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サークル句会

268.06月サークル句会②(06/11~06/25)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2019.6.22
六月後半のサークル句会の選句結果です。今月の一席は、昇峰の「梅雨明」句で5点句、二席は、利明さんの「牛蛙」句、三席は、しょうくさんの「あめんぼう」句の4点句でした。来回もよろしくお願い申し上げます。

一席 5点句(○○○○○)
  63.梅雨明や馬放たるる草千里         昇 峰
二席 4点句(◎◎◎○)
  26.鑑真の廟を守るやに牛蛙          利 明
三席 4点句(◎◎○○)
  07.あめんぼう己の水輪逃れ得ず        しょうく

3点句(◎◎○)
  90.街角の茶房に一人巴里祭          孤 山
   (◎○○)
  15.陰干しの薬草匂ふ夕薄暑          苦 瓜
  89.また一つ銭湯閉じて梅雨寒し        昭 子
2点句(◎◎)
  34.串焼きの煙追ひ出す渋団扇         孤 山
  45.三川のあたり煙りて走り梅雨        山椒の香
  66.梅雨寒や珈琲香る書肆の路地        昭 子
  94.短夜の斜め読みする下巻かな        さんせん
   (◎○)
  37.碁敵の一手に扇子握りしむ         翔 行
  41.木漏れ日の文豪旧居梅雨晴間        panapana
  62.妻偲ぶ梅雨寒の夜の梅茶漬         昇 峰
  68.鉄塔を水に写して代田かな         山椒の香
  80.半夏生畦に置かれし猫車          孤 山
  81.万緑を沈めてダムの碧深む         昇 峰
   (○○)
  03.明易の朝勤行や坊泊まり          さんせん
  19.風の道城跡を囲む青田かな         panapana
  31.教会のステンドグラス黒揚羽        孤 山
  38.小鼓の音柔らかく梅雨入かな        昭 子
1点句(◎)
  06.雨来るや角振立てて蝸牛          昭 子 
  12.遠来の客引き留めよ半夏雨         昭 子
  18.風薫る薬研の谷間かっぱの湯        翔 行
  28.機械化に慣れぬ漢の田植えかな       山椒の香
  29.機関車の出発汽笛に茶摘唄         麦 秋
  30.木戸門の表札替はり鉄線花         利 明
  74.夏蝶や三歩で渡る石の橋          昇 峰
  82.射干咲くや古き御堂の仄灯り        昭 子
  86.望遠鏡百円だけの雪解富士         昇 峰
  96.水に生れ闇に消えたる蛍かな        昭 子
   (○)
  01.秋篠の金堂跡や苔青し           利 明
  02.明易し終活逸る妻の声           panapana
  10.裏路地の普請四葩の刈られをり       さんせん
  13.大西日柱時計の螺子を巻く         孤 山
  14.限りなく続く山道蟻の列          山椒の香
  16.風薫る高野大門力士像           翔 行
  20.形代に命委ねる朝かな           孤 山
  24.空梅雨の淀川左岸決壊碑          山椒の香
  33.草笛を風に乗せやる夏野かな        昭 子
  39.古墳への小径先導梅雨の蝶         しょうく
  46.三線の途切れ闇増す沖縄忌         しょうく
  50.菖蒲苑ずらりと並ぶ車椅子         麦 秋
  53.鈴なりの駅舎の屋根に夏燕         苦 瓜
  54.太陽の光に濡るる瑠璃蜥蜴         昇 峰
  61.燕舞ふ仁徳陵の広さかな          麦 秋
  65.梅雨寒や監視カメラに見られをり      昇 峰
  70.遠き日の相々傘や濃紫陽花         panapana
  93.神輿追ふ人の坩堝や雷門          利 明
無点句
  04.甘き香にふと足止めて青田風
  05.アマチュア画なれど白波見事青岬
  08.言いかけて言葉呑み込み梅雨寒し
  09.ウオッカを一気に呷る暑気払
  11.雲水の逸る参禅梅雨寒し
  17.風薫る真田軍団赤備へ
  21.形代や宇宙の重さハカリけり
  22.かたつむり影伸ばしたり縮めたり
  23.空梅雨のときに雷雨といふ予報
  25.空梅雨や猫はがぶ飲み音立てて
  27.乾杯のジョッキのウエーブビアホール
  32.夾竹桃浄水場の空飾る
  35.熊野道闇を進めて夏祓い
  36.黒南風や天平瓦微動だに
  40.虚無僧の門前を吹く油照
  42.御用邸檜皮の屋根や夏燕
  43.サーフィンのシャワーで洗ふ遠き富士
  44.五月雨や羅漢のひとり父に似て 
  47.散歩道玉葱畑脇通る
  48.十薬の蕾開かむ小雨かな
  49.招提の幡はたはたと青嵐
  51.菖蒲田を囲む園児の声響く
  52.書道部の窓を開けば燕の子
  55.玉葱が玄関土間を占領し
  56.玉葱とトマトにバジルナポリタン
  57.玉葱や俺には俺の切り刻み
  58.段畑の継目を隠す青田風
  59.秩父路の神秘の森へ夏祓い
  60.蹲踞に廻る水車や夕薄暑
  64.梅雨雲やマフィンに挟む目玉焼
  67.梅雨空に夾竹桃の紅の映ゆ
  69.天秤座宙で量りて夏祓い
  71.灯台を見上げ浜木綿紅薄き
  72.遠花火物干し台に小手かざす
  73.ドレミの歌聞きつチロルの夏の星
  75.那覇空港着いて吐き出す夏帽子
  76.虹消へて家路を急ぐ下校の子
  77.葉桜や木花開耶姫を祀る宮
  78.鱧の皮家訓高々商家かな
  79.葉柳に透けて外湯の玻璃戸かな
  83.古傷の疼く男の梅雨入りかな
  84.噴水の立つや開演ベルの鳴り
  85.ペン立に埃まみれの古団扇
  87.本殿や彩雲流れ鐘響く
  88.またしても空を掴むや団扇撒き
  91.迷ひける蚯蚓を土に返しけり
  92.満濃の水を水を湛へて青田かな
  95.短夜や逸る断捨離夢うつつ
  97.山あいの軒下玉葱つるされて
  98.山小屋へいつまでも振る夏帽子
  99.逝く夫や永久の別れに添へる百合
  100.流星に願い叶えて夏祓い
  101.緑蔭に集ふ少女の膝小僧
  102.緑陰に群れて影なす太極拳
  103.論語講痺れし足や風薫る
  104.湧き水の小径を散歩梅雨の晴

