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サークル句会

242.05月サークル句会②(05/11~05/25)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2018.5.19
平成30年5月後半のサークル初句会の選句結果です。今回の一席は、そよかぜさんの「薫風」句の6点句、二席は、苦瓜さんの「木の芽和」句の6点句、三席は、TOTOROさんの「青蛙」句の5点句でした。一席は、よくありそうな作りですが「薫風」がよく効きました。二席は素朴な味がしそうな木の芽和え、三席は古風な風情の青蛙、上位3句のほかにも、勉強になった句がたくさんありました。来回もまたよろしくお願い申し上げます。

一席 6点句(◎◎○○○○)
  38.薫風や子ら手作りの万国旗            そよかぜ
二席 6点句(◎○○○○○)
  17.落人の里の民宿木の芽和             苦 瓜
三席 5点句(◎◎○○○)
  64.千年の洞を住処に青蛙              TOTORO
3点句(◎◎○)
  122.牧牛の黒光りして島五月             昇 峰
  136.社埋め空を狭めて樟若葉             雪 子
   (◎○○)
  40.渓流のしぶきを染めて新樹光           さんせん
  113.薔薇の名の一つ一つに物語            secchan
   (○○○)
  105.初鰹捌く漁師の気前良し             夢追人
2点句(◎◎)
  44.笹の香に急かされて解く粽かな          雪 子
  96.野仏の供花を散らして青嵐            さんせん
   (◎○)
  16.お天守を仰ぐ街道小判草             山椒の実
  21.風は初夏磴百段を上り来て            山椒の実
  69.滝おちて楓若葉の煌めけり            山椒の実
  115.帆船の白の作業衣夏めける            翔 行
  123.北斎の小布施噎ぶや栗の花            利 明
  128.祭笛帯に休めて嬰あやす             麦 秋
  139.山峡の畦に一束忘れ苗              麦 秋
  141.山若葉赤き当て子の風化仏            TOTORO
   (○○)
  51.字の太きゴッホの手紙麦の秋           昇 峰
  65.千枚田上から進む田植唄             panapana
  80.突っ掛ける下駄の鼻緒の梅雨湿り         苦 瓜
  117.風紋の影くつきりと薄暑光            利 明
  130.万緑や限界集落水の音              翔 行
  148.老鶯や揃いて傘寿迎えたし            そよかぜ
  150.若葉して千年楠の大手門             山椒の実
1点句(◎)
  07.石段を三歩登りて紅牡丹             苦 瓜
  22.紙かとも湿り確かむ芥子の花           雪 子
  24.川風のはたと死にたる暑さかな          泥 舟
  39.薫風や昭和に出会ふ旅切符            panapana
  45.里山に沸き立つ緑色数多             そよかぜ
  59.聖五月ただ黙々とジャムを煮る          TOTORO
  68.たかんなの鍬を咬みつつ浮き上がる        昇 峰
  77.中天の月傾がせて青嵐              雪 子
  110.母の日や傘寿となりて分かること         雪 子
  114.版画彫る眼きらきら新樹光            夢追人
  135.目の端に電車の通る壬生狂言           TOTORO
  143.柔らかに嬰を受けとる薄暑かな          麦 秋
  149.魯の音の軽く大川端の初夏            山椒の実
   (○)
  04.四阿を取り巻く野点若楓             苦 瓜
  11.卯波立つ仁右衛門島に真砂女句碑         利 明
  12.遠足子甚兵衛鮫のことばかり           利 明
  27.川幅に並んだ千のこいのぼり           そよかぜ
  41.公園の舟で風切る薄暑かな            俊 雪
  43.子等の声久しく聞かず麦の秋           苦 瓜
  46.さみどりを空に広げて若楓            昇 峰
  50.七十年平和憲法記念の日             夢追人
  53.ジョギングの背中を押すや初夏の風        泥 舟
  54.新樹光新選組の屯所跡              TOTORO
  74.だんじりの祭太鼓や河内節            panapana
  83.梅雨入りや大和三山薄みどり           麦 秋
