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外国でもブーム!?日本伝統文化の折り紙で脳にも嬉しい活動を

日本国内のみならず、最近では海外でも折り紙がブームになってきているようです。
昔よりもさまざまな技法が編み出され、非常に複雑なものまで折り紙で再現されています。

作った折り紙を部屋に飾ったり、友人にプレゼントしたりと活用の幅が広いのも人気のポイントのよう。

折り紙は手先を使うため、脳への刺激にも良いのだとか。

今回は折り紙をご紹介します。

大人でも楽しめる!日本文化の「折り紙伝統」、その歴史は?

大人でも楽しめる!日本文化の「折り紙伝統」、その歴史は?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

大人になると作る機会が少なくなる折り紙。
この折り紙は古来から作られてきた日本の文化ともいえる遊びです。

折り紙にはどのような歴史があるのか、まずは見ていきましょう。

日本書紀によると、610年頃、朝鮮の僧が紙の製法をもたらしたといわれています。
一説によると、福井県越前ではそれ以前から漉かれていたという説もあり、和紙の起源については諸説あるようです。

610年といえば聖徳太子の時代。
崇仏派と廃仏派の争いで聖徳太子が勝利して、仏教を世に広める方法を考えていました。
そんなとき、紙の製法が伝来し、聖徳太子は仏教を広めるため、紙を用いたのです。

大陸から伝来した製法は「和紙」の製法ではありません。
大陸から伝わった紙の製法をベースに、紫式部などの女流作家の要望を満たすため、薄くて強い紙の改良が進められました。
その結果、日本独自の「流漉」という製法が生み出されたのです。
この製法によって、世界のどこにもない、日本だけのしなやかで丈夫な紙になりました。

その後の和紙は写経や記録が主な用途で用いられました。
一方で、神事にも使われるようになり、神様への供物などを紙で包む習慣が生まれます。
そのとき、包んだ紙に折り目がついたことに着目し、包みを美しくおる儀礼折が生まれたのです。
これが折り紙の起源だといわれています。

室町時代に入ると、小笠原家や伊勢家によってさまざまな礼法が整備。
紙包みの礼法もそのころ考えられました。
今も使われている熨斗包み、雌蝶・雄蝶などはこの頃には完成していたのですね。

はじめは礼節を重んじるところが出発点であっても、次第に折ること自体を楽しむようになります。
この楽しむ行為が今の「折り紙」です。
江戸時代には紙の生産量が増えたことから、庶民にも紙が普及。
折り紙も爆発的に庶民の間に浸透し、親しまれる世になりました。

1797年には49種類の鶴の折り方が記された世界最古の折り紙本「秘傅千羽鶴折形」が出版され、ブームは確かなものに。

明治時代には折り紙が幼稚園教育にも取り入れられ、小学校では手工や図面でも教えるようになりました。

折り紙は日本だけの文化ではなく、ヨーロッパでも19世紀頃までには、独自の折り紙文化が完成していたといいます。

現在の折り紙は日本の開国後、ヨーロッパと日本の折り紙文化が混ざり合ったことで生まれました。

折り紙を折る紙

現在折り紙を折るなら、どんな紙で折りますか?

コンビニエンスストアなどでも売っている単色の洋紙が一般的ではないでしょうか?
折り紙を楽しむなら昔ながらの「和紙」がオススメです。

和紙折り紙を作るなら「越前和紙」が有名。
奉書紙、襖紙、全国統一紙幣の素材にもなった和紙です。

また、せっかく折るなら「千代紙」を使いたいところ。
和紙で作られ、美しい模様が入った千代紙で折った鶴はかわいらしい印象になりますよね。

千代紙には京千代紙、江戸千代紙の2種類あります。
京千代紙は年中行事や風土にちなんだ文様が入っています。
一方の江戸千代紙は粋な文様が特徴です。

どんな紙を選ぶのかでも楽しめそうですね。

飾りとしても人気!折り紙が外国でブームになっている折り紙の魅力とは?

