自宅で死亡し、死後2日以上経過」を「孤立死」と定義した場合、年間で2万6821人にのぼったという。

孤独死に詳しい日本福祉大の斉藤雅茂准教授(社会福祉学)は「高齢者の孤独死は、生前に身の回りの衛生管理や他人との交流が欠落している場合が多く、尊厳が保たれた最期とは言えない」と指摘。その上で「問題の規模感を把握し、対策を講じるためにも行政による調査は必要。定義は絶えずブラッシュアップすればいい。国や研究者が一定の定義を示し、地域に近い市町村や警察が連携しながら調査を進めるべきだ」と話している。(菅原普)

孤独死、推計2.7万人 つかめぬ実態「国に定義なく」

こうした「孤立死」の背景には、核家族化、超高齢者化社会、社会からの孤立といった社会問題があると考えられます。
現在日本は年間約125万人が死亡しています。
そのうち、3万人は孤立死状態で発見されるとされ、今後さらに孤立死の比率は増加していくことでしょう。


孤立死しやすい人の特徴

では、孤立死しやすい人に何か特徴はあるのでしょうか?
実際のデータでは、孤立死は60代・70代に多いそうです。

ただ、高齢者だけが孤立死するわけではありません。
若い世代でも孤立死をしたり、病気や貧困という問題を抱える親子が孤立死するケースも存在します。
また、統計上50代半ば以降の男性の孤立死は、女性に比べ多いのだとか。

こうした特徴から孤立死する人の特徴が見えてきます。

  • ひとり暮らしの中高年男性
  • 人付き合いが苦手で社会から孤立しやすい(している)人
  • 病気を抱えている、貧困を抱えている人

もしも現在、これらを特徴を抱えている人は孤独死に要注意。
不安を抱えている場合、行政などに相談すると良いでしょう。

孤独死した後に待ち受ける「保険」「後始末」など

孤独死した場合、発見までにある程度日数がかかります。
そのため、遺体はキレイとは言いがたい状態で発見されることもしばしば。

痛み具合によっては部屋を汚損してしまっていたり、消えないシミが残ってしまったり、害虫が発生するケースもあるでしょう。
こうした部屋をきれいにするには「特殊清掃」が必要となります。

現場の清掃はもちろん、消臭、害虫駆除、除菌などの作業を行ってくれます。

本来、こうした作業は遺族が行わなければなりませんが、遺族が現場を清掃するのは精神的な負担も多いことから特殊清掃業者に依頼するケースが多いそうです。

このほか、最近では「孤独死保険」なるものも登場。
家主・管理会社が加入するもの、入居者が加入するものが存在します。
もしも、不安な方は「孤独死保険」もぜひご検討ください。

人とのかかわりは苦手、でも孤独死したくない人はどうすれば良いの?今からできる対策は?安否確認などを活用しよう

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

個々人の考え方にもよりますが、「孤独死を避けたい」と考える人は多いのではないでしょうか?

誰にも看取られない最期というのはとてもさみしいもの。
亡くなった後も遺体は傷み続け、発見されたときは目も当てられない状況になることも少なくありません。

もしも孤独死を避けたい、と考えている場合、何かしらの社会のセーフティネットを活用するのが良いでしょう。

まず大切なのは、現在住んでいる地域・自治体の孤独死対策を知ることです。
例えば「見守りサービス」だったり、定期訪問だったり、孤独死は社会問題として自治体、国、住宅、NPO、ボランティア、企業などが何かしらの対応を行っています。
こうしたサービスは自治体や住んでいる地域によって異なるので、現在住んでいる地域の情報をキャッチするよう心がけましょう。

また、訪問サービスを定期利用するのもひとつの手。
訪問サービスはクリーニング、日用品配達、定期宅配弁当、訪問介護といったもの。
定期的に家に人が訪れる環境を作ると、早めに発見してもらうことができますし、人とのつながりを作ることができます。


このほか、重要なのは地域コミュニティに参加すること。
どうしても人付き合いが苦手な方もいるでしょう。
しかし、孤独死を避けたいのなら、コミュニティへの参加は欠かせません。
孤独死するのは女性よりも男性の方が多いですが、これは男性の方が女性よりも地域社会と関わらず、ひとりで内にこもりきりになりがち、ということです。
何も井戸端会議をする、というのではなく、地域のイベントに参加してみたり、近所の人にあいさつをする程度でOK。
「1日1言は誰かと会話する」ことを心がけて生活してみてはいかがでしょうか?

また、ひとりだと栄養バランスが偏りがち。
だからこそ、しっかりと栄養を摂取して、バランスの取れた食事をするよう心がけましょう。

事前に準備することが大切

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

孤独死はしたくないものですが、いつかは死亡する日が訪れます。
そのときのために、生前からある程度の準備をしておきましょう。
これは終活にもなりますが、「葬儀」「相続」「荷物」の3点については生前、早い段階から準備するのがおすすめです。


終活でもこれらを行いますが、孤独死の危険がある方は事前にこれらをしっかりと入念に準備しておきましょう。
終活セミナーに行くと、詳しい手順を知ることができますし、セミナーで人と出会うこともあるでしょう。

積極的に外に出て、人生を終う準備をすることが孤独死を避けることにつながるのかもしませんね。

コメント
  1. 孤独死は心配します。妻は、元気で沢山友達がいて、子供達にも大事にされ健康でもあります。
    私は、健康で運動が大好きで、筋トレ、ウォーキング、山登り、自転車等色々してますが、如何せん遊びで人と付き合うのが苦手です。今の社会との接触は仕事だけです。ゆえ、仕事は断られるまで続けるつもりです。
    皆さん、どうしていらっしゃるのでしょう?

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