  101.葉桜や風のささやき鐘撞堂            panapana
  103.走り根を踏みし古道の薄暑かな          さんせん
  108.バテレンの島の鐘の音聖五月           翔 行
  137.八十路超え集団散歩初夏の風           俊 雪
  146.予後の身ぞ蟻を友とし一歩二歩          麦 秋
無点句
  01.碧空に雲一つ無し夏初め
  02.青蔦の茂りて土塀よみがへり
  03.芦ノ湖を眩しみつつや青梅もぐ
  05.あめんぼう静寂(しじま)に波紋残し去る
  06.鮎釣りの竿上段に構へけり
  08.一村の結ひ連綿と朴の花
  09.犬小屋に犬の名前や夏初め
  10.宇治狭山静岡新茶仕入れ旅
  13.炎昼や身じろぎもせず犬眠る
  14.奥床し立居振舞い新茶汲む
  15.お忍びの鬼の平蔵梅雨晴れ間
  18.「お疲れさん」と声を掛け合ふ缶ビール
  19.風青し基壇晒せし元興寺
  20.風薫る朱鷺の輝き佐渡の空
  23.画廊出てみゆき通りに初燕
  25.皮脱ぎて青き地肌や今年竹
  26.語り部になりたきものよ昭和の日
  28.かん高き園児の声や新樹照 
  29.木々の葉の俄かに騒ぐ五月かな
  30.伎芸天の笑みに酔ひたり五月晴
  31.生醤油の匂ふ島町麦の秋
  32.木戸口の草履べとつく入梅かな
  33.急坂に一息つけば夏落ち葉 
  34.草笛のメロディーらしく奏でけり
  35.蜘蛛の囲や真中に蜘蛛の揺れてをり
  36.桑の実や兄は私をすぐ泣かす
  37.黒豆で炊き上米に染まる赤
  42.五月尽気温上下の落差かな
  47.幸せのハンカチの木に歓喜かな
  48.潮騒やみな片貝に桜貝
  49.紫外線注意の予報サングラス
  52.菖蒲湯にくすぐられたり夕暮れて
  55.新茶汲む老の味覚のよみがへり
  56.新緑や河原に一対靴の跡
  57.新緑やスマホデビューの老い二人
  58.新緑や琵琶湖々畔の周航歌
  60.石佛のほほに葉桜影あそぶ
  61.石仏の微笑(ほほえみ)のごと四月尽
  62.芹刈りて浅瀬の水を愉しめり
  63.仙人になり損ねたり花は葉に
  66.草木の緑はやして梅雨に入る
  67.染め洗ふ髪に少しは若がへり
  70.滝小径揺らぐ日の斑と倒木と
  71.竹皮を脱ぐに年号思案せり
  72.筍の刺身味わふ京会席
  73.筍を掘って乾杯同窓会
  75.地下街を出れば薄暑の迫りくる
  76.千木光る青葉若葉の大やしろ
  78.杖連れて一人も楽し桃の花
  79.蔦若葉白人乗りし人力車
  81.燕の巣泥落しつつ積み上がり
  82.躓きて辺り見まはす鴉の子
  84.登校児の髪を揺らすや若葉風
  85.苫屋へと蜑 の通い路花うばら 
  86.銅鑼の音に揺るる黄色の春日傘
  87.長すぎる昼寝そのまま妻の顔
  88.鳴く声にはや七癖の鴉の子
  89.縄のれん揺れて咽なる初夏の夕
  90.逃げ水や八坂神社の前をゆく
  91.日輪の揺れる応援虎大暑
  92.乳鋲に座す青蛙見張番
  93.にわか雨軒巡礼の初燕
  94.能登の海田植終わりし千枚田
  95.喉仏ぐびぐび鳴らすラムネかな
  97.野良猫の野生と化して青嵐
  98.萩焼や薄茶一服花菖蒲
  99.薄暑かな渚の調べモーツアルト
  100.葉桜や一村一寺地蔵尊
  102.端居して身過ぎ世過ぎの思案かな
  104.ぱたぱたと火を叩きをり渋団扇
  106.初夏やカリヨンの音乾きゆき
  107.派手やかに散り落ち堆り楠落葉
  109.花博の名残の庭に花樗
  111.母の日や馴染みし匂黄楊の櫛
  112.薔薇の風旅の疲れは何処へやら
  116.冷奴古りし時代の懐かしく
  118.部活動仲間と跳ねる薄暑かな
  119.藤棚のベンチに残る子ども傘 
  120.二人といふ間合ひ気まづき薄暑かな
  121.故郷の友や久しき照若葉
  124.帆を掠め百羽の鴎夏は来ぬ
  125.街角に人の詰まりし暑さかな
  126.窓磨きをれば八つ手に蝸牛
  127.祭り声聞こへ子母も駆け出せり
  129.マネキンのスリム羨む更衣
  131.陵の草むらへ飛ぶ雨蛙
  132.短夜や語り明かせし同窓会
  133.湖の遊覧船や夏初め
  134.愛でる人亡しとも知らず花うつぎ
  138.山みどり川も緑や舟に乗る
  140.山開き賽の河原に石を積み
  142.山笑ふ落石注意の秩父道
  144.遊園地老いを忘れて薄暑来る
  145.夕薄暑幼児の奇声響く風呂
  147.緑蔭のベンチの少女スマホかな

評点につきまして間違いがありましたら、お早めにお申し出ください。

参加者(敬称略)
泥 舟 TOTORO 麦 秋 Tiger 6 翔 行 山椒の実 そよかぜ 利 明 雪 子 panapana 夢追人 苦 瓜 しょうく 昇 峰 さんせん
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1
11ページ
16
さんせんさん
2018.5.28 19:57
さんせん選

