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サークル句会

181.11月サークル句会①(10/26~11/10)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2015.11.7
十一月前半のサークル句会の選句結果です。今回の最多点句は、panapanaさんの「行く秋」句の6点句、次点は方舟さんの「初時雨」句の5点句、三位も方舟さんの「文化の日」5点句でした。固有名詞の入った句はそこでなければならない必然性がある時は、第二の季語として強い働きをしますが、そうでないときの地名は動きます。「九十九里」は動かないと感じた読者が多かったようです。立冬を過ぎて次回は初冬から新年を迎える季節へ入ります。次回もよろしくお願い申し上げます。

最高点句7点句(◎◎〇〇〇〇〇)
  74.行く秋や小貝を拾ふ九十九里       panapana
次点6点句(◎◎◎◎〇〇)
  43.千年を笑みし石仏初時雨         方 舟
6点句(◎〇〇〇〇〇)
  55.能管の一際髙く文化の日         方 舟
5点句(〇〇〇〇〇)
  14.落葉して空ひろげたる雑木山       昇 峰
4点句(◎〇〇〇)
  06.一山に響く魚板や冬に入る        方 舟
  08.一両の電車が分ける稲穂波        そよかぜ
  63.棒稲架の海に傾く千枚田         さんせん
3点句(◎◎〇)
  61.噴煙の棚引くままに冬に入る       泥 舟
   (◎〇〇)
  25.雲奔る三十六峰初しぐれ         山椒の実
  39.白銀の風が流れるすすき原        そよかぜ
   (〇〇〇)
  24.口ごもる次のひとこと花八手       昇 峰
  60.ふるさとの村名かなに暮の秋       利 明
  77.羊腸の濡れて色増す冬紅葉        しんい
  79.落日の雲はむらさき神無月        昇 峰
2点句(◎〇)
  18.神の留守出雲の城は国宝に        麦 秋
   (〇〇)
  07.一面のすすき野原の暮れ残る       そよかぜ
  11.延暦寺濃き冬靄に包まれて        しんい
  48.蹲踞の石の隙間や石蕗の花        苦 瓜
  56.芭蕉忌や雨にけぶりし最上川       panapana
  57.芭蕉忌やそぼふる雨の御堂筋       secchan
  62.米寿まで生きる三年日記買ふ       方 舟
  75.行く秋や古色深めし飛鳥仏        さんせん
  76.夭夭の絵画身に入む無言館        さんせん
1点句(◎)
  59.母も子も慣れぬ和服や七五三       panapana
   (〇)
  01.秋うらら右手が真似る思惟仏       TOTORO
  03.朝焼けの鳥居寂しい神無月        Tiger77
  12.大粒の澄み渡りたる芋の露        俊 雪
  15.落ち葉踏み踏み分け転び歳を知る     Tiger77
  20.菊日和老の一日の無事終わる       そよかぜ
  23.金髪の親子も和服七五三         secchan
  29.小雨降り落葉降り積む鯖街道       secchan
  33.小春日や天女脱ぎしか雲ひとつ      しょうく
  34.三歳はみんな花びら七五三        昇 峰
  36.枝折戸を過ぎて石蕗咲く躙口       苦 瓜
  42.芒活け旅を結ぶや芭蕉井戸        利 明
  44.象の子も三歳にして七五三        麦 秋
  47.塵のなき都大路や神送る         山椒の実
  49.灯台の無人久しき初時雨         利 明
  50.突然に石焼芋の声を聞く         泥 舟
  66.道連れは落ち葉踏む音貉坂        しょうく
  70.敗荷や不忍池畔に古物商         麦 秋
  71.敗荷や水面に映すモノレ-ル       panapana
  73.逝く秋の艫綱きしむ船留         山椒の実
  80.老の顔若きの顔も笑む小春        そよかぜ
無点句
  02.秋晴の御幸の輿に手を合はす
  04.案内され雪見障子の客間かな
  05.荒れ庭にほっとひと息石蕗の花
  09.色葉散り話の接ぎ穂つながれて
  10.末枯の池に一直線の水尾
  13.近江路の二合半酒や残る秋
  16.「柿食へば」つい諳んずる柿の里
  17.語り合ふ時間たつぷり小春空
  19.神の留守枯れ葉ちり散り神楽舞い
  21.来し方は悔恨の道落葉踏む
  22.銀行の窓口に灯や暮早し
  26.公園のジャングルジムや返り花
  27.木枯やイージス艦に人の影
  28.木枯や終夜眠れぬままに居る
  30.コスモスの風にもつるる宮居址
  31.小春日に誘われ歩く京の町
  32.小春日や鴨も川面で筆をとり    
  35.爽やかや裾ひるがえす緋の袴
  37.子規の句碑囲む古刹に秋惜しむ
  38.助手席の寝息となれる小春かな
  40.城守りし瀬音湧き立つ霧の中
  41.新スニーカー一走りして露しとど
  45.大発生蝗の群れに戰けり
  46.丹波路や淑気をはらみ山眠る
  51.飛び石の歩幅大きく水の澄む
  52.酉の市賑わいいずこ鷲宮社
  53.名の寺の菩提子ひとつ掌
  54.眠る子の掌に零れおつ木の実かな
  58.初冬の啓龕に聴く法話かな
  64.ほのぼのと頑固な屋敷石蕗のはな
  65.未熟児に着物の重さ七五三
  67.未練気に立冬雀田に四五羽
  68.木犀の香り漂ふ車内かな
  69.モネ展や列なす上野小春かな
  72.夕空に日射しを受けし鰯雲
  78.読まれざる本堆く文化の日

