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歳時記の窓

466.今週の俳句(02/08~02/12)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2021.2.14
01.朝採の水菜を洗ふ堰の水
02.ざくざくと水菜を刻む鍋の夕
03.れ立ての水菜洗ふや朝厨
04.自在鉤に吊し頂く水菜鍋
05.朧月漆を採りし幹の傷
06.朧夜の八時に消ゆる酒場の灯
07.鳥眠る森の朧夜渓の音
08.朧月古都にこだます鐘の音
09.朧月心に沁みる夜想曲
10.高階のビルの窓辺や朧月
11.檣頭の鳶の見渡す春の海
12.足あとを波の消し去る春の海
13.湯煙や夕陽煌めく春の海
14.灯台の灯眠たげ春の海
15.波静か夕暮れ間近かの春の海
16.未来へと波ひき寄せて春の海
17.冴返る夜目にも白き雛の貌
18.雲の間の日差し途切れて冴返る
19.郊外のガソリンスタンド冴返る
20.信号は青から赤に冴え返る
21.雲水の朝の座禅や冴返る
22.冴返る五百羅漢の声聞こゆ
23.ふらここの大振り小降りはしやぐ子ら
24.ふらここの軋む音する星の夜
25.腰掛を寄せ合ふ二人夜の鞦韆
26.ふらここの着地四つの水溜り
27.ふらここで出会ふふたりの縁の道
書き込み
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