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歳時記の窓

505.今週の俳句(11/08~11/12)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2021.11.14
1. 山茶花や日没際の茜空
2. 山茶花の咲いてすぐにも散る気配
3. 山茶花の蕾みふくらむ児等の声
4. 山茶花の朝のあいさつ垣根越し
5. 山茶花の窓辺に白く月の夜
6. 山茶花や湖のほとりの隠れ宿
7. 山茶花の匂ひかすかや夕間暮
8. 海鳴りの沖より暮れて冬めきぬ
9. 冬めくや防潮堤の波の音
10. 冬めくや気忙しくなる庭仕事
11. 冬めくや山並つとに色を消す
12. 南海の海の青さよ冬めける
13. 街路樹の枝の刈り込み冬めける
14. 冬めくや瀬音にまじる風の音
15. 冬田打つひと鍬ごとに風入れて
16. 地平線でこぼこにして冬耕す
17. 冬耕やひとり棚田の夕日影
18. 冬耕や鍬打ちはずむ畑日和
19. 冬耕の腰あげ遥か海ながむ
20. 冬耕の背に大きな夕日かな
21. 冬耕の人影長く伸びにけり
22. 小春日やゆっくり回る観覧車
23. ままごとの一人二役小春の日
24. 小春日やこのまま時を止めて欲し
25. 揚げ浜はとんびの笛の小春かな
26. 綾取りの子にせがまれて縁小春
27. 小春日や人の降り立つ無人駅
28. 川波のきらりと光る小春かな
29. それぞれが意思ある如く落葉舞ふ
30. 巷間は灯点し頃や落葉降る
31. 参道の落葉踏みゆく羽黒山
32. 散り敷きて銀杏落葉の夕明かり
33. しばらくは足裏に預け落葉道
34. 参道めく銀杏落葉の石畳
35. 落葉沈む水の中にも風吹いて
書き込み
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