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防災準備はしっかりできてしますか?寒い冬新型コロナウイルスの流行中に地震などが起きたときどうする?

2021年2月13日の夜福島県沖を震源とするマグニチュード(M)7.3の地震が起きました。
2011年3月11日の東日本大震災からちょうど10年が経過した時点で起きたことからその影響が現在も続いていることが明らかになっています。
新型コロナウイルスの流行が続いていて、なお、寒い冬の地震による災害はとても怖いもの。

今後も起きる可能性がある地震および自然災害に対処するためにはどうすればよいのか、未だに混乱している方も少なくないと思います。
本日は冬の防災準備についてご紹介します。

今まで冬に災害が起きたときはあった?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

まずは雪国で今まで、冬に地震があったことはあるのでしょうか?
阪神淡路大震災は冬に起こった震災ですが、雪国ではありませんでした。
はじめに冬に発生した地震についてみていきましょう。

1994年12月28日21時過ぎ。
阪神大震災が起こる1ヶ月近く前の日付です。

このとき発生したのが「三陸はるか沖地震」。
正月が明けた1月7日朝にも震度5という本震並みの余震が発生し、物理的被害はもちろん、精神的な被害も発生しました。

冬の夜間と早朝の地震は台所設備、暖房設備などを多く使用していることから、火事などによる二次被害を拡大しやすい要因が揃っています。
また、自宅にいる人が多いことから、ガラスの破片などによるケガが多くなるということは想像に難くないでしょう。

雪国、それも積雪期に発生する地震では、屋根の雪の落雪、地上の堆積雪が建物の倒壊を拡大します。
避難や救助にも邪魔になり、甚大な影響を及ぼしてしまうのです。

日本は冬に大地震が発生することが少ない国でした。
そのため、阪神大震災や三陸はるか沖地震まではあまり冬の地震対策は考えられてきていなかったのです。
だからこそ、雪と地震が組み合わさった複合災害については貧弱でした。
最近では、雪が降った季節の災害についてもしっかりと考えられています。

1993年1月、釧路沖地震

1993年1月には北海道東部の釧路で「釧路沖地震」が発生。
釧路市では、当時の気象庁震度階級(8段階)での震度6(烈震)を観測したが、死者は2名、負傷者966名と、規模のわりには人的被害が少なかったのです。

理由としては、震源が 101キロと深かったこと、そして道東地区は日ごろから震度3程度の地震が頻発し、その上震度5以上の大地震に何度も見舞われており、日ごろから地震災害への意識が高く、地震発生時の対処方法に精通している住民や、一般家庭を含め耐震構造建築物が多かったことなどが、地震規模に比べて最小限度の被害に留まった要因と考えられています。

釧路市消防本部は地震直後、望楼が崩落し機能不全に至るも、地震対策として防火水槽の設置の推進による消火栓断水対策を取っており、その他にも消防団車庫に機関員家族を居住させる等の対策を取っており、地震直後直ちに全消防車出動が可能であった結果、発生した火災すべてを火元建物内で消し止めることに成功しています。

地震が多い釧路は日ごろから対策がしっかりと取られていたため、被害は大きく広がりませんでした。
このように日ごろからしっかりと対策することで、地震被害の最小限に留めることができます。
普段、あまり大きな地震がない、これまでの人生で大きな地震に見舞われた経験が少ないという方は、防災意識を高く持って、改めて冬に備えた防災を考えてみませんか?

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