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歳時記の窓

490.今週の俳句(07/26~07/30)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2021.8.1
1. 月山のなだらかな尾根稲の花
2. 田の神の古りし注連縄稲の花
3. 猫もゆく街の裏みち稲の花
4. 里山の染めなす夕日稲の花
5. 鶏小屋の鶏の鳴く音や稲の花
6. 古里の訛懐かし稲の花
7. 風立ちて匂ひ拡がる稲の花
8. 一湾の観音前を秋燕
9. 一点の翳りなき空燕帰る
10. 虚ろなる帰燕のあとの空と海
11. 海峡に行き交ふ船や秋燕
12. 灯台に別れを告げて秋燕
13. 無人駅使ひこなして秋燕
14. ひつそりと巣のもと離れ帰燕どき
15. 秋暑し昔はありし三等車
16. 金メダル残る暑さを吹き飛ばす
17. 熊除けの鈴の音響く秋暑し
18. 絵手紙で残暑見舞いを送るとせむ 
19. 道場は校舎に離れ秋暑し
20. 海を向く砲台跡や秋暑し
21. 秋暑し手抜きの目立つ厨事
22. 踊り子の闇に溶け行く風の盆
23. 先頭も最後尾もなき踊りの輪
24. 盆おどり河内音頭に騒ぐ民
25. コキリコの踊りに見とれ手拍子す
26. 踊る町の胡弓音哀しおわら節
27. 不器用な手足の捌き盆踊
28. 暗がりを抜けて生き生き踊りの輪
29. とんぼうは空にも止まり木あるやうな
30. 山頂のいよいよ高き秋茜
31. 赤とんぼ止まり直して遠を見る
32. 古沼を縄張りとして鬼やんま
33. 浜風に載せて空往く赤蜻蛉
34. 小さき風川辺にゆるき糸蜻蛉
35. 東京の空軽くする赤とんぼ
書き込み
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