乾燥する部屋を潤わす最適の加湿器は?加湿器は多種類!
加湿器の種類は?電気代はどのくらい?衛生的なのは?カビは発生する?
加湿をする場合、加湿器を使うのが一般的ですよね。
しかし、家電量販店に行くと加湿器にはさまざまなタイプがあり、どれを選んで良いのかわかりません。
加湿器はなぜこれだけ多くの種類があるのでしょうか?
まずは加湿器の種類をご紹介いたします。
スチーム式
ヒーターで加熱し、お湯を沸かし、上記で加湿するのがスチームタイプ。
非常にパワフルに蒸気を供給できるので、一気に湿度を上げることができます。
もっとも加湿力が強いのがスチーム式です。
もちろん欠点もあって、お湯を沸かすまでに時間がかかること、消費電力がほかのタイプよりも高いことが上げられます。
とはいえ、広い室内を一気に加湿したいときにもっとも役立つ加湿器です。
電気代
蒸気を供給するため加熱し続けるので、消費電力は130ワット~260ワット程度。
1キロワットあたりの電気代を27円と仮定すると、1時間当たり3.5円~7円となります。
気化式
水に空気を送り、湿度をもたらすのが気化式の加湿器。
無理矢理蒸気を発生するのではなく、あくまで自然に近い蒸発作用を利用するため、加湿速度はスチーム式に劣りますが、消費電力が少ないのが特徴です。
熱いお湯を使わないので、万が一ひっくり返してしまっても安心というのもメリットでしょう。
一方で水の自然な蒸発を待つという仕組みのため、加湿力がやはり低いというのはデメリット。
また水を供給する際に使われるフィルターの清掃や交換といったことも定期的に発生します。
安全でランニングコストを小さくしたい場合は気化式の加湿器がオススメです。
電気代
水をフィルターに含ませ、そこに風を充てて加湿する仕組みなので、電気代はかなり安いのが特徴です。
消費電力は4ワット~20ワット程度なので、1キロワットあたりの電気代を27円と仮定すると、1時間当たり0.1円~0.5円となります。
超音波式
水を超音波で粒子にして噴出し、加湿を行うのが超音波式です。
振動させるだけというシンプルな仕組みなので消費電力を抑えられるのも特徴。
また、振動させればすぐに加湿可能なので、起動直後であっても加湿ができるというのは大きなメリットです。
一方でメンテナンスに多少の手間がかかるというのがデメリット。
フィルターや各種パーツなど、定期的なメンテナンスが必要となります。
電気代
消費電力は25ワット~40ワット程度で、1キロワットあたりの電気代を27円と仮定すると、1時間当たり0.68円~1.08円となります。
ハイブリッド式
温風を水に送るというスチーム式と気化式、ふたつの方法を合わせたのがハイブリッド式。
このほか、スチーム式と超音波式を合わせた商品も存在します。
温風を送るタイプの場合、湿度が低いときは温風を送り、湿度が高いと気化式として加湿するのが特徴。
ハイブリッド式は気化式よりも早く加湿でき、スチーム式よりも消費電力が少ないとまさにハイブリッドな商品です。
気化式と同じくフィルター交換が欠かせないのが強いて言えばデメリットでしょうか。
電気代
温風を送っている間はスチーム式と同等の電気代、湿度が高くなったときは気化式と同じくらいの電気代です。
空気清浄機の加湿機能
空気清浄機にも加湿機能が備わっているものがありますよね。
これらはどのような仕組みになっているのでしょうか?
DAIKINのホームページによると、「1.水車が回転し、加湿トレーの水をくみ上げる」→「2.加湿フィルターに水分を吸着させる」→「3.ファンで風を送り、加湿フィルターの水分を蒸発させる」ということなので、気化式を採用しているようです。
シャープも同様の仕組みを採用しているようですね。
空気清浄機の加湿機能を使う場合、はじめから湿度センサーが備わっていることが多く、快適な湿度までしか湿度が上がらないというのが大きなメリット。
ついでに空気を清浄してくれるので、一番手軽と言えます。
ただ、フィルターやその他パーツなどを1年~10年毎に交換したり、清掃が必要だったりするので、メンテナンスは面倒ですね。
加湿器で気をつけるべき点
結露、カビ、レジオネラ菌には注意しなければなりません。
加湿力が高いタイプの加湿器の場合、窓が結露することも少なくありません。
気化式やハイブリッド式の場合、加湿しすぎることは少ないですが、スチーム式と超音波式は加湿しすぎてしまうこともあるため、結露することもあります。
このほか、レジオネラ菌やカビにも要注意。
特にレジオネラ菌は肺炎の原因にもなり得る菌なので、繁殖は舌苔に抑えましょう。
気化式、ハイブリッド式、超音波式の加湿器は手入れを怠ると、レジオネラ菌やカビが発生しやすくなります。
ずっと濡れた状態なので、カビやレジオネラ菌にとって最適な環境というわけですね。
スチーム式もリスクはありますが、加熱して蒸発させるという仕組みから抗菌力に優れています。
加湿器を使う際はきちんとした手入れが非常に重要になってくるのです。
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