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歳時記の窓

2034.余寒

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2020.2.4
【余寒】
鎌倉を驚かしたる余寒かな         高浜虚子
遠きほど家寄り合へる余寒かな       廣瀬直人
世を恋うて人を恐るゝ余寒かな       村上鬼城
干柿のなまなかあまき余寒かな       久保田万太郎
水に落ちし椿の氷る余寒かな        几 董
関守の火鉢小さき余寒かな         蕪 村
魚市に魚の少なき余寒かな         正岡子規
白き手が開ける余寒の障子かな       五所平之助
鋼灼くにほひ余寒の鉄工所         松本照子
ひなどりの羽根ととのはぬ余寒かな     室生犀星
残寒やこの俺がこの俺が癌         江国 滋
店しめて余寒の軒の灯が並ぶ        佐藤紅緑

次回の兼題は、「下萌」です。
書き込み
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昇峰さん
2020.2.5 9:52
薄皮を剥ぐやに過ごす余寒かな
ひとり居の押し寄せてくる余寒かな
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孤山さん
2020.2.4 19:26
地下鉄の駅に降り立ち余寒かな
神棚に点す灯明余寒なほ
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