182.11月サークル句会②(11/11~11/25)
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トピック作成者:昇峰 さん2015.11.22
十一月後半のサークル句会の選句結果です。今回の一席は、夢追人さんの「冬の月」句の10点句、二席は、さんせんさんの「枯尾花」句の8点句、三席は、利明さんの「落葉」句の6点句でした。上位三句は俳句でしかできない17音の表現が絶妙で、単なる景色の説明から詩へと見事に昇華して、多くの共感を得られました。いよいよ歳末ですね。次回もよろしくお願い申し上げます。
一席 10点句(◎◎◎〇〇〇〇〇〇〇)
10.落人の村浮き彫りに冬の月 夢追人
二席 8点句(◎◎〇〇〇〇〇〇)
77.山の端の陽ざし束ねて枯尾花 さんせん
三席 6点句(◎◎〇〇〇〇)
28.光陰のまた加速せる落葉かな 利 明
5点句(◎◎〇〇〇)
68.触れ太鼓博多に響き冬に入る 方 舟
4点句(◎〇〇〇)
36.古民家の目貼り残りし茶の間かな panapana
(〇〇〇〇)
33.小春日や開け広げたる座禅堂 さんせん
43.城址に鬨の声聞く冬紅葉 苦 瓜
3点句(◎〇〇)
04.一葉忌本郷菊坂手押し井戸 麦 秋
30.極月の終着駅は始発駅 泥 舟
(〇〇〇)
37.小屋掛けの浄瑠璃芝居着ぶくれて TOTORO
56.訪う人も便りもなき日冬に入る そよかぜ
65.晩学や二階の小部屋目貼して 昇 峰
2点句(◎〇)
48.竜飛崎空の広がり鷲の影 panapana
70.実柘榴や絵馬に子安の鬼子母神 利 明
75.目貼して座敷わらしの居る屋敷 麦 秋
(〇〇)
13.回廊の連子に覗く照紅葉 さんせん
15.画仙紙の筆書きにほふ小春かな さんせん
17.枯木宿朝は玉子のかけ御飯 山椒の実
20.胸襟を開く朋友おでん鍋 TOTORO
24.九度山に世事を逃れて柿簾 苦 瓜
27.県境は橋の真中や鵙猛る 利 明
45.石塔の隙間を埋めて松落葉 さんせん
52.追憶の名曲喫茶秋深む 俊 雪
80.裸婦像に触るる木の葉の音かすか 泥 舟
1点句(◎)
06.威風かな白鷺城の空高く そよかぜ
(〇)
03.朝寒や金色滲む水平線 俊 雪
07.叡山より淡海をわたる時雨雲 方 舟
08.黄金の落葉に埋もる御堂筋 secchan
12.おでん酒言わずものがをもらしけり 夢追人
14.柿剥きてまた柿剥きて日暮るるまで 利 明
18.北の宿目貼りの窓に朝日射す secchan
34.小春日や縁側の猫揺り起こす secchan
42.朱の鳥居くぐる大綿天へ透く 山椒の実
57.止まり木に今日も馴染の冬帽子 泥 舟
60.走り根の苔ふくらます初時雨 昇 峰
62.初時雨肩を寄せ合う人の波 secchan
63.初霜や石段長き札所道 昇 峰
69.迸る渓流いまし散紅葉 TOTORO
71.三島忌や伊良湖岬に鷹柱 麦 秋
74.目貼して襟裳岬の番屋かな 苦 瓜
無点句
01.ISの黒覆面や北颪
02.あかつきの茶事粲粲と石蕗の花
05.いつもよりあちこち迷う狂ひ花
09.黄金のきらめき貯めて銀杏散る
11.落葉掃くわが家の前は花屋敷
16.カリヨンの音に連ねて散る木の葉
19.絹はこぶ馬子唄はるか枯峠
21.今日もまたいつもの角に焼き芋や
22.巨木みな疲れを見せて冬に入る
23.草紅葉信濃に欠けし道祖神
25.車椅子に寄り添ひ進む秋の宮
26.暮れなずむ鳥羽港照らす十三夜
29.高僧の渉る敷石初時雨
31.極月や所用を足して茶を啜る
32.小流れに映ゆる紅葉と錦鯉
35.五平餅冬の紅葉に酔ふてゐる
38.サッシには目貼り無くても空気孔
39.残菊に残照のあり谷戸の家
40.七曜のひと日は波止へ冬ぬくし
41.死はいつもどこかに忍ぶ枯葉飛ぶ
44.新海苔と大書読みて食を呼ぶ
46.千本の銀杏の中の帰り花
