メニュー
ゲストさん

歳時記の窓

2293.朧月

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2021.2.9
【朧月】
朧夜の蛇屋の前を通りける        山口青邨
大原や蝶の出でまふ朧月         内藤丈草
浄瑠璃の阿波の鳴門の朧月        富安風生
月おぼろ野良着のままに湯を貰ふ     佐川広治
くもりたる古鏡の如し朧月        高浜虚子
塩竃を出てゆく禰宜や朧月        野村泊月
朧月露国遠しと思ふとき         飯田龍太
朧三日月吾子の夜髪ぞ潤へる       中村草田男
指貫を足でぬぐ夜や朧月         蕪 村
おぼろ夜のかたまりとしてものおもふ   加藤楸邨
朧夜の消しゴムで消す我が名かな     有馬朗人
木の家に棲み木の机おぼろ月       黒田杏子
書き込み
 戻る次へ 
1
11ページ
3
昇峰さん
2021.2.13 9:54
朧月漆を採りし幹の傷
朧夜の八時に消ゆる酒場の灯
0人がいいねと言っています
2
panapanaさん
2021.2.10 10:53
鳥眠る森の朧夜渓の音
朧月古都にこだます鐘の音
0人がいいねと言っています
1
孤山さん
2021.2.10 8:04
朧月心に沁みる夜想曲
高階のビルの窓辺や朧月
0人がいいねと言っています
 戻る次へ 
1
11ページ
関連記事

Slownetの公式SNSアカウントをチェック!

ボタンをタップしてフォローしてね!