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歳時記の窓

419.先週の俳句(03/02~03/06)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2020.3.7
01.山葵田の堰をあふるる沢の水
02.水音は自ずから詩に花山葵
03.山葵田の水滔々と流れけり
04.山葵田に風の音聞く夕べかな
05.春灯や歳時記を繰る白き指
06.正座して茶を喫するや春灯
07.春灯に浮かぶあぎとのかげりかな
08.紐引いて点くに間のある春灯し
09.古里は列島の中程鳥曇
10.遡上するぽんぽん船や鳥曇
11.故郷に多き似た顔鳥曇
12.鍵の手に曲がる街筋鳥曇
13.芽柳の一つ一つに風の色
14.水よりも風に親しき柳の芽
15.街騒を遠くに聞くや柳の芽
16.しなやかに風と遊ぶや柳の芽
17.春興や社に対の獅子頭
18.春興に紛れ込んだるチンドン屋
19.春興や砂場遊びの子の笑顔
20.春興や電車の停まる無人駅

月曜日の兼題は、「浅蜊」です。
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昇峰さん
2020.3.8 17:05
06.正座して茶を喫するや春灯
15.街騒を遠くに聞くや柳の芽
16.しなやかに風と遊ぶや柳の芽

切れ字の体言+「や」は「間投助詞」ですが、用言の連体形+「や」は「係助詞」で、疑問や問いかけ、反語としての使い方になります。私もたまに使うことがありますが、切れ字として使うときは留意したいと思っています。「や」を使わずに、下五の季語の前で切る方法としては、用言を終止形にして切るやり方もあります。

06.正座して茶を啜りをり/春灯⇔正座して啜りゐる茶や/春灯
15.街騒を遠く聞くゐる/柳の芽
16.しなやかに風と遊べり/柳の芽
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孤山さん
2020.3.7 14:27
山葵田の堰をあふるる沢の水

山葵を育てる為に必要な清流の滔々と流れる情景が「あふるる」で目に浮かぶ


鍵の手に曲がる街筋鳥曇

こじんまりとした古き良き城下町の風情を思う。季語の斡旋も良いと思う
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