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歳時記の窓

431.今週の俳句(05/25~05/29)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2020.5.31
01.黴拭ひ見直してゐる通信簿
02.黴臭き書屋に探す珍奇本
03.黴の香も値打ちに加へ骨董屋
04.ウイルスのついでに黴も拭はるる
05.夏炉の香まといて手振る小屋主
06.さいたさいた昭和の教科書夏炉端
07.古民家の広間に座る夏炉かな
08.山小屋に灯点るや夏炉焚く
09.目覚めては夏炉にくべる榾一つ
10.小屋泊り夏炉を囲む雑魚寝かな
11.今を生き今を光りて初蛍
12.蛍行く彼方に遠く街明かり
13.美しく闇乱したる蛍かな
14.恋蛍に明滅といふ言葉かな
15.蛍待つ胸のときめき闇深し
16.蛍火やただ呆然と立ち尽くす
17.山間の段々畑走り梅雨
18.登校の子ら追ひかけて走り梅雨
19.破れかけの街のポスター走り梅雨
20.テールライトの並ぶ国道走り梅雨
21.香を淡くアンネの薔薇の花の渦
22.色とりどりの薔薇に囲まれマリア像
23.丹田に力入るるや薔薇を剪る
24.夕間暮れいよよ際立つ白薔薇
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孤山さん
2020.6.1 15:26
09. 目覚めては夏炉にくべる榾一つ
   夜半であろう、目が覚めると火の勢いが衰え寒くなっていたので榾をくべた、
   それだけであるが、何とも言えない味わいがあります。
13. 美しく闇乱したる蛍かな
   夜半の蛍火の乱舞は美しい、「闇を乱した」と捉えているところに感じ入りました。
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