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サークル句会

223.08月サークル句会①(07/26~08/10)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2017.8.7
8月前半のサークル句会の選句結果です。今回の一席は、さんせんさんの「星月夜」の8点句、二席は、泥舟さんの「秋暑し」の8点句、三席は、方舟さんの「原爆忌」の7点句でした。一席は、山並みを黒い影にしたことで一層際立つ星月夜の大きな景、二席は、若干、常套的ですが「残暑」でまとまりました。三席は、原爆忌への哀悼を詠って佳句です。今月も大変素晴らしい句を読ませていただきました。来回もまたよろしくお願い申し上げます。

一席 8点句(◎◎◎◎○○○○)
  83.稜線を闇に浮かべて星月夜           さんせん
二席 8点句(◎◎◎○○○○○)
  67.包丁に錆浮く厨秋暑し             泥 舟
三席 7点句(◎◎◎○○○○)
  33.原爆忌鐘の余韻に黙深む            方 舟

6点句(◎◎◎○○○)
  46.新涼や墨を含みし筆の先            麦 秋 
5点句(◎◎◎○○)
  50.単線は風の遊び場秋あかね           ワシモ
   (◎◎○○○)
  18.空つぽの骨壺祀る敗戦忌            方 舟
  56.年毎に願ひ少なく星祭             苦 瓜
   (◎○○○○)
  31.下駄響く郡上夕暮れ紺浴衣           しょうく
  76.闇に音残して果つる遠花火           方 舟
   (○○○○○)
  09.英霊の遺骨還らず敗戦忌            方 舟
4点句(◎◎○○)
  73.八尾てふ眠らぬ町や風の盆           利 明
   (◎○○○)
  21.玉音を知らぬ世代に終戦日           利 明
3点句(◎◎○)
  70.みすずかる信濃の青き星月夜          昇 峰
   (◎○○)
  37.サングラスはづして妻の帰りくる        山椒の実
2点句(◎○)
  11.大川に白波立てり荻の声            山椒の実
  13.おさな子のつたなき文字や星まつり       さんせん
  23.銀漢や佐渡近くして出雲崎           昇 峰
  30.今朝の秋動き始めし刺繍の手          雪 子
   (○○)
  03.尼寺に渓の風入れ盆仕度            panapana
  12.大空を掃くごと揺るる百日紅          そよかぜ
  20.教本の糸のほころび土用干           山椒の実
  45.新涼や湖畔の宿の旅まくら           panapana
  58.鳴き砂の能登に横たう天の川          panapana
1点句(◎)
  05.石の汗拭ひ清めし墓参かな           麦 秋
  10.園児らの硯洗ひや綾襷             利 明
  16.思ひ出し笑ひ一人の新豆腐           雪 子
  17.街道の一里塚跡赤蜻蛉             panapana
  19.北山の杉青青と精霊会             苦 瓜
  22.桐一葉歴史の深み家紋図に           Tiger 6
  26.朽ち果てし駅舎の跡や草の花          泥 舟
  38.地蔵堂ばらけし供花や赤のまま         雪 子
  40.ショルダーの肩に食ひ込み秋暑し        山椒の実
  42.新涼の苔やはらかき雨の音           昇 峰
  52.手の所作に心あるのみ風の盆          ワシモ
  55.年ごとに手抜きに慣れて盆用意         さんせん
  75.山よりの風を自在に赤蜻蛉           昇 峰
  81.流星に乗つて七夕宇宙旅            Tiger 6
   (○)
  08.熟れ桃のかすかに匂ふ仏間かな         さんせん
  14.忍野八海照らす残月冷奴            苦 瓜
  28.グラタンの味褒められて秋立てり        TOTORO
  29.激辛のカレーを喰ふや暑気払          利 明
  32.下駄をはく足裏の湿り涼新           そよかぜ
  39.終戦日いやまぎれなく敗戦忌          夢追人
  65.古写真を見かへしてゐる敗戦日         さんせん
  66.鬼灯の赤はしるべぞ帰り来よ          TOTORO
  79.雷鳴と雨音消して救急車            しょうく
  82.流燈や少年の日に戻る夜            ワシモ    
  84.老鶯やかつて国衙のありし地に         TOTORO
無点句
  1.赤蜻蛉追つかけドボンと池に落ち
  02.赤富士の忍野八海水湛へ
  04.尼寺の法話短し夕かなかな
  06.磯の香や夏負け封じのイタリアン
  07.盂蘭盆会有情非情に仏あり
  15.惜しまれて愛しがられて秋の蝉
  24.金魚ねぶた掲げて園児誇らしげ
  25.草むらに虫たち競ふオーケストラ
  27.曇高く刷毛目模様や今朝の秋
  34.氷宇治忽ち笑顔隠せずに
  35.子供らは遊びに夢中天高し
  36.茶房早や灯のつくや秋の暮
  41.白帆あげゆつくり進む処暑の海
  43.新装のプール悦ぶ赤蜻蛉
  44.新涼や榧の香のたつ碁盤拭く
  47.席そつと譲られたるも晩夏かな
  48.宅配や雨台風の只中に
  49.だしぬけに日を翳らせて桐一葉
  51.つくつくし計算の縦横合わぬ
  53.テレビ見て少しまどろむ夜の秋
  54.田園に佇む白鷺二羽三羽
  57.とんぼうやわが足元のいつも先
  59.南瓜の切り売り嬉し老一人
  60.何のため我は生きなん日野原忌
  61.庭石に朝のしじまや白桔梗
  62.鼻先の餌にぷいつと夏の鱒
  63.日野原忌日々新たなり新たなり
  64.不揃ひの今は凛々しき茄子の馬
  68.星月夜国見の丘の仏舎利塔
  69.星月夜ひよつこの故郷奧茨城
  71.無縁墓をも洗ひ清めし墓参かな
  72.黙祷の早鉦哀し長崎忌
  74.山間に集落一つ秋の声
  77.夕立や宇宙の塵を拭ひ去る
  78.夕立やビルに先客サラリーマン
  80.らつきようや酸いも甘ひも噛み分くる
  85.藁屋根の草乾びきて秋隣

