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サークル句会

279.12月サークル句会①(11/26~12/10)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2019.12.8
十二月前半のサークル句会の選句結果です。一席は、昭子さんの「根深汁」句で6点句、二席は、昇峰の「藪巻」句で5点句、三席は、しょうくさんの「そぞろ寒」句の4点句でした。ブログ「歳時記の窓」を再開しましたので、是非ご利用ください。来年もよろしくお願い申し上げます。

一席 6点句(◎◎◎◎◎○)
  18.偕老のつましき膳や根深汁           昭 子
二席 5点句(◎◎◎○○)
  98.藪巻や大字といふ十数戸            昇 峰
三席 4点句(◎◎◎○)
  30.口閉ざすも意見の一つそぞろ寒         しょうく

4点句(◎◎○○)
  58.煤逃げや碁盤に背中丸めたり          翔 行
   (◎◎○○)
  72.土壁の匂う廃屋青木の実            山椒の香
   (○○○○)
  53.しどけなき猫を片へに日向ぼこ         方 舟
3点句(◎◎◎)
  39.今年また減りし宛先賀状書く          昇 峰
   (◎◎○)
  11.餌台の水入れ今朝の初氷            方 舟
  27.木守や村に一つの診療所            昭 子
  31.愚痴ひとつ聞いては流すおでん酒        panapana
  52.七並べ飽きて婆抜き置炬燵           苦 瓜
   (◎○○)
  66.篁の日差し和らか笹鳴けり           山椒の香
  68.長老の炉端話や湯治宿             昭 子
2点句(◎○)
  12.老いの身に媚薬めきたり茸汁          しょうく
  55.三味の音の聞こゆ路地裏冬ぬくし        山椒の香
  109.綿虫の幽けき影の重さかな           昇 峰
   (○○)
  42.今生も他生もひとつ散紅葉           昭 子
  83.冬あたたかお国ことばの同窓会         山椒の香
  88.冬晴や高々と聞く鳶の笛            孤 山
  106.吉野への旅の思ひで葛湯溶く          方 舟
1点句(◎)
  03.熱燗や胸襟開く友の居て            孤 山
  07.一次会終れば焼き芋掌に熱し          麦 秋
  21.粕汁を温め治して留守居かな          苦 瓜
  23.枯れ葉より進む蚯蚓のゆるやかに        麦 秋
  51.ししおどし響く茶寮の花八つ手         さんせん
  61.雑炊にいよいよ熱き国家論           昇 峰
  81.野仏へ供ふ朴葉に盛る木の実          方 舟
  92.街騒を素知らぬ顔で日向ぼこ          孤 山
  95.迷路めくガラスの街や木の葉舞ひ        利 明
  99.夕鐘や言葉少なく焚火の輪           昭 子
   (○)
  02.朝霧や妻籠宿の大吊橋             panapana
  17.親馬に仔馬すり寄る虎落笛           panapana
  19.懐炉背に貼り付くシャツや脱衣籠        利 明
  33.栗飯を病ひの妻と分かちけり          麦 秋
  44.笹鳴や熊野古道へ道しるべ           山椒の香
  45.笹鳴や耳の大きな羅漢さん           山椒の香
  48.寒い夕湖畔に映える富士の影          panapana
  57.神水の喉越しやさし冬の朝           利 明
  60.雪舟の墨の擦れや枯蓮             昭 子
  62.雑炊や荒海を背の漁師宿            昇 峰
  63.雑炊や女将たすきの箸捌き           昇 峰
  70.つくばひの水面を隠す落葉かな         さんせん
  73.筑波背に畝美しき冬菜畑            昇 峰
  85.冬立つや越の家居の高梯子           利 明
無点句
  01.握手して笑顔で応ふ冬ぬくし
  04.居酒屋の亭主自慢の粕の汁
  05.石階段を登りつめたる小春かな
  06.医者へ行く道筋高く雁渡し
  08.銀杏落ち葉浴びたじろがず乙女像
  09.失ひし友を思ひて冬隣
  10.薄氷に朽葉の溜まる淀瀬かな
  13.黄金に変貌銀杏並木路 
  14.奥多摩の名知らぬ小滝朴落ち葉
  15.幼子の常備薬めく葛湯かな
  16.落ち葉踏む柔らか朝の歩みかな
  20粕汁を熱く煮立てて鰤も入れ
  22.片時雨蛇の目傘行く京祇園
  24.カレンダーの淋しくなりぬ十二月
  25.川涸れて橋桁に立つ風の音
  26.寒稽古竹刀の響き空駆ける
  28.金印の島へ渡船や鵙猛る
  29.空港の歩く歩道や年の暮
  32.クリスマスツリー舞う食卓子の成長
  34.暮れ早く循環バスのライト点く
  35.結界に漏るる木洩れ日青木の実
  36.木枯やこの頃多き逆走車
  37.木枯や立ち向かふごと大鳥居
  38.今年こそ年末ジャンボ当てるぞと
  40.五能線熟女かしまし年の暮れ
  41.小春日や憩ふ二人の長ベンチ
  43.歳時記の頁を繰るや年詰まる
  46.山茶花の散り敷くままに思惟の庭
  47.山茶花や白き花びら昼の月
  49.散策に枯れ葉踏むも心地よし
  50.時雨虹消えて空虚の残りけり
  54.しなやかにスマホを繰るや木の葉髪
  56.朱に染まるメタセコイアの並木道
  59.炭爆ぜるいよよ闇濃く小家かな
  64.そぞろ歩き誘い菊の香菊の色
  65.そぞろ歩の木の葉とりどり冬景色
  67.滝涸れてますます高き巖の壁
  69.杖ついて朝の散策冬隣
  71.蹲やすずめ思案の初氷
  74.出窓にはポインセチアや北野坂
  75.天領の白壁髙し青木の実
  76.棟梁の声に尖りや暮早し
  77.年の瀬や気持忙しく窓を拭く
  78.年用意番ひのニポポ埃とる
  79.鍋囲み心を溶かすおでん酒 
  80.野仏の供花挿す瓶の凍りつく
  82.初場所に賜杯懐く夢を懸け
  84.富士見坂昇りつめたる柚の花
  86.冬の旅通過列車の影速し
  87.冬はじめラフに隠れし球ひとつ
  90.堀炬燵幼女も交え七並べ
  91.薪の香や湯気も馳走ぞ菜雑炊
  93.満員の電車軋むや年の暮
  94.短日の扁額ひかる仁王門
  96.喪中便届いて感ず年恰好
  97.焼き芋屋いつもの路地に来るころか
  100.湯豆腐の右往左往や鍋たぎる
  101.湯豆腐や何ぞ足らざる盃一つ
  102.夢多き人生航路年惜しむ
  103.揺り椅子の入眠リズム冬うらら
  104.横川の峠の釜めし落ち葉舞ふ
  105.与謝海に小舟をちこち小春凪
  107.流木を川原に焚いて鮭釣師
  108.綿虫に付きまとはれて父祖の墓

