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木の下に隠れれば安全?雷にまつわる都市伝説は本当なのか解説!

落雷の被害を防ぐためには?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

雷は雷雲の位置次第で海、平野、山岳など場所を選ばず墜ちるもの。近くに高いものがあると、高いものを経由して地面に落ちる傾向があります。ゴルフ場や屋外プール、堤防、砂浜、海上など近くに高いものがない開けた場所の場合、人に落雷することも多いので、十分に気をつけましょう。

鉄筋コンクリート建築内や自動車内、バス、列車の内部は比較的安全な場所なので、これらの場所に避難するよう心がけましょう。木造建築内も基本的には安全ですが、建築内の電気機器や天井、壁から1メートル以上離れた方がより安全です。

もしも近くに安全な空間が無い場合、電柱や煙突、鉄塔、建築物といた高い建物や物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、これらから4メートル以上離れたところに避難しましょう。てっぺんから地面までの角度が45度で、4メートル以上離れた範囲は保護範囲。この範囲に収まるよう、避難しましょう。

自宅にいるときに雷から身を守る

屋内にいるとより安全な雷。とはいえ、危険がゼロというわけではありません。雷が落ちるとき、電線など高所にあるものには瞬間的に高い電圧がかかり、過電流が発生します。この現象は雷サージと呼ばれていて、電話線や電源腺、アンテナなどを通じ、室内に侵入することで、自宅内にいながらもさまざまな危険が生じてしまいます。

具体的には電化製品の影響があります。誘導雷や逆流雷によって発生した電圧や電力、電線やケーブルを通じて室内に入り、電化製品に流れ込むと故障してしまうこともあります。コンセントやケーブルで電源がつながている電化製品はこうした影響を受けるリスクがあり、特にパソコンなどの精密機器はより大きな被害を受ける可能性も十分にあります。

また、室内にいても雷による感電の危険性は十分あります。水道管は外と金属で繋がっています。これらの部分に電流が流れてしまうと、建物内までその電流が侵入してしまうのです。
コンクリート構造の建物は電流の侵入を防ぎやすいといわれていますが、木造の一戸建て住宅は電流が侵入しやすいので、水回りには近づかないようにしましょう。

自宅にいるときは金属部分に触れない、水回りにはなるべく近づかない、照明器具から離れる、電気製品はアースを接続するといった対策が有効です。また、雷が聞こえてきたらなるべく電源プラグを抜くと故障リスクを避けられます。

雷は最悪の場合、火災が発生することもあります。家財や家族を守るためにも、ぜひこれらの対策をして、これからの雷シーズンを乗り切りましょう!

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