私たちが生きる日本。これから先、どんな未来が待っているのでしょうか？
2016年に発表された国勢調査（平成27年度）によると、我が国の総人口は1億2709万人となりました。
5年前の調査と比べて、96万2667人の減少です。

「人口減少」と言われて久しいですが、実は、大正9年（1920年）の開始以来100年近い国勢調査の歴史上初めて日本の総人口が減少に転じた、ひとつの大きな節目なのです。
明治維新が起きた1868年、わずか3400万人あまりだった日本の人口は、医療・衛生状態の改善や食生活の向上、経済成長によって、昇り竜のような勢いで増え続けてきました。
いま私たちが立っているのは、急上昇してきた登り坂の頂上をわずかに過ぎたあたり。

推計では2053年には日本の人口は1億を切り、2065年には8808万人になるといいます。
これから約50年間で実に3901万人の日本人が減少することになるのです。
これからの日本についてしっかりと考えるための一冊です。

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