飾りとしても人気!折り紙が外国でブームになっている折り紙の魅力とは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

では改めて折り紙にはどのような魅力があるのか、じっくりと見ていきましょう。

まず折り紙は、色とりどりの紙を折って作品を仕上げるアート作品です。
そのため、考えながら折る、想像しながら折る、楽しみながら折る、という3つの効果があるといわれています。

考えながら折る、は折り方をしっかりと理解しながら折らなければならないため。
折り紙の説明書ってすごくわかりにくいですよね。
次のステップなどを見て、考えながら折ることで脳が活性化します。

次の想像しながら折る、は折ったとき、完成した時をイメージしながら折るため、想像力を働かせなければなりません。
子どもの場合、豊かな発想力を生む効果が期待できます。

ひとりで黙々と折るのもよいですが、誰かと会話を楽しみながら折ると、コミュニケーションをとるきっかけにもなります。
同じ題材で折っていれば、わからないところを聞きあったりして、和気あいあいと進められるでしょう。

脳への影響については後述しますが、折り紙は考え、楽しみ、想像する遊び。
指先を細かく動かすことで、脳にも刺激を与えられます。
前頭葉が刺激されることがわかっており、集中力がアップしたり、情緒の安定に効果があるそうです。

海外で人気の折り紙

最近の折り紙は複雑なものも増えてきました。
非常に立体的な作品も次々生み出されていっています。

そんな折り紙、海外でも人気が高まっているそうです。
どのようなところに人気の理由があるのでしょうか?

答えのひとつは「1枚の平面が立体になること」ではないでしょうか?
紙からは想像もできないほど、美しい立体を作り上げられるのが折り紙の良いところです。

ぜひ皆さんも折り紙に挑戦して、日本の文化を極めてみませんか?

簡単な折り紙でも脳トレにもなって、認知症予防に良い!

簡単な折り紙でも脳トレにもなって、認知症予防に良い!

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

では最後に脳科学の観点で折り紙を見ていきましょう。

折り紙は認知症予防にも効果がある、といわれています。

その理由としては折り紙は手や指を器用に使う遊びだから。
頭の体操として最適で、脳にたくさんの刺激を与えられるため、認知症予防につながる可能性があるのだとか。

折り紙が人にもたらす効果は、注意力の向上、空間認識能力の向上、達成感です。
難しい作品に徐々に挑戦していくことで、モチベーションを維持することもできますし、昔のことを思い出しながら作っていくことで、認知症に効果があるといわれる「回想法」に近い行動をとることができます。

例えば、毎日感じを100個書き写そう! と決めても、ただただ書くだけだとモチベーションを維持できません。
その点折り紙なら、よほど難しいものを除き、比較的すぐに完成させられ、成果が見やすいですよね。

折るときもただ折るのではなく、紙の質を変えてみたり、色を変えてみたり、知らない折り方に挑戦してみたり、といった工夫を行うことでより多くの刺激を受けられるでしょう。
はじめはうまくできないものも、何回か作っているとキレイに作ることができるようになります。
日々、創意工夫し、頭を使うことが認知症予防につながるのです。

脳研究の観点からいうと、「指」「口」を動かすと脳が活性化されます。
折り紙は指を動かし、三次元的に物事を捉えないといけません。
展開図は立体ではないので、平面からどう折るのか、どのように立体になるのかを考えますよね。
そのときに前頭葉を中心に脳全体が使われ、活性化するのだそうです。
空間認知能力を高めると、認知症予防にもつながっていきます。

また、完成した作品は自分だけで飾らず、誰かにプレゼントするのもオススメ。
プレゼントするときは無言で渡しませんよね。
必ず口を動かして会話をするはずです。
プレゼントしよう、プレゼントしたい、という気持ちも脳を活性化させる要因となるので、ぜひプレゼントを目標に作品作りをしてみてはいかがでしょうか?

折り紙は低コストではじめられ、難しいものなら時間もたっぷりとかけられるリーズナブルな趣味。
老後の趣味がない、と悩んでいる方はぜひ折り紙をはじめてみてはいかがでしょうか・

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