 07.石段を三歩登りて紅牡丹
 24.川風のはたと死にたる暑さかな
 38.薫風や子ら手作りの万国旗
 44.笹の香に急かされて解く粽かな
 68.たかんなの鍬を咬みつつ浮き上がる
 122.牧牛の黒光りして島五月
 136.社埋め空を狭めて楠若葉
 141.山若葉赤き当て子の風化仏
 
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15
昇峰さん
2018.5.28 18:53
22.紙かとも湿り確かむ芥子の花
38.薫風や子ら手作りの万国旗
64.千年の洞を住処に青蛙
77.中天の月傾がせて青嵐
96.野仏の供花を散らして青嵐
135.目の端に電車の通る壬生狂言
136.社埋め空を狭めて樟若葉
149.魯の音の軽く大川端の初夏
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14
しょうくさん
2018.5.28 17:09
しょうく選

   16.お天守を仰ぐ街道小判草 
   39.薫風や昭和に出会ふ旅切符
   44.笹の香に急かされて解く粽かな
   59.聖五月ただ黙々とジャムを煮る
   64.千年の洞を住処に青蛙
   96.野仏の供花を散らして青嵐
   128.祭笛帯に休めて嬰あやす
   143.柔らかに嬰を受けとる薄暑かな
   
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13
苦瓜さん
2018.5.28 14:05
特選。21
秀句。40・50・51・103・115
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12
夢追人さん
2018.5.28 8:31
特選:69.滝おちて楓若葉の煌めけり
秀句:11.卯波立つ仁右衛門島に真砂女句碑
   21.風は初夏磴百段を上り来て
   64.千年の洞を住処に青蛙
  122.牧牛の黒光りして島五月
  150.若葉して千年楠の大手門
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11
panapanaさん
2018.5.27 22:08
特選
45.里山に沸き立つ緑色数多.
秀句
38.薫風や子ら手作りの万国旗
64.千年の洞を住処に青蛙
83.梅雨入りや大和三山薄みどり
130.万緑や限界集落水の音
137.八十路超え集団散歩初夏の風
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10
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9
雪子さん
2018.5.27 15:38
特選
40 渓流のしぶきを染めて新樹光
入選
16 お天守を仰ぐ街道小判草 
17 落人の里の民宿木の芽和
80 突っ掛ける下駄の鼻緒の梅雨湿り
105 初鰹捌く漁師の気前良し
146 予後の身ぞ蟻を友とし一歩二歩
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8
利明さん
2018.5.27 10:55
特選
122 牧牛の黒光りして島五月
秀句
43 子等の声久しく聞かず麦の秋
51 字の太きゴッホの手紙麦の秋
136 社埋め空を狭めて樟若葉
148 老鶯や揃いて傘寿迎えたし
150 若葉して千年楠の大手門
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7
そよかぜさん
2018.5.27 9:08
特選
17.落人の里の民宿木の芽和
秀句
65.千枚田上から進む田植唄
113.薔薇の名の一つ一つに物語
117.風紋の影くつきりと薄暑光
130.万緑や限界集落水の音
141.山若葉赤き当て子の風化仏
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6
山椒の実さん
2018.5.26 22:11
特選
115.帆船の白の作業衣夏めける

入選
17.落人の里の民宿木の芽和
27.川幅に並んだ千のこいのぼり
38.薫風や子ら手作りの万国旗
80.突っ掛ける下駄の鼻緒の梅雨湿り
113.薔薇の名の一つ一つに物語
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5
翔行さん
2018.5.26 20:25
特選
123 北斎の小布施噎ぶや栗の花
入選
17 落人の里の民宿木の芽和
64 千年の洞を住処に青蛙
105 初鰹捌く漁師の気前良し
139 山峡の畔に一束忘れ苗
148 老鶯や揃いて傘寿迎えたし
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4
Tiger 6さん
2018.5.26 19:55
特選
114.版画彫る眼きらきら新樹光
入選
41.公園の舟で風切る薄暑かな
53.ジョギングの背中を押すや初夏の風
65.千枚田上から進む田植唄
74.だんじりの祭太鼓や河内節
123.北斎の小布施噎ぶや栗の花
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3
麦秋さん
2018.5.26 13:46
特選
113.薔薇の名の一つ一つに物語
秀句
04.四阿を取り巻く野点若楓
17.落人の里の民宿木の芽和
46.さみどりを空に広げて若楓
69.滝おちて楓若葉の煌めけり
101.葉桜や風のささやき鐘撞堂
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2
TOTOROさん
2018.5.26 12:30
特選 110.母の日や傘寿となりて分かること
入選
12.遠足子甚兵衛鮫のことばかり
38.薫風や子ら手作りの万国旗
40.渓流のしぶきを染めて新樹光
105.初鰹捌く漁師の気前良し
108.バテレンの島の鐘の音聖五月
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1
泥舟さん
2018.5.26 10:52
特選
139 山峡の畦に一束忘れ苗
入選
17  落人の里の民宿木の芽和
38  薫風や子ら手作りの万国旗
54  新樹光新選組の屯所跡
117 風紋の影くつきりと薄暑光
128 祭笛帯に休めて嬰あやす
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