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歳時記の窓

2183.月一切 ①

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2020.9.4
【月】
月天心貧しき町を通りけり       蕪 村
名月を取てくれろと泣く子かな     一 茶
名月や池をめぐりて夜もすがら     芭 蕉
岩鼻やここにも一人月の客       去 来
月早し梢は雨を持ちながら       芭 蕉
子規逝くや十七日の月明に       高浜虚子
盆の月拝みて老妓座につきし      高野素十
待宵や女あるじに女客         蕪 村
十五夜の雲のあそびてかぎりなし    後藤夜半
いざよひや慥にくるる空の色      去 来
居待月はなやぎもなく待ちにけり    石田波郷
宵闇の牛の温みとすれちがふ      細川加賀
後の月雨に終るや足まくら       角川源義
山の蟇二つ露の眼良夜かな       森 澄雄
月の雨ふるだけふると降りにけり    久保田万太郎
笛の音の美しかりし無月かな      高野素十
月光にぶつかつて行く山路かな     渡辺水巴
菊坂をゆるゆると来る月の客      伊藤伊那男
書き込み
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4
panapanaさん
2020.9.5 22:59
天空の城趾を照らす月明かり
天空の山頂目指し月夜かな
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3
昇峰さん
2020.9.5 14:32
滝上に空を残して雨月かな
月天心あかり居並ぶ古書の街
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2
しょうくさん
2020.9.5 9:26
名残惜し朝の残月葛の花
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1
孤山さん
2020.9.5 8:31
うたた寝の醒めて仰ぐや後の月
夕月やしみじみと聞くセレナーデ
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