なお、文字の欠落等がありましたら、お知らせください。

選句済(敬称略)
孤 山 麦 秋 翔 行 利 明 苦 瓜 昭 子 panapana 山椒の香 しょうく 方 舟 Tiger6 さんせん 昇 峰
書き込み
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1
11ページ
14
昇峰さん
2019.12.16 15:06
11.餌台の水入れ今朝の初氷
初氷のする寒い朝を迎えて餌台の手入れをしながら野鳥を見守る作者の優しい視線を感じる。
18.偕老のつましき膳や根深汁
根深汁は葱だけを具にする簡素なみそ汁、普段からの慎ましい暮しと穏やかな日々を過ごす老夫婦の姿が好ましい。
27.木守や村に一つの診療所
木守りは来年の豊作を祈るまじない、「村に一つの」は俳句によく使われるフレーズだが、これはこれで良いと思う。
30.口閉ざすも意見の一つそぞろ寒
黙認と言う言葉がある。反抗している風にも考えられるが、ここではどっちだろうか。
55.三味の音の聞こゆ路地裏冬ぬくし
「三味の音の聞こゆ路地裏」はありきたりのフレーズ。「冬ぬくし」の斡旋が良かった。「聞こゆ」は終止形なので注意したい。
58.煤逃げや碁盤に背中丸めたり
背中を丸めている表現が煤逃げにぴったりはまった。
66.篁の日差し和らか笹鳴けり
竹藪を抜けてくる柔らかい日差しに笹鳴きが良く響きあっている。
72.土壁の匂う廃屋青木の実 
「青木の実」はどちらかといえば地味な季語なので、廃屋にぴったり嵌った。「廃屋」「廃寺」「廃線」「廃駅」は俳人な大好きな言葉で、陳腐化しているので注意が必要だ。
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13
さんせんさん
2019.12.16 14:30
さんせん選

