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歳時記の窓

2199.木の実

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2020.9.28
【木の実】
籠り居て木の実草の実拾はばや       松尾芭蕉
妻の手に木の実のいのちあたたまる     秋元不死男
袂より木の実かなしきときも出づ      中村汀女
山々と共に暮れゆく木の実かな       飯田龍太
木の実のごとき臍もちき死なしめき     森 澄雄
一滴にはじまる山の木の実雨        上田五千石
ころがりぬ木の実とどまるところまで    落合水尾
木の実独楽影を正して回りけり       安住 敦
木の実独楽ややに多感の膝頭        大石悦子
木の実独楽遠く住む子へまはしけり     高橋悦男
つくるよりはや愛憎の木の実独楽      橋本多佳子
美しき木の実なりせば墓に置く       菖蒲あや
よろこべばしきりに落つる木の実かな    富安風生
香取より鹿島はさびし木の実落つ      山口青邨
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昇峰さん
2020.10.1 22:08
木の実落つ露に濡れたる草の上
名も知らぬ木の実いろいろ境内林
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panapanaさん
2020.9.29 21:03
木の実降る出世階段弾みけり
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1
孤山さん
2020.9.29 8:12
夕映えの裏参道や木の実落つ
愛憎の火花を散らす木の実独楽
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