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翻訳本

みはまさん
トピック作成者:みはま さん
2015.11.10
翻訳された本の紹介のトピックスです
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1
11ページ
6
夕陽さん
2016.12.12 12:04
「何度でも、おかえりを言おう」
ポプラ社 バルバラ・コンスタンティーヌ著
2015年刊

昨夜やっと読み終わった。
私にはめずらしく、電子版がなく、単行本である。
新聞の書評を読んだ時から、読もうと決めた。

やさしい、心あたたまる小説である。
世の中のすべての人に読んでもらいたいと思う。

一応、70代の男性が主人公か。
妻を亡くして一人暮らしである。

あるとき、少し離れた隣家の60代の女性宅の家屋が壊れているのに気付く。

雨漏りがする。
一人で住んでいるにもかかわらず、
住人の女性は、家の修繕をしない・できない。

住むには支障があると男性は判断する。

そして、女性に声をかける。

彼らの居住地は田舎である。

かつて男性が家族と暮らしていたままの住宅には個室がたくさんある。
そこに移って来ないか。

女性は移り住む。

それを皮切りに、彼の周囲ではいろいろ問題な人物が出てくる。
問題といっても、本人に問題があるのではなく、妻を亡くしたり、
貧しくて、アパートを出なくてはいけない女学生や生活苦の男子学生、生活もおぼつかない老姉妹たち。

彼は、最初は、彼らの苦境を見て声をかけた。
「空いている部屋があるからこちらに来ないか。生活費は、あなたができることをしてくれたらいい、農作業の人手も欲しいのでね」

病気になった老女には、行き場のない看護女学生が対応する。

農作業は、農学校に通う男子生徒が、勉強を兼ねて移り住む。

そして最後がなんとも良い。
思いがけないハプニング。

読んでいる間は、ゆっくりと描写が進み、暇暇に読んでも流れは読み取れる。退屈なぐらいだ。

しかし、次第に、この本が何を描いているか分かってくる。

読み終わって、ほのぼのとした気分になる。

誰にでもできることはある。
誰にでもできないことはある。

お金がなければ、自分の技能や心を差し出せばよい。

自分が不得意なことを得意な人がいる。

そして、たった1人で暮らしていた男性の家は、
いつしか老若男女が自立と相互扶助で暮す家となる。

世の中が、国中でも、こういうことはいえるだろう。

大切なこと。
それは、できないことがあっても嘆かないこと。
ただ、差し伸べられた人の手を受け止めること。
そんな気持ちさえあればしあわせに生きていける。

そんな気持ちになった本でした。
世界的ベストセラーというのも頷ける。

この本に巡り会えたことをしあわせに思う。
みはま 1人がいいねと言っています
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3
みはまさん
2015.11.24 13:16
「天国で、また会おう」  ピエール・ルメトール 早川書房
第一次大戦終了間際から話は始まる。登場人物を詳細に書きつくしている。
フランスで数々の文学賞を獲得した作品である。
電子本で、購入した。読み終えたときに、また投稿したい。
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2
みはまさん
2015.11.10 12:38
赤毛のアン  モンゴメリ 村岡花子訳 新潮文庫
孤児だったアンは、老兄妹に引き取られる。
愛に飢えたアンは美しいエドワード島で沢山の人たちの愛情の中ですくすくと成長していく。
なんど読んでも感動する
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