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歳時記の窓

2994.咳

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2018.11.26
【咳】
行く人の咳こぼしつゝ遠ざかる     高浜虚子
咳の子のなぞなぞあそびきりもなや   中村汀女
ジャズの中咳を落してわが過ぎぬ    石田波郷
ふるさとはひとりの咳のあとの闇    飯田龍太
咳をしても一人            尾崎放哉
妻の留守ひとりの咳をしつくしぬ    日野草城
母の咳道にても聞え悲します      大野林火
咳くと胸の辺に月こぼれきぬ      角川源義
咳をして言ひ途切れたるままのこと   細見綾子
咳き込めば我火の玉のごとくなり    川端茅舎
女人咳きわれ咳きつれてゆかりなし   下村槐太
咳の子に待合室のマンガ本       町田敏子

明日の兼題は、「冬の蜂」です。
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さんせんさん
2018.11.30 20:02
黙礼の広場をやぶる咳の音
仏前に咳をとどめて月参り
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5
昇峰さん
2018.11.30 9:09
咳してもテレビを見てもひとりかな
のど薬ぬられ咳き込む女医の前
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4
利明さん
2018.11.28 12:09
咳の子の纏はりつくや母の膝
幕間の咳の連鎖や一頻り
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3
支笏さん
2018.11.27 19:38
急ぎ取る電話の向かふ咳の声
咳込みて処方の薬急ぎ飲む
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2
苦瓜さん
2018.11.27 15:31
咳しても気兼ねする人誰もなく
レントゲン撮る前軽く咳をして
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1
panapanaさん
2018.11.26 21:03
咳こみし優先席の両隣
咳一つこぼして木魚たたく僧
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