メニュー
ゲストさん

歳時記の窓

2192.稲架

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2020.9.17
【稲架】
群稲棒(むれぼっち)一揆のごとく雨に佇つ   角川源義
夜の稲架の甘き香を子の寝床まで       細見綾子
新稲架の香のする星を見にゆかむ       千代田葛彦
掛稲のすぐそこにある湯呑かな        波多野爽波
稲かけて天の香具山かくれたり        富安風生
稲高く架けて若狭の海かくす         畠山譲二
くらがりの稲架を見てゐる喪の眼かな     草間時彦
棒稲架の棒が余つてゐたりけり        細川加賀
かはほりのあはれ舞ひいづ稲架の月      水原秋桜子
いま掛けしばかりの稲のうすみどり      宮下翠舟
星空のどこまで匂ふ稲架襖          田中政子
稲運びあきし子稲架にぶらさがる       高野素十
書き込み
 戻る次へ 
1
11ページ
4
孤山さん
2020.9.18 15:41
稲架越しの遠山並や夕入日
稲架掛けて夕日を仰ぐ峡の村
0人がいいねと言っています
3
panapanaさん
2020.9.17 23:24
遠き日の畦道匂ふ稲架高し
0人がいいねと言っています
2
昇峰さん
2020.9.17 15:47
稲架高く風も日差しも攫ふごと
水郷の夜は香の濃き稲架襖
0人がいいねと言っています
1
しょうくさん
2020.9.17 7:54
列はなれ稲架にかくれて一尿(ひとゆばり)
浮き雲の稲架をはなれて一人旅
0人がいいねと言っています
 戻る次へ 
1
11ページ
関連記事

Slownetの公式SNSアカウントをチェック!

ボタンをタップしてフォローしてね!