47.竹垣の苔むす庭や石蕗の花
49.渓音の架かる吊橋落葉径
50.短日や黄昏迫る赤ちょうちん
51.短日や迎への児等の先ばしり
53.石蕗の花瓦礫に祈る托鉢僧
54.照るもみじ白鷺城を借景に
55.冬耕の機械追っかけ犬駆ける
58.鍋囲み愚痴をはき出し笑顔来る
59.ぬれ落ち葉の裏参道に蹴躓く
61.走り根の隆々として枯木かな
64.葉の散つて実り見届く柿大樹
66.人のゆく方へ銀杏の落葉散る
67.陽も陰る家主不在や石蕗の花
72.道の辺に薯の転びて佐呂間暮る
73.目貼され行場失ふ小蜘蛛かな
76.モネ展の列に刻過ぐ文化の日
78.山紅葉溢るる人の渡月橋
79.寄鍋や俳句の好きなもの同士
評点につきまして間違いがありましたら、お早めにお申し出ください。
選者(敬称略)
泥 舟 方 舟 そよかぜ 山椒の実 苦 瓜 secchan 利 明 TOTORO しょうく Tiger77 麦 秋 夢追人 俊 雪 さんせん 昇 峰 panapana
一席 10点句(◎◎◎〇〇〇〇〇〇〇)
10.落人の村浮き彫りに冬の月 夢追人
二席 8点句(◎◎〇〇〇〇〇〇)
77.山の端の陽ざし束ねて枯尾花 さんせん
三席 6点句(◎◎〇〇〇〇)
28.光陰のまた加速せる落葉かな 利 明
5点句(◎◎〇〇〇)
68.触れ太鼓博多に響き冬に入る 方 舟
4点句(◎〇〇〇)
36.古民家の目貼り残りし茶の間かな panapana
(〇〇〇〇)
33.小春日や開け広げたる座禅堂 さんせん
43.城址に鬨の声聞く冬紅葉 苦 瓜
3点句(◎〇〇)
04.一葉忌本郷菊坂手押し井戸 麦 秋
30.極月の終着駅は始発駅 泥 舟
(〇〇〇)
37.小屋掛けの浄瑠璃芝居着ぶくれて TOTORO
56.訪う人も便りもなき日冬に入る そよかぜ
65.晩学や二階の小部屋目貼して 昇 峰
2点句(◎〇)
48.竜飛崎空の広がり鷲の影 panapana
70.実柘榴や絵馬に子安の鬼子母神 利 明
75.目貼して座敷わらしの居る屋敷 麦 秋
(〇〇)
13.回廊の連子に覗く照紅葉 さんせん
15.画仙紙の筆書きにほふ小春かな さんせん
17.枯木宿朝は玉子のかけ御飯 山椒の実
20.胸襟を開く朋友おでん鍋 TOTORO
24.九度山に世事を逃れて柿簾 苦 瓜
27.県境は橋の真中や鵙猛る 利 明
45.石塔の隙間を埋めて松落葉 さんせん
52.追憶の名曲喫茶秋深む 俊 雪
80.裸婦像に触るる木の葉の音かすか 泥 舟
1点句(◎)
06.威風かな白鷺城の空高く そよかぜ
(〇)
03.朝寒や金色滲む水平線 俊 雪
07.叡山より淡海をわたる時雨雲 方 舟
08.黄金の落葉に埋もる御堂筋 secchan
12.おでん酒言わずものがをもらしけり 夢追人
14.柿剥きてまた柿剥きて日暮るるまで 利 明
18.北の宿目貼りの窓に朝日射す secchan
34.小春日や縁側の猫揺り起こす secchan
42.朱の鳥居くぐる大綿天へ透く 山椒の実
57.止まり木に今日も馴染の冬帽子 泥 舟
60.走り根の苔ふくらます初時雨 昇 峰
62.初時雨肩を寄せ合う人の波 secchan
63.初霜や石段長き札所道 昇 峰
69.迸る渓流いまし散紅葉 TOTORO
71.三島忌や伊良湖岬に鷹柱 麦 秋
74.目貼して襟裳岬の番屋かな 苦 瓜
無点句
01.ISの黒覆面や北颪
02.あかつきの茶事粲粲と石蕗の花
05.いつもよりあちこち迷う狂ひ花
09.黄金のきらめき貯めて銀杏散る
11.落葉掃くわが家の前は花屋敷
16.カリヨンの音に連ねて散る木の葉
19.絹はこぶ馬子唄はるか枯峠
21.今日もまたいつもの角に焼き芋や
22.巨木みな疲れを見せて冬に入る
23.草紅葉信濃に欠けし道祖神
25.車椅子に寄り添ひ進む秋の宮
26.暮れなずむ鳥羽港照らす十三夜
29.高僧の渉る敷石初時雨
