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歳時記の窓

503.今週の俳句(10/25~10/29)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2021.10.31
1. 意外にも明るき山の時雨空
2. 障子しめて時雨の音を聴いてをり
3. 向かう山の空に重たき時雨雲
4. 知らぬ間に庭の濡れたる小夜時雨
5. バスを待つ駅前広場しぐれけり
6. しぐるるや郵便ポストの艶増せり
7. お好み屋出れば浪速の初時雨
8. 初冬の巡る寺町津軽富士
9. 駅向かふ人の早足冬はじめ
10. 深々と被る帽子や冬はじめ
11. 日溜りに遊ぶ雀や冬はじめ
12. 砂浜に風吹き募る冬はじめ
13. 初冬の訛りなつかし見舞文
14. 初冬の池に散る葉の筏かな
15. 軍港を見下ろすやうな石蕗の花
16. せせらぎの音に包まれ石蕗の花
17. 石蕗の花 茶室へ続く石だたみ
18. 園庭の風いろほのか石蕗の花
19. 海鳴りを遥かに聞くや石蕗の花
20. 明るさの残る浜辺や石蕗の花
21. 崖下を洗ふ波音石蕗の花
22. 池の巡り群れ咲く石蕗の花明り
23. 神の旅沈む夕陽の旅所
24. 磐座に雲を待たせて神の旅
25. 一面に雲敷く空や神の旅
26. 風紋の砂丘のふしぎ神の旅
27. 月の船漕ぎゆく神の旅立てり
28. 用意する筋斗雲など神の旅
29. 峠路を雲の上より神の旅
30. 山の音そろそろ凩吹くころか
31. 空ゆがめ凩よぎる屋根の上
32. 木枯らしに押されるやうに宅配便
33. 凩やたてがみゆるる野生馬
34. 木枯のすすき靡かすシンフォニー
35. 凩に濁声こぼす夕烏
36. 木枯の去りて笑顔の戻りけり
37. 木枯や息をひそめる庭の木々
書き込み
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