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歳時記の窓

2218.身に入む(秋)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2020.10.23
【身に入む】
野ざらしを心に風のしむ身かな      芭 蕉
身にしむや亡き妻の櫛を閨に踏む     与謝蕪村
身に入むや林の奥に日当りて       岡本 眸
佇めば身にしむ水のひかりかな      久保田万太郎
身に沁みて死にき遺るは謗らるゝ     加藤楸邨
身に入むや隠れ礁より浪ひびく      山口草堂
身に沁みて礁を越ゆる夜の潮       加藤楸邨
ゆふかげの身にしむ花卉のほとりかな   飯田蛇笏
さり気なく聞いて身に入む話かな     富安風生
身にしむや踏絵のマリヤ頬ひかり     岡部六弥太
身にしむや潮の満ち干くことさへも    山崎房子
身にしむや平家の裔の飾太刀       高橋悦男
書き込み
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昇峰さん
2020.10.24 12:06
身に入むや独り暮しの両隣
身に入むや男下駄置く独りの居
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孤山さん
2020.10.24 7:56
身に入むや刻みを止めし古時計
身に入むや灯の消へし観覧車
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