評点につきまして間違いがありましたら、お早めにお申し出ください。

選者(敬称略)
山椒の実 泥 舟 そよかぜ 利 明 翔 行 雪 子 麦 秋 TOTORO 俊 雪 ワシモ 苦 瓜 Tiger6 panapana 方 舟 夢追人 昇 峰 さんせん しょうく 
書き込み
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1
11ページ
19
しょうくさん
2017.8.14 19:19
しょうく選

   30.今朝の秋動き始めし刺繍の手
   33.原爆忌鐘の余韻に黙深む
   50.単線は風の遊び場秋あかね
   55.年ごとに手抜きに慣れて盆用意
   67.包丁に錆浮く厨秋暑し
   76.闇に音残して果てる遠花火
   81.流星に乗って七夕宇宙旅
   83.稜線を闇に浮かべて星月夜
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18
さんせんさん
2017.8.14 17:39
さんせん選
 05.石の汗拭ひ清めし墓参かな
 10.園児らの硯洗ひや綾襷
 16.思ひだし笑い一人の新豆腐
 38.地蔵堂ばらけし供花や赤のまま
 42.新涼の苔やはらかき雨の音
 50.単線は風の遊び場秋あかね
 52.手の所作に心あるのみ風の盆
 75.山よりの風を自在に赤蜻蛉
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17
昇峰さん
2017.8.14 16:03
11.大川に白波立てり荻の声
17.街道の一里塚跡赤蜻蛉
19.北山の杉青青と精霊会
26.朽ち果てし駅舎の跡や草の花
31.下駄響く郡上夕暮れ紺浴衣
33.原爆忌鐘の余韻に黙深む
46.新涼や墨を含みし筆の先
83.稜線を闇に浮かべて星月夜
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16
夢追人さん
2017.8.14 14:56
特選:18
秀句:31・33・50・67・73
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15
方舟さん
2017.8.14 11:49
23・銀漢や佐渡近くして出雲崎
40・ショルダーの肩に食い込み秋暑し
46・新涼や墨を含みし筆の先
56・年毎に願ひ少なく星祭
67・包丁に錆浮く厨秋暑し
70・みすずかる信濃の青き星月夜
73・八尾てふ眠らぬ町や風の盆
83・稜線を闇に浮かべて星月夜
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14
panapanaさん
2017.8.13 17:22
特選 73.八尾てふ眠らぬ町や風の盆

