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歳時記の窓

421.今週の俳句(03/16~03/20)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2020.3.21
01.蛤のぐらりと傾ぐ網の上
02.蛤の大き吐息や富山湾
03.ぐつぐつと蛤鍋や漁師小屋
04.蛤の鎮座まします網の上
05.鶯餅後を濁して立ちにけり
06.砂町銀座に幟はためく鶯餅
07.鶯餅一息入れる雨の午後
08.到来の鶯餅や茶を啜る
09.風光る潮目で変はる海の色
10.追い込み馬一気に差して風光る
11.教会のステンドグラス風光る
12.船縁を叩く水音風光る
13.夕映えにいよよ華やぐ桜かな
14.外堀にさざ波立つや夕桜
15.桜咲く曙の空恍惚と
16.瞼にまだとどまりし桜かな
17.囀りを聞きつつ向かふ音楽堂
18.囀や八百坊の坊舎址
19.囀や遠山並はセピア色
20.蒼天に雲一つ無し囀れり
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昇峰さん
2020.3.24 9:47
11.教会のステンドグラス風光る
12.船縁を叩く水音風光る

「風光る」の「風」は、わかりやすく言えば、「春の光景」。御句は季語の本意をしっかりと受け止めて春らしい光景をとらえています。「船べりを叩く水音」は良い措辞ですね。
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孤山さん
2020.3.21 15:26
09 風光る潮目で変はる海の色

   海の色が潮目で変わると、捉えられたところが素晴らしい。
   「風光る」の季語の斡旋も効いていると思います。勉強になりました
0人がいいねと言っています
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