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歳時記の窓

444.今週の俳句(08/31~09/04)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2020.9.7
01.鹿覗く秘境の宿の露天風呂
02.引き潮の渚に躊躇鹿二頭
03.鳴く鹿の哀れを思ふ夕べかな
04.親しげに擦り寄り来るや鹿の群れ
05.山間に孤を深めゆく鹿の声
06.雄鹿の動かずにゐて隙のなき
07.商品の山に埋もれて夜食とる
08.窓越しのネオンに染まり夜食とる
09.夜食とる独り赴任のテレビ音
10.難問のやうやく解けて夜食とす
11.夜食作る母の気配に目をこする
12.雲水の駈ける境内糸瓜棚
13.風起きてぶらりと揺るる糸瓜かな
14.夕映えや農家の庭の糸瓜棚
15.文机まで余れる日差し糸瓜棚
16.子規庵の糸瓜そろそろ生る頃か
17.釣瓶落し無人駅の郵便局
18.山間の杣道釣瓶落としかな
19.牛の群釣瓶落としの中にかな
20.釣瓶落ししばし山際燃えたたす
21.荒川線つるべ落しの街走る
22.天空の城趾を照らす月明かり
23.天空の山頂目指し月夜かな
24.名残惜し朝の残月葛の花
25.うたた寝の醒めて仰ぐや後の月
26.夕月やしみじみと聞くセレナーデ
27.滝上に空を残して雨月かな
28.月天心あかり居並ぶ古書の街2
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