最近話題の「YouTuber(ユーチューバー)」という職業、トップはいくら稼いでいる?シニアでもなれる職業?
日本FP協会が2019年4月19日、2018年小学生の「将来なりたい職業」ランキングを発表しました。
小学生男子の1位は「野球選手・監督など」、女子の1位は「パティシエール」という結果に。
小学生男子は2位以降サッカー選手、医師、ゲーム制作関連などが続きますが、注目したいのが6位の「ユーチューバー」。
ユーチューバーとは動画投稿サイト「YouTube」に動画を投稿することで生計を立てている人のこと。
ここ10年で登場した非常に新しい職業ですね。
今回はYouTuberについてご紹介いたします。
小学生男子のなりたい職業ランキング6位!ユーチューバーとはどのような人?いつから流行り出した?

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光回線が普及したことで、昔よりも高速でインターネットが利用できるようになりました。
高速インターネットが普及すると動画など通信容量の大きいデータのやりとりもしやすくなるため、最近では多くの動画投稿サイトがあります。
さまざまある動画投稿サイトのなかで一番人気は「YouTube(https://www.youtube.com/)」。
YouTubeはアメリカ・カルフォルニアに本社を置く世界最大の動画共有サービスです。
YouTubeも歴史は意外と古く、2005年に始まりました。
当時は違法アップロードも多く、アメリカの人気番組が多数アップロードされたことで話題となり、多くのユーザーを獲得したようです。
その後、映画会社と提携し、映画の予告編が配信されたこともあり、企業や団体もYouTubeを利用しはじめました。
そして、2006年10月。
GoogleはYouTubeを買収しており、現在もGoogleが運営を行っています。
2007年には日本国内の利用医者が1000万人を超えるなど、日本でも高い知名度を獲得。
2011年にはライブ配信機能がリリースされるなど、日々新たな機能が追加されていっています。
YouTuberの登場と収入源
そんなYouTubeには広告が表示されますよね。
企業はテレビCMなどにかける予算をWebCMに回して多くの映像を制作しています。
Googleはこの広告を動画再生前・再生中などに流すことで広告収入を得ています。
これだけだと動画を投稿している人に得があまりありませんよね。
そこでこうした広告費用の一部を、人気の動画投稿者に還元する仕組みをとっているのです。
この仕組みは2007年5月頃から「YouTubeパートナープログラム」として開始されました。
2011年には一般ユーザーもYouTubeパートナープログラムに参加できるようになったことから2011年頃からYouTuberが爆発的に増加。
Googleから支払われる広告収入だけでも生計を立てられる人が増えてきて、こうした人たちが「ユーチューバー」を自称したことから、子どもたちを中心に認知されるようになりました。
ぶっちゃけ人気ユーチューバーになったらどれぐらいお金は稼げるの?年収はどのくらい?

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ではこうしたユーチューバーはどのくらいのお金を稼いでいるものなのでしょうか?
月20万円? 30万円? 50万円?
いえいえ。
そんなもんじゃありません。
ユーチューバーの平均年収は800万円と言われており、月収換算だと67万円ですね。
ただ、これはあくまで平均なので日本でもトップクラスのユーチューバーである「HIKAKIN(https://www.youtube.com/user/HikakinTV)」さんは、年収11億7000万円ともいわれています。
1億円以上稼ぐユーチューバーが日本にも数多く存在するのです。
稼ぐ仕組みとは?
前述の通り、ユーチューバーはGoogleから広告収入を得ています。
このほか、「スーパーチャット」という機能や、「YouTubeチャンネルメンバーシップ」なども収入源。
さらに動画中で企業の商品PRしたり、テレビに出演したり、CMに出演したり、イベントに参加したりといわゆる芸能人的な仕事もこなしています。
ほかの項目に関してはかなり情報も曖昧な物がおおいので、ここではGoogleから広告収入についてご紹介します。
相場は動画1再生あたり0.3円〜だと言われています。
先ほどのHikakinさんの場合、2019年9月の再生数が9174万回ほどなので、単純に0.3円をかけるとこれだけで2000万円以上という計算に。
Hikakinさんは複数のチャンネルを持っており、それぞれに投稿しているので収入はもっとあることが予想されますね。
また、実際には動画の時間だったり、ジャンル、時期によって再生単価は変動していくそう。
いずれにしても再生され続ける動画を投稿することが非常に重要で、人気のYouTuberの多くは毎日10分前後の動画を投稿しています。
企画、撮影、編集までをひとりで行っている人も多く、特に編集には時間がかかるのでほとんど休みがない、なんて人も。
とはいえ、広告をつけるための営業活動が省け、再生されるだけでお金になる、という点がYouTubeの特徴だといえそうですね。
芸能事務所のようにYouTuber専門の事務所も
こうしたユーチューバーが増えたことから、企業とユーチューバーをつないだり(営業活動)、動画制作をサポートしたり、税金面をサポートしたりする事務所も登場しています。
日本最大のYouTuber事務所「UUUM(ウーム)」には数々のYouTuberが参加。
一定の割合の広告収入を事務所に渡すことでこれらのサポートが受けられるそうです。
その割合は20パーセント以上とも。
これだけ稼ぐ人が数多く在籍するのであれば、事務所側もかなり儲かりそうですよね。
シニアにもユーチューバーは充分チャレンジ可能!

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若いYouTuberが多いなか、シニア世代のYouTuberも続々誕生しています。
多くのシニアが自分の経験を語ったり、自分の特技を披露したりとYouTubeを活用中です。
お隣の国・韓国では70代の女性YouTuberもいるそう。
現在は90万人ものチェンネル登録者を抱えており、YouTubeだけでも充分生計を立てられているでしょう。
ひとりで運営するならチャンネル登録者10万人いれば充分に生活ができるといわれているので、90万人というのは驚異的な人数ですよね。
この女性は「認知症発症のリスクあり」と診断されたこともあったそう。
事実を知った孫娘が会社を辞めて祖母と海外旅行に出かけるようになったそうです。
そこで撮りためた動画をYouTubeにアップロードしはじめたのが「Korea Grandma」の始まり。
韓国では70代の祖母と孫という組み合わせで動画を投稿している人が珍しく、こうした設定も受けている要因だと考えられます。
このようにシニアのYouTuberは世界中にたくさんいます。
日本でもさまざまなことに挑戦する「ばあチャンネル【高齢系YOUTUBER】」や、自分の特技を披露する「74歳成羽のチャンネル」などシニアが多数動画投稿中。
自分がやりたいことをやって、楽しんでいる様子を投稿している人が多いので、何か趣味をお持ちの方はYouTubeに動画投稿してみてはいかがでしょうか?
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