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歳時記の窓

456.今週の俳句(11/23~11/27)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2020.11.29
1. 葉の落ちし欅並木の寒さかな
2. 一人にも馴れ寒さにも馴れにけり
3. 庭先に雀の来ない寒さかな
4. 一人乗るエレベーターの寒さかな
5. ダム望む大吊り橋の寒さかな
6. 猫の毛に嚏とまらぬ漱石忌
7. 漱石忌苦くて飲めぬ熊の肝
8. 漱石忌湯の香漂ふ城下町
9. 新聞のインクの匂ひ漱石忌
10. 檻の鷹鋭き眼向けにけり
11. 渓谷の真澄の空に鷹舞へり
12. 気流てふ目に見えぬもの青鷹
13. 伊良湖岬気流渦巻く鷹の天
14. 酉の市手締めに加はる爺の顔
15. 三の酉むかしのやうには売れぬ凧
16. 拍子木と手拍子に沸く酉の市
17. 押し合ひてしかし柔らか一の酉
18. 夜も更けて熊手を肩の人目立つ
19. 身に沁むる夜風の中の一の酉
20. 冬薔薇香り仄かに女神像
21. 冬薔薇力の限り生くるかな
22. 白妙の山並遥か冬薔薇
23. 重ね合ふ色はかりそめ冬薔薇
24. 渦に巻く日差し離さず冬薔薇
25. 歩み寄れば揺れるをやめて冬の薔薇
26. 冬薔薇のしばし咲きけり散歩道
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