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歳時記の窓

2055.朧

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2020.3.10
【朧】
辛崎の松は花より朧にて         芭 蕉
あけし木戸閉めておぼろにもどしけり   久保田万太郎
朱の鳥居千本くぐる朧かな        老川敏彦
朧夜の蛇屋の前を通りける        山口青邨
足元に潮の満ち来て海おぼろ       斉藤葉子
見送りし朧々の後ろ影          高浜虚子
ふと迷ふ来馴れし辻もおぼろなり     水原秋桜子
おぼろ夜を来てたしかむる己が顔     高橋悦男
辛崎の朧いくつぞ与謝の海        蕪 村
貝こきと噛めば朧の安房の国       飯田龍太
傾きて裾濃のおぼろ石舞台        倉橋羊村
朧夜に肋叩けば鳴りにけり        岡井省二

明日の兼題は、「山桜」です。
書き込み
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昇峰さん
2020.3.14 19:53
草おぼろ村の外れの馬頭尊
国引きの磯を打つ波浜朧
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孤山さん
2020.3.10 14:04
終着の一両電車朧かな
宿下駄で踏み締めてゆく朧かな
0人がいいねと言っています
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