 03.熱燗や胸襟開く友の居て
   友の相談事を熱燗を酌み交わしながら聞いている姿が目に浮かぶ一句。
 12.老いの身に媚薬めきたり茸汁
   温かいきのこ汁は老いの身にとっては何よりの薬。
 18.偕老のつましき膳や根深汁
   老夫婦の慎ましい様子が良く描かれている。
 31.愚痴ひとつ聞いては流すおでん酒
   赤のれんでの一こま。
 39.今年また減りし宛先賀状書く
   現実に身がつまされる。
 52.七並べ飽きて婆抜き置炬燵
   孫たちを交えての一家団欒の楽しい様子が浮かんでくる良句。
 72.土壁の匂う廃屋青木の実
   むきだしの土壁の残る廃屋に靑木の実の深紅が目映い、写生の利いた一句。
 89.本物より大き鼠の賀状書く
   来年の干支はネズミ、思い切り大きな鼠の絵に年賀をしたためた。
 98.藪巻や大字といふ十数戸
   藪巻(やぶまき)が季語。むしろ等を巻いて木々の雪折れを防ぐの意。寒村の必死の知恵が目に   浮かぶ良句。
 

   
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12
Tiger 6さん
2019.12.16 9:07
特撰
31.愚痴ひとつ聞いては流すおでん酒
  そんな体験有りますね。
入選
48.寒い夕湖畔に映える富士の影
53.しどけなき猫を片へに日向ぼこ
68.長老の炉端話や湯治宿
83.冬あたたかお国ことばの同窓会
109.綿虫の幽けき影の重さかな
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11
方舟さん
2019.12.15 20:27
07・一次会終われば焼き芋掌に熱し
 二次会の会場へ移動する合間に小腹が空いて。
18・偕老のつましき膳や根深汁
 田舎から届いた深谷、下仁田の葱結構贅沢です。
21・粕汁を温め治して留守居かな
 粕汁をチンして食べてね、と言って古女房は出かけました。
30・口閉ざすも意見の一つそぞろ寒
 先輩の無言に忖度しなければならない。
39・今年また減りし宛先賀状書く
 例年と違い、本人の訃報が届いたり、賀状の宛先減るばかり!
61・雑炊にいよいよ熱き国家論
 ふぐ鍋で呑むのも程々に雑炊になったが、国家を論じる彼の癖、幾つになっても変わらない。
92・街騒を素知らぬ顔で日向ぼこ
 歳末となり、騷がしい商店街の様子に知らん顔して悟りきったように日向ぼこ。
98・薮卷きや大字といふ十数戸
 雪折れを防ぐ庭の樹々、市町村合併で併合された十数戸は市内を離れて大字のまゝ。
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10
しょうくさん
2019.12.15 18:48
しょうく選

