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日本の未来を考える

地方創生

いのうえさん
トピック作成者:いのうえ さん
2018.5.6
地方創生、地域づくり。
安部政権の重要施策。

内閣府の予算だけで、年に3兆円近くになる。
(地域創生人材、地域活性化雇用、地域イノベーションなど)
これを最低5年は続けると。

なぜ、今、地域づくりなのか、考えてみる。

日本の借金は、1000兆を超える。
政府の資産は、ほとんどないに等しい。
(帳簿上は少しあるが、現金化ができないものばかり)

いずれ近い将来(たぶん、10年以内に)
歳出大幅カット、たぶん、半分以下に。
当然、国・県・地方の公務員も半分以下になる。
教師も大幅に減るだろう。

行政サービスも大幅カット。
地域社会は、自立せざるをえなくなる。

つまり、コミュニティでできることは、コミュニティでするようになる。
教育、道路管理、ゴミ収集、公園管理、福祉、
福祉も介護も医療も、コミュニティで自立が求められるだろう。
実質的に、地方政府に。

そうなると、公務員を雇うような財政基盤はないので、
すべて、自前でやらざるをえない。
コミュニティの住民が中心になって、
自分たちで行政の代わりをする。
そういうことになる。

そうなると、コミュニティをうまく運営するノウハウが必要。
それが、コミュニティ活性化ということだ。

コミュニティが活性化していないと対応できない。

地域づくりが重要というのは、こういうことだ。

政府の施策は、
地方創生関連予算、
まち・ひと・しごと創生総合戦略という。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/about/pdf/h28-12-22-h29tousyo.pdf

ⅰ)地方にしごとをつくり、安心して働けるようにする
ⅱ)地方への新しいひとの流れをつくる
ⅲ)若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
ⅳ)時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する

現実の地方を見て、
これらの多様な施策が、効果を上げているようには思えない。

例えば、
100軒の集落、中山間地を考える。
人口は約200人。半分以上が65歳以上。
主な仕事は農業だが、自家消費が中心。
専業農家は数件。
ボランティアで動ける人は、約10人くらいだが、
自分の生活で忙しく、地域の世話までできない。

こういう地域は、自立不能。
市などの広域行政に頼らざるを得ない。
行政サービスは高コスト、一番最初に切り捨てられる。

毎年約3兆円、5年続ける予定なので、
15兆円近い予算。
国民一人当たりでいえば、15万円。
これで、地域が活性化か、
夢物語りだと思う。

つづく
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