2732.暖鳥
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トピック作成者:昇峰 さん2017.11.16
【暖鳥】
鷹は寒夜、鳥を捕えて、その体温でおのが足を暖め、夜が明けると放ってやるという。鷹は放った鳥の飛び去る方を見て、その日はその鳥を捕えないという(連歌作法書「温故日録」)この鷹は正式にはハヤブサ科の鶻(こつ、はやぶさ)を指し、「暖鳥」は、報恩の話として事実を超えた空想上の季語と言われる。
暖鳥同士が何か咄すぞよ 一 茶
彼岸此岸薄明を待つ暖め鳥 京武久美
樹々の風谷どよもすやぬくめ鳥 松根東洋城
人はしらじ実に此の道理ぬくめ鳥 広瀬惟然
啼き細る聲のあはれや暖鳥 正岡子規
夜半すこし声を漏らしぬ暖鳥 正木ゆう子
暖め鳥日が匂はする羽根使ひ 新谷ひろし
奥宮の階に綿毛や暖め鳥 鳥越すみこ
温め鳥由の字にワ(ウ冠)かぶす 中村堯子
一人身の自由不自由ぬくめ鳥 伊藤ゆめ
ならいつそいつそ仕留めよ温め鳥 富久まる
遥かなる行方の冴や温め鳥 松瀬青々
明日の兼題は、「冬うらら」です。
鷹は寒夜、鳥を捕えて、その体温でおのが足を暖め、夜が明けると放ってやるという。鷹は放った鳥の飛び去る方を見て、その日はその鳥を捕えないという(連歌作法書「温故日録」)この鷹は正式にはハヤブサ科の鶻(こつ、はやぶさ)を指し、「暖鳥」は、報恩の話として事実を超えた空想上の季語と言われる。
暖鳥同士が何か咄すぞよ 一 茶
彼岸此岸薄明を待つ暖め鳥 京武久美
樹々の風谷どよもすやぬくめ鳥 松根東洋城
人はしらじ実に此の道理ぬくめ鳥 広瀬惟然
啼き細る聲のあはれや暖鳥 正岡子規
夜半すこし声を漏らしぬ暖鳥 正木ゆう子
暖め鳥日が匂はする羽根使ひ 新谷ひろし
奥宮の階に綿毛や暖め鳥 鳥越すみこ
温め鳥由の字にワ(ウ冠)かぶす 中村堯子
一人身の自由不自由ぬくめ鳥 伊藤ゆめ
ならいつそいつそ仕留めよ温め鳥 富久まる
遥かなる行方の冴や温め鳥 松瀬青々
明日の兼題は、「冬うらら」です。
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