評点につきまして間違いがありましたら、お早めにお申し出ください。

選者(敬称略)
Tiger6 麦 秋 孤 山 翔 行 昭 子 利 明 苦 瓜 panapana 山椒の香 しょうく 
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1
11ページ
12
昇峰さん
2019.6.30 21:34
07.あめんぼう己の水輪逃れ得ず
15.陰干しの薬草匂ふ夕薄暑
26.鑑真の廟を守るやに牛蛙
30.木戸門の表札替はり鉄線花 
34.串焼きの煙追ひ出す渋団扇
66.梅雨寒や珈琲香る書肆の路地
80.半夏生畦に置かれし猫車
94.短夜の斜め読みする下巻かな
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11
さんせんさん
2019.6.30 13:26
さんせん選

 12.遠雷の客引き留めよ半夏雨
 28.機械化に慣れぬ漢の田植えかな
 34.串焼きの煙追ひだす渋団扇
 45.三川のあたり煙て走り梅雨
 68.鉄塔を水に写して代田かな
 74.夏蝶や三歩で渡る石の橋
 82.射干咲くや古き御堂の仄灯り
 96.水に生れ闇に消えたる蛍かな
 
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10
山椒の香さん
2019.6.29 17:14
特選
90.街角の茶房に一人巴里祭

入選
07.あめんぼう己の水輪逃れ得ず
15.陰干しの薬草匂ふ夕薄暑
26.鑑真の廟を守るやに牛蛙
37.碁敵の一手に扇子握りしむ
63.梅雨明や馬放たるる草千里
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9
しょうくさん
2019.6.29 15:51
しょうく選
     06.雨来るや角振立てて蝸牛
     18.風薫る薬研の谷間かっぱの湯
     26.鑑真の廟を守るやに牛蛙
     37.碁敵の一手に扇子握りしむ
     62.妻偲ぶ梅雨寒の夜の梅茶漬
     81.万緑を沈めてダムの碧深む
     89.また一つ銭湯閉じて梅雨寒し
     94.短夜の斜め読みする下巻かな
    
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8
panapanaさん
2019.6.29 14:10
特選 29.機関車の出発汽笛に茶摘唄

入選 14. 33. 50. 53. 89.
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7
苦瓜さん
2019.6.28 14:11
特撰。45
秀句。03.31.61.62.80
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6
利明さん
2019.6.28 9:40
特選
66.梅雨寒や珈琲香る書肆の路地
入選
13.大西日柱時計の螺子を巻く
38.小鼓の音柔らかく梅雨入かな
46.三線の途切れ闇増す沖縄忌
54.太陽の光に濡るる瑠璃蜥蜴
65.梅雨寒や監視カメラに見られをり
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5
昭子さん
2019.6.28 9:39
特選
07.あめんぼう己の水輪逃れ得ず
入選
01.秋篠の金堂跡や苔青し
03.明易の朝勤行や坊泊まり
10.裏路地の普請四葩の刈られをり
20.形代に命委ねる朝かな
63.梅雨明や馬放たるる草千里
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4
翔行さん
2019.6.27 23:53
特選
41 木漏れ日の文豪旧居梅雨晴間

入選
19 風の道城址を囲む青田かな
63 梅雨明けや馬放たるる草千里
70 遠き日の相合傘や濃紫陽花
90 街角の茶房に一人巴里祭
93 神輿追ふ人の坩堝や雷門
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3
孤山さん
2019.6.27 20:02
特選
86 望遠鏡百円だけの雪解富士
入選
15 陰干しの薬草匂ふ夕薄暑
24 空梅雨の淀川左岸決壊碑
63 梅雨明や馬放たるる草千里
81 万緑を沈めてダムの碧深む
89 また一つ銭湯閉じて梅雨寒し
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2
麦秋さん
2019.6.27 16:45
特選
90.街角の茶房に一人巴里祭
秀句
02.明易し終活逸る妻の声
16.風薫る高野大門力士像
31.教会のステンドグラス黒揚羽
38.小鼓の音柔らかく梅雨入かな
39.古墳への小径先導梅雨の蝶
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1
Tiger 6さん
2019.6.27 14:27
特選
26.鑑真の廟を守るやに牛蛙

入選
07.あめんぼう己の水輪逃れ得ず
19.風の道城跡を囲む青田かな
41.木漏れ日の文豪旧居梅雨晴間
63.梅雨明や馬放たるる草千里
68.鉄塔を水に写して代田かな
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