31.極月や所用を足して茶を啜る
32.小流れに映ゆる紅葉と錦鯉
35.五平餅冬の紅葉に酔ふてゐる
38.サッシには目貼り無くても空気孔
39.残菊に残照のあり谷戸の家
40.七曜のひと日は波止へ冬ぬくし
41.死はいつもどこかに忍ぶ枯葉飛ぶ
44.新海苔と大書読みて食を呼ぶ
46.千本の銀杏の中の帰り花
47.竹垣の苔むす庭や石蕗の花
49.渓音の架かる吊橋落葉径
50.短日や黄昏迫る赤ちょうちん
51.短日や迎への児等の先ばしり
53.石蕗の花瓦礫に祈る托鉢僧
54.照るもみじ白鷺城を借景に
55.冬耕の機械追っかけ犬駆ける
58.鍋囲み愚痴をはき出し笑顔来る
59.ぬれ落ち葉の裏参道に蹴躓く
61.走り根の隆々として枯木かな
64.葉の散つて実り見届く柿大樹
66.人のゆく方へ銀杏の落葉散る
67.陽も陰る家主不在や石蕗の花
72.道の辺に薯の転びて佐呂間暮る
73.目貼され行場失ふ小蜘蛛かな
76.モネ展の列に刻過ぐ文化の日
78.山紅葉溢るる人の渡月橋
79.寄鍋や俳句の好きなもの同士
評点につきまして間違いがありましたら、お早めにお申し出ください。
選者(敬称略)
泥 舟 方 舟 そよかぜ 山椒の実 苦 瓜 secchan 利 明 TOTORO しょうく Tiger77 麦 秋 夢追人 俊 雪 さんせん 昇 峰 panapana
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特選
10.落人の村浮き彫りに冬の月
秀作
07.叡山より淡海をわたる時雨雲
18.北の宿目貼りの窓に朝日射す
28.光陰のまた加速せる落葉かな
33.小春日や開け広げたる座禅堂
43.城址に鬨の声聞く冬紅葉
10.落人の村浮き彫りに冬の月
秀作
07.叡山より淡海をわたる時雨雲
18.北の宿目貼りの窓に朝日射す
28.光陰のまた加速せる落葉かな
33.小春日や開け広げたる座禅堂
43.城址に鬨の声聞く冬紅葉
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14
特選
28.光陰のまた加速せる落葉かな
秀句
03.朝寒や金色滲む水平線
17.枯木宿朝は玉子のかけ御飯
37.小屋掛けの浄瑠璃芝居着ぶくれて
65.晩学や二階の小部屋目貼して
69.迸る渓流いまし散紅葉
28.光陰のまた加速せる落葉かな
秀句
03.朝寒や金色滲む水平線
17.枯木宿朝は玉子のかけ御飯
37.小屋掛けの浄瑠璃芝居着ぶくれて
65.晩学や二階の小部屋目貼して
69.迸る渓流いまし散紅葉
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13
俊雪の選句
特選06.威風かな白鷺城の空高く
秀句20.胸襟を開く朋友おでん酒
28.光陰のまた加速せる落葉かな
43.城址に鬨の声聞く冬紅葉
60.走り根の苔ふくらます初時雨
80.裸婦像に触るる木の葉の音かすか
特選06.威風かな白鷺城の空高く
秀句20.胸襟を開く朋友おでん酒
28.光陰のまた加速せる落葉かな
43.城址に鬨の声聞く冬紅葉
60.走り根の苔ふくらます初時雨
80.裸婦像に触るる木の葉の音かすか
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10
特選
30.極月の終着駅は始発駅
秀句
15.画仙紙の筆書きにほふ小春かな
36.古民家の目貼り残りし茶の間かな
48.竜飛崎空の広がり鷲の影
75.目貼して座敷わらしの居る屋敷
80.裸婦像に触るる木の葉の音かすか
30.極月の終着駅は始発駅
秀句
15.画仙紙の筆書きにほふ小春かな
36.古民家の目貼り残りし茶の間かな
48.竜飛崎空の広がり鷲の影
75.目貼して座敷わらしの居る屋敷
80.裸婦像に触るる木の葉の音かすか