秀句 09. 33. 46. 79. 83.
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13
Tiger 6さん
2017.8.13 11:50
特選
33 原爆忌鐘の余韻に黙深む

秀句
21 玉音を知らぬ世代に終戦日
31 下駄響く郡上夕暮れ紺浴衣
39 終戦日いやまぎれなく敗戦日
45 新涼や湖畔の宿の旅枕
58 鳴き砂の能登に横たる天の川
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12
麦秋さん
2017.8.12 15:54
失礼しました。選句1句多かったため訂正させて頂きます。
特選 70
秀句 13 18 30 58 67
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11
苦瓜さん
2017.8.12 15:44
特選。67
秀句。11・18・28・31・46
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10
ワシモさん
2017.8.12 14:15
特選
56.年毎に願ひ少なく星祭
秀句
12.大空を掃くごと揺れる百日紅
33.原爆忌鐘の余韻に黙深む
37.サングラスはずして妻の帰りくる
66.鬼灯の赤はしるべぞ帰り来よ
67.包丁に錆浮く厨秋暑し
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9
俊雪さん
2017.8.12 11:13
俊雪の選句

特選83.稜線を闇に浮かべて星月夜

秀句08.熟れ桃のかすかに匂ふ仏間かな
  14.忍野八海照らす残月冷奴
  18.空っぽの骨壺祀る敗戦忌
  29.激辛のカレーを喰ふや暑気払
  65.古写真を見かへしてゐる敗戦日
  
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8
TOTOROさん
2017.8.11 22:48
特選 13

秀句 09.21.33.37.82.
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7
麦秋さん
2017.8.11 20:47
特選
 70
秀作
13 18 30 31 58 67
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6
雪子さん
2017.8.11 20:12
特選
50. 単線は風の遊び場秋あかね

入選
03. 尼寺に渓の風入れ盆仕度
12. 大空を掃くごと揺れる百日紅
56. 年毎に願ひ少なく星祭
76. 闇に音残して果てる遠花火
83. 稜線を闇に浮かべて星月夜
0人がいいねと言っています
5
翔行さん
2017.8.11 17:38
特選 
22 桐一葉歴史の深み家紋図に
入選
09 英霊の遺骨還らず敗戦忌
31 下駄響く郡上夕暮れ紺浴衣
56 年毎に願ひ少なく星祭
73 八尾てふ眠らぬ町や風の盆
76 闇に音残して果てる遠花火
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4
利明さん
2017.8.11 15:28
特選
18 空つぽの骨壺祀る敗戦忌
入選
46 新涼や墨を含みし筆の先
56 年毎に願ひ少なく星祭
67 包丁に錆浮く厨秋暑し
70 みすずかる信濃の青き星月夜
83 稜線を闇に浮かべて星月夜
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3
そよかぜさん
2017.8.11 15:08
特選
21.玉音を知らぬ世代に終戦日
秀句
03.尼寺に渓の風入れ盆仕度
09.英霊の遺骨還らず敗戦忌 
20.教本の糸のほころび土用干
50.単線は風の遊び場秋あかね
76.闇に音残して果てる遠花火
0人がいいねと言っています
2
泥舟さん
2017.8.11 8:51
特選
37 サングラスはずして妻の帰りくる
入選
09 英霊の遺骨還らず敗戦忌
20 教本の糸のほころび土用干
21 玉音を知らぬ世代に終戦日
76 闇に音残して果てる遠花火
83 稜線を闇に浮かべて星月夜
0人がいいねと言っています
1
山椒の実さん
2017.8.11 8:32
特選
46.新涼や墨を含みし筆の先

入選
23.銀漢や佐渡近くして出雲崎
32.下駄をはく足裏の湿り涼新
45.新涼や湖畔の宿の旅まくら
67.包丁に錆浮く厨秋暑し
83.稜線を闇に浮かべて星月夜
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