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歳時記の窓

2437.虫②

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2021.8.30
【虫】
一ト跳びにいとどは闇へ帰りけり     中村草田男
蟋蟀が深き地中を覗き込む        山口誓子
鈴虫の瓶と孤老と置かれあり       永井東門居
松虫といふ美しき虫飼はれ        後藤夜半
こときれてなほ邯鄲のうすみどり     富安風生
朝霧の雨となりゆく草ひばり       富岡掬池路
紀の国に闇大きかり鉦叩         森 澄雄
わが胸の骨息づくやきりぎりす      石田波郷
すいつちよの髭ふりて夜のふかむらし   加藤楸邨
がちやがちやや月光掬ふ芝の上      渡辺水巴
はたはたのをりをり飛べる野のひかり   篠田悌二郎
一字や蝗のとべる音ばかり        水原秋櫻子
書き込み
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昇峰さん
2021.9.1 10:01
鈴虫の月に孤を描く髭の先
仕舞湯の浸りてをれば鉦叩
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3
panapanaさん
2021.8.30 22:40
虫すだく硬きベンチに腰をかけ
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2
詩桜里さん
2021.8.30 18:06
朝影に声ふるわせて草雲雀
草原を追い駈けまわる捕虫網
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1
孤山さん
2021.8.30 16:34
生垣は闇に沈むや鉦叩
夕映えの自家菜園やきりぎりす
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