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9
しょうく選
特選 36.古民家の目貼り残りし茶の間かな
秀句 14.柿剥きてまた柿剥きて日暮るるまで
33.小春日や開け広げたる座禅堂
45.石塔の隙間を埋めて松落葉
56.訪う人も便りもなき日冬に入る
77.山の端の陽ざし束ねて枯尾花
特選 36.古民家の目貼り残りし茶の間かな
秀句 14.柿剥きてまた柿剥きて日暮るるまで
33.小春日や開け広げたる座禅堂
45.石塔の隙間を埋めて松落葉
56.訪う人も便りもなき日冬に入る
77.山の端の陽ざし束ねて枯尾花
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7
特選
10.落人の村浮き彫りに冬の月
秀句
42.朱の鳥居くぐる大綿天へ透く
65.晩学や二階の小部屋目貼して
68.触れ太鼓博多に響き冬に入る
71.三島忌や伊良湖岬に鷹柱
77.山の端の陽ざし束ねて枯尾花
10.落人の村浮き彫りに冬の月
秀句
42.朱の鳥居くぐる大綿天へ透く
65.晩学や二階の小部屋目貼して
68.触れ太鼓博多に響き冬に入る
71.三島忌や伊良湖岬に鷹柱
77.山の端の陽ざし束ねて枯尾花
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4
特選
04.一葉忌本郷菊坂手押し井戸
秀句
10.落人の村浮き彫りに冬の月
33.小春日や開け広げたる座禅堂
56.訪う人も便りもなき日冬に入る
65.晩学や二階の小部屋目貼して
77.山の端の陽ざし束ねて枯尾花
04.一葉忌本郷菊坂手押し井戸
秀句
10.落人の村浮き彫りに冬の月
33.小春日や開け広げたる座禅堂
56.訪う人も便りもなき日冬に入る
65.晩学や二階の小部屋目貼して
77.山の端の陽ざし束ねて枯尾花
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3
特選
10.落人の村浮き彫りに冬の月
秀句
13.回廊の連子に覗く照紅葉
20.胸襟を開く朋友おでん鍋
27.県境は橋の真中や鵙猛る
33.小春日や開け広げたる座禅堂
77.山の端の陽ざし束ねて枯尾花
10.落人の村浮き彫りに冬の月
秀句
13.回廊の連子に覗く照紅葉
20.胸襟を開く朋友おでん鍋
27.県境は橋の真中や鵙猛る
33.小春日や開け広げたる座禅堂
77.山の端の陽ざし束ねて枯尾花
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2
特選
28・光陰のまた加速せる落葉かな
秀句
10・落人の村浮き彫りに冬の月
43・城址に鬨の声聞く冬紅葉
56・訪う人も便りもなき日冬に入る
74・目貼りして襟裳岬の番屋かな
77・山の端の陽ざし束ねて枯尾花
28・光陰のまた加速せる落葉かな
秀句
10・落人の村浮き彫りに冬の月
43・城址に鬨の声聞く冬紅葉
56・訪う人も便りもなき日冬に入る
74・目貼りして襟裳岬の番屋かな
77・山の端の陽ざし束ねて枯尾花
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1
特選
68 触れ太鼓博多に響き冬に入る
秀句
04 一葉忌本郷菊坂手押し井戸
08 黄金の落葉に埋もる御堂筋
10 落人の村浮彫りに冬の月
13 回廊の連子に覗く照紅葉
36 古民家の目貼り残りし茶の間かな
68 触れ太鼓博多に響き冬に入る
秀句
04 一葉忌本郷菊坂手押し井戸
08 黄金の落葉に埋もる御堂筋
10 落人の村浮彫りに冬の月
13 回廊の連子に覗く照紅葉
36 古民家の目貼り残りし茶の間かな
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