第１２回きままな川柳の応募は６人から１８句でした。宿題「年末」と一足早く年の暮れなどを表現してほしいと待っていました。出足が遅くヤキモキしてましたが半日ほど様子を見てました。素直な気持ちが入り分かりやすいということを基準に選びました。
　　宿題「年末」　　湧泉選
　天）　長電話年越し蕎麦は待ちあぐね　　　　　みどりの風
　地）　終章はわたくしの手で書き上げる　　　　みすず
人）　食欲の落ちることなく年暮れる　　　　　TOTORO
　　　　ハロインと柚子湯をつなぐカボチャかな　fukuta
　佳作）借りた金支払い済ませ年の暮れ　　　　　信々亭
軸）　忘年会続き財布悲鳴も自慢顔　　　　　　　湧泉

　　応募作品紹介
　みどりの風＝来年に一分後ろ向きに置時計（中１０）
　　　　　　　年末過ぎ来る年見てる孫の目は
　fukuta＝　夫婦走ゴールが近し今年も（下４）
　　　　　　ジングルベル耳にタコが出来ちゃった（中６）
　みすず＝一つ得て一つ失い年暮れる　　　　　　（佳句）
　　　　　つつがなく生きておんなが守る色　　　（佳句）
　TOTORO　早くから気持ちばかりの大掃除
　　　　　　年金に年越し手当つけて欲し
　信々亭　　昔とは感じが違う年末は
　　　　　　年末は部屋を片付け障子張り