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歳時記の窓

512.今週の俳句(12/27~12/31)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2022.1.3
1. 熱燗すめつきり弱くなりたるも
2. 忽ちに空く熱燗の徳利かな
3. 熱燗に指温めて溜息し
4. 熱燗や心満たせし昭和歌
5. 熱燗の舌焼く程の暑さかな
6. 熱燗や心に沁みる屋台酒
7. 高原をゆく人遠く冬深む
8. 冬深む山あひを行く身延線
9. 冬深し枝だけになるプラタナス
10. 冬深む青き拡がる航空機
11. 冬深し土塊硬き庭畠
12. 漁火は沖合はるか冬深む
13. 再会へ夢の港の宝船
14. 補陀落へ乗りて行きたし宝船
15. 宝船夢見ぬほどの深眠り
16. 目覚めては皺を気にする宝船
17. 佳き夢の欠片をみるや宝船
18. 寒禽の声遠くして閻魔堂
19. 寒禽のひと固まりの声羽音
20. 冬鳥の遊ぶ狭庭賑やかに
21. 裏山にくぐもる声や冬の鳥
22. 日溜りの枝から枝へ冬の鳥
23. わたる日に渦を緩めつ寒牡丹
24. 藁苞を包む夕かげ寒牡丹
25. 寒牡丹凛と香りし石光寺
26. 風受けて小さく震へ寒牡丹
27. 日溜りに色濃く咲けり寒牡丹

長い間、お世話になりました。これで「歳時記の窓」のブログを終了させていただきます。
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