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若い世代だけではなく、シニア世代もシェアハウスする時代?

シェアハウスと聞くと、若者ならではのカルチャーだと考える人も多いのではないでしょうか? 数年前より、都会を中心にひとつの住宅や部屋を共有する“シェアハウス“が広がっていっています。カップル同士の同棲ではなく、見ず知らずの人たちと暮らす、という生活スタイルは広まりつつあるのです。

若者の間で広がるシェアハウスですが、実はシニア世代においても徐々に広がっているようです。

本日はシニア世代のシェアハウスについてご紹介します。

シェアハウスとは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

そもそもシェアハウスとはどのようなものなのか、まずは見ていきましょう。

シェアハウスは自室とは別に、共同利用できる共有スペースを持った賃貸住宅を指します。他人との共同生活、共同住宅ならではの「共有」と「交流」を楽しめる住まいの形態です。最近ではシェアリングエコノミーの機運が高まっていることもあり、より注目されていますよね。シェアハウスは日本人だけでなく、外国人にも広く認知されています。

シェアハウスのメリットとしては初期費用や毎月の費用を抑えられること。リーズナブルに生活をはじめることができるのです。

例を見てみると、例えば家賃で比較してみましょう。ひとり暮らしで7万円くらいの条件の物件を借りる場合、シェアハウスなら5万円程度で済みます。共益費はシェアハウスの方が高く、一般賃貸物件の倍くらい。これは水道光熱費・インターネット代・日用消耗品代等がまとめられているためで、基本料金を人数で割ることができるので、かなり割安で住めることがわかるかと思います。

シェアハウスの規模は大小さまざまで100人以上が住む大規模な物件もあれば、一戸建てに複数人で住むといったちいさな規模のものもあります。

そんなシェアハウスの多くにある共有スペースは、入居者同士が交流できるラウンジなどのほか、キッチン、シャワー、トイレといったものがあります。このほか、シェアハウスによっては大型スクリーンを配したシアタールームがあったり、フィットネスジムがあったり、楽器演奏ができる防音室が設けられているケースも。
また、シェアハウスはそれぞれ雰囲気が異なったり、設備など条件はさまざまです。内装にこだわっていたり、共有スペースにこだわっていたりする物件は家賃も高い傾向にあり、多くの人が入居を希望するため、なかなか空きが出ない状況なのだとか。

最近ではシェアハウスというコミュニティにも着目し、サイクリング、ガーデニング、スポーツなど共通の趣味を持つ人に限定したシェアハウスだったり、起業家を中心としたシェアハウスなど、特徴を持つシェアハウスも増えてきています。

シェアハウスのメリット・デメリット

それではメリット・デメリットについて見ていきましょう。

シェアハウス利用者の7割〜8割が女性で、主に20代後半〜30代が多く利用しているそうです。最近ではテレビ番組等の影響もあって、20代前半の男性の割合も増えてきているそうです。シェアハウスに入居できない10代など若い世代においてもシェアハウスのイメージが良くなってきている人も増えていることから、今後もシェアハウス需要は伸びていくと考えられています。

また、シェアハウスの醍醐味のひとつがキッチンです。前述の通り、共有スペースの充実差が物件の人気を左右するポイントです。そのため、大型物件が増えてきていて、都心のワンルームマンションとは比較にならないほどの豪華なキッチンを備えている物件も増えてきています。
シェアハウスの規模にかかわらず、キッチンを重視している傾向があるようで、一軒家のようなちいさなシェアハウスであっても、一般家庭のキッチンよりも豪華なキッチンが備わっていることが多いようです。

このほか、シェアハウスは空間が広いのも魅力です。一般的に単身者が住む住宅は20平米〜30平米程度。この広さに浴室、洗面所、キッチン、トイレなど暮らすための設備をさまざま備えています。この広さだとなかなかゆったりとくつろげませんよね。
シェアハウスの場合、それぞれの部屋はそれほど広くはなくても、共有スペースが広く、LD(=リビング・ダイニング)でも20平米〜40平米程度、広い物件だと100平米以上もある場合があります。
広い住まいは家賃が高くなるので、シェアハウスは自分だけの空間ではありませんが、ワンルームマンション程度の家賃であっても、手足を自由に、ゆったりと伸ばせるくらい、広いスペースがあるのです。

さらにトイレやお風呂が共有であることが、実はメリットなのです。実際に住んでいる人は、お風呂やトイレが良い、メリットだ、と話します。

事業者が運営するシェアハウスの場合、共用部分は業者が清掃を行う場合が多いため、こうした物件を選ぶと、共用部分の掃除をする必要はありません。トイレ掃除やお風呂掃除をしなくていいのはもちろん、トイレットペーパーなど日用品のストック切れ等を心配する必要もないのです。
とはいえ、他人と共有するのは抵抗がある、という方は共用スペースは設けつつも、個室には浴室やトイレが備わっているというワンルームタイプのシェアハウスを選ぶと良いでしょう。

もちろんデメリットもあります。それは共同生活に慣れることができるかどうか、といったところ。見ず知らずの人たちと共同で生活するため、大小さまざまなトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。また、シェアハウスは住んでいる人たちの雰囲気はもちろんですが、管理している人たちの雰囲気にも大きく左右されます。もしも入居の見学に行く際は、いろいろなことを尋ねるのがオススメです。

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