評点につきまして間違いがありましたら、お早めにお申し出ください。

選者(敬称略)

泥 舟 麦 秋 TOTORO 山椒の実 しんい そよかぜ しょうく panapana secchan さんせん Tiger77 苦 瓜 利 明 方 舟 俊 雪 昇 峰  
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1
11ページ
16
昇峰さん
2015.11.14 21:26
特選
63.棒稲架の海に傾く千枚田
秀句
43.千年を笑みし石仏初時雨
47.塵のなき都大路や神送る
48.蹲踞の石の隙間や石蕗の花
61.噴煙の棚引くままに冬に入る
73.逝く秋の艫綱きしむ船留
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15
俊雪さん
2015.11.14 10:49
特選08.一両の電車が分ける稲穂波

秀作11.延暦寺濃き冬靄に包まれて
  18.神の留守出雲の城は国宝に
  23.金髪の親子も和服七五三
  33.小春日や天女脱ぎしか雲ひとつ
  39.白銀の風が流れるすすき原
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14
方舟さん
2015.11.14 10:37
特選
61・噴煙の棚引くままに冬に入る
秀句
08・一両の電車が分ける稲穂波
39・白銀の風が流れるすすき原
57・芭蕉忌やそぼふる雨の御堂筋
74・行く秋や小貝を拾ふ九十九里
76・夭夭の絵画身に入む無言館
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13
利明さん
2015.11.14 10:26
特選
74.行く秋や小貝を拾ふ九十九里
秀句
06.一山に響く魚版や冬に入る
14.落葉して空ひろげたる雑木山
48.蹲踞の石の隙間や石蕗の花
55.能管の一際高く文化の日
66.道連れは落葉踏む音貉坂
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12
苦瓜さん
2015.11.14 8:53
特選。43
秀句。29・50・55・62・77
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11
Tiger 6さん
2015.11.13 21:00
特選
39.白銀の風が流れるすすき原
秀句
08.一輌の電車が分ける稲穂波
14.落葉して空ひろげたる雑木山
44.象の子も三歳にして七五三
71.敗荷や水面に映すモノレ-ル
74.行く秋や小貝を拾ふ九十九里
0人がいいねと言っています
10
さんせんさん
2015.11.13 20:14
特選
59.母も子も慣れぬ和服や七五三
秀句
01.秋うらら右手が真似る思惟仏
03.朝焼けの鳥居寂しい神無月
06.一山に響く魚板や冬に入る
14.落葉して空ひろげたる雑木山
24.口ごもる次のひとこと花八手
0人がいいねと言っています
9
secchanさん
2015.11.13 19:56
特選 43
秀句 36 ・49・56・62・75
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8
panapanaさん
2015.11.13 13:35
特選 18.
秀句 11.15..57.70.80.
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7
しょうくさん
2015.11.12 19:29
しょうく選

 特選 61.噴煙の棚引くままに冬に入る
 秀句 07.一面のすすき野原の暮れ残る
    20.菊日和老の一日の無事終わる
    43.千年を笑みし石仏初時雨
    55.能管の一際髙く文化の日
    74.行く秋や小貝を拾ふ九十九里
0人がいいねと言っています
6
そよかぜさん
2015.11.12 19:09
そよかぜ選
特選
43.千年を笑みし石仏初時雨
秀作
14.落葉して空ひろげたる雑木山
24.口ごもる次のひとこと花八手
25.雲奔る三十六峰初しぐれ
42.芒活け旅を結ぶや芭蕉井戸
60.ふるさとの村名かなに暮の秋
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5
削除されました。
4
山椒の実さん
2015.11.12 13:45
特選
55.能管の一際髙く文化の日

秀句
14.落葉して空ひろげたる雑木山
63.棒稲架の海に傾く千枚田
75.行く秋や古色深めし飛鳥仏
77.羊腸の濡れて色増す冬紅葉
79.落日の雲はむらさき神無月
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3
TOTOROさん
2015.11.12 10:39
特選 43.千年を笑みし石仏初時雨

秀句
07.一面のすすき野原の暮れ残る
25.雲奔る三十六峰初しぐれ
55.能管の一際髙く文化の日
74.行く秋や小貝を拾ふ九十九里
79.落日の雲はむらさき神無月
0人がいいねと言っています
2
麦秋さん
2015.11.12 1:12
特選
74
秀句
08、24、34、56、60
0人がいいねと言っています
1
泥舟さん
2015.11.11 14:15
特選
06 一山に響く魚板や冬に入る
秀句
60 ふるさとの村名かなに暮の秋
63 棒稲架の海に傾く千枚田
74 行く秋や小貝を拾ふ九十九里
77 羊腸の濡れて色増す冬紅葉
79 落日の雲はむらさき神無月
0人がいいねと言っています
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