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歳時記の窓

2477.時雨

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2021.10.25
【時雨】
しぐるるや駅に西口東口        安住 敦
水にまだあをぞらのこるしぐれかな   久保田万太郎
鍋物に火のまはり来し時雨かな     鈴木真砂女
しぐるるや海の中まで信濃川      片岡資郎
天地の間にほろと時雨かな       高浜虚子
花も昔月も昔としぐれけり       正岡子規
しぐるるや田の新株の黒むほど     芭 蕉
赤多き加賀友禅にしぐれ来る      細見綾子
しぐるるや目鼻もわかず火吹竹     川端茅舎
時雨雲冷えしたたかに落しゆく     山田みづえ
うしろすがたのしぐれてゆくか     種田山頭火
雲水の通りしあとの時雨かな      伊藤伊那男
しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上      正岡子規
時雨れたるあとの日ざしの移りゐし   後藤夜半
朱唇仏湖北しぐれてゐたりけり     福島 勲
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昇峰さん
2021.10.27 9:26
意外にも明るき山の時雨空
障子しめて時雨の音を聴いてをり
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3
詩桜里さん
2021.10.25 20:37
向こふ山の空に重たき時雨雲
知らぬ間に庭の濡れたる小夜時雨
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2
孤山さん
2021.10.25 19:00
バスを待つ駅前広場しぐれけり
しぐるるや郵便ポストの艶増せり
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1
panapanaさん
2021.10.25 15:43
お好み屋出れば浪速の初時雨
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