   11.餌台の水入れ今朝の初氷
     野鳥を呼び寄せるエサ台の水入れに、氷が張った、ああ初氷。
   23.枯れ葉より進む蚯蚓のゆるやかに
     気温が下がってきて動作の鈍くなった蜥蜴、あれ、枯葉が揺れる降り大分遅いそんな発見
   27.木守や村に一つの診療所
     木守りの柿が一つかぜにゆれた、ああ、村の診療所も一つだけだな、そんな感慨がわいた。
   39.今年また減りし宛先賀状書く
     私のこんな感慨を覚えた・・・・。
   58.煤逃げや碁盤に背中丸めたり
     暮れの掃除から逃れ,碁敵との時間、時々あります。
   81.野仏へ供ふ朴葉に盛る木の実
     峠道のお地蔵さん、こんな風景同感しますね。
   95.迷路めくガラスの街や木の葉舞ひ
     ガラス張りばかりの街角、皆同じように見える、其処に、街路樹の落ち葉が舞い降りた。
   99.夕鐘や言葉少なく焚火の輪 
     夕暮れが近い、焚火の始末も言葉少なく急いだ・・・。

   
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9
山椒の香さん
2019.12.14 16:42
特選
30.口閉ざすも意見の一つそぞろ寒
  日頃饒舌なご意見番が、今日は口にチャック。なにか重大な会議と想像できます。

入選
02.朝霧や妻籠宿の大吊橋
31.愚痴ひとつ聞いては流すおでん酒
52.七並べ飽きて婆抜き置炬燵
53.しどけなき猫を片へに日向ぼこ
58.煤逃げや碁盤に背中丸めたり
0人がいいねと言っています
8
panapanaさん
2019.12.13 20:08
特選 52.七並べ飽きて婆抜き置炬燵
    炬燵に入りいろいろと楽しい
    雰囲気が出ています。

入選 12. 19. 27. 73. 106.
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7
削除されました。
6
昭子さん
2019.12.13 19:58
特選
109.綿虫の幽けき影の重さかな
綿虫が綿埃ではなく虫だと知ったのはそれほど昔ではない。風に乗ってというより流されていく小さな命、、、それを「重い」と見た詠み手の感性に共感を覚えた。
秀句
44.笹鳴や熊野古道へ道しるべ
57.神水の喉越しやさし冬の朝
58.煤逃げや碁盤に背中丸めたり
85.冬立つや越の家居の高梯子
98.藪巻や大字といふ十数戸
0人がいいねと言っています
5
苦瓜さん
2019.12.13 14:48
特撰。51
秀句。11.17.33.45.66
0人がいいねと言っています
4
利明さん
2019.12.13 12:15
特選
98.藪巻や大字といふ十数戸
  過疎が叫ばれて久しい十数戸の村だが、村人は家居の松や槇に菰巻を施してしっかりと守り継いでいるそんな逞しい村人の心意気の伝わる句。

入選
42.今生も他生もひとつ散紅葉
53.しどけなき猫を片へに日向ぼこ
60.雪舟の墨の擦れや枯蓮
66.篁の日差し和らか笹鳴けり
88.冬晴や高々と聞く鳶の笛
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3
翔行さん
2019.12.13 10:29
特選
18 偕老のつましき膳や根深汁  
   老夫婦の楽し気な姿が目に浮かぶ。
入選
55 三味の音の聞こゆ路地裏冬ぬくし
63 雑炊や女将たすきの箸捌き
68 長老の炉端話や湯治客
72 土壁の匂ふ廃屋青木の実
106 吉野への旅の思い出葛湯溶く
0人がいいねと言っています
2
麦秋さん
2019.12.12 15:15
特選
18.偕老のつましき膳や根深汁
気持ち良く分かります。

秀句
42.今生も他生もひとつ散紅葉
53.しどけなき猫を片へに日向ぼこ
72.土壁の匂う廃屋青木の実
83.冬あたたかお国ことばの同窓会 
88.冬晴や高々と聞く鳶の笛
0人がいいねと言っています
1
孤山さん
2019.12.12 13:50
特選
68 長老の炉端話や湯治宿
   山深い湯治宿の夜の団欒が目に浮かぶ
入選
18 偕老のつましき膳や根深汁
30 口閉ざすも意見の一つそぞろ寒
62 雑炊や荒海を背の漁師宿
70 つくばひの水面を隠す落葉かな
98 藪巻や大字といふ十数戸
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