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サークル句会

192.04月サークル句会②(04/11~04/25)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2016.4.24
4月後半のサークル句会の選句結果です。今回の一席は、夢追人さんの「月朧」句、二席は、しんいさんの「夏近し」句、三席は、利明さんの「初蛙」句と、麦秋さんの「竹の秋」句でした。一席は、難しい漢字だけの作りがぴったり嵌まった秀句で、芭蕉の「奈良七重七堂伽藍八重桜 」を想起させます。逆に、芭蕉の名句があったことで選ぶことを迷われた方もおられたかもしれません。今月もたいへん素晴らしい句をたくさん読ませていただきありがとうございました。次回は、いよいよ五月、初夏の候を迎えます。また、よろしくお願い申し上げます。

一席(◎◎◎〇〇〇〇)
  21.古都千年堂塔伽藍月朧          夢追人
二席(◎◎〇〇〇〇〇)
  42.染抜きのうの字の暖簾夏近し       しんい
三席(◎◎〇〇〇)
  14.亀石の天辺めざす初蛙          利 明
  79.頼家の小さき墓や竹の秋         麦 秋
5点句(◎〇〇〇〇)
  67.古傷の疼く卯の花腐しかな        しんい
   (〇〇〇〇〇)
  01.藍蔵の続く街並春の雨          苦 瓜
  12.風匂ふ八十八夜の千枚田         panapana
  85.湧水の忍野八海四月尽          苦 瓜
4点句(◎〇〇〇)
  35.春眠の妻を起こさず音立てず       夢追人
  55.春深し団扇の骨を干す城下         苦 瓜
3点句(〇〇〇)
  31.自転車のペタルの軽き若葉道       そよかぜ
  33.四万十の水車の音や春の暮        panapana
  43.たゆたひて瀬田の夕照花筏        利 明
  47.どこからも見ゆる公孫樹や大若葉     利 明
  65.仏灯の薄ら明かりや春の闇        さんせん
2点句(◎◎)
  68.降る桜蕊に埋もれて開戦碑        しょうく
   (◎〇)
  41.祖師堂の蔀格子に風眩し         しょうく
   (〇〇)
  18.濃く淡く夕の影曳き藤の花        昇 峰
  22.咲ききつて風に戸惑ふ牡丹かな      さんせん
  40.草庵を浅黄に染めて竹の秋        さんせん
  57.半仙戯漕ぐや地軸を軋ませて       昇 峰
  58.抽斗に渡しそびれし桜貝         山椒の実
  60.火の国の余震は止まず春悼む       方 舟
  66.ふらここの未だ揺れている始業ベル    利 明
1点句(◎)
  30.慕ひ来し遊行柳や早苗唄         麦 秋
  80.落柿舎に雑魚寝心得春の雷        利 明
   (〇)
  02.朝立ちに少し熱めの蜆汁         山椒の実
  17.声聞けど姿まだ見ぬ初ガエル       そよかぜ
  27.三千院の庇を借りる春驟雨        方 舟
  28.山腹をほんのり化粧山桜         しょうく 
  29.散歩道散りゆき白き花水木        Tiger 6
  45.散る花に導かれ着き観音堂        しょうく
  54.春の暮ゆらり坂ゆく人力車        panapana
  59.ひこばゆる武門の神の大銀杏       方 舟
  61.雲雀啼く声高々と利根の空        Tiger 6
  69.法皇名附けたる町の桜餅         山椒の実
  72.鯥五郎獲り手も泥の鯥五郎        ワシモ
  73.郁子の花寒村なれどわが故郷       ワシモ
  76.山間の小さな牧場風薫る         泥 舟
  81.ランナーの視界遮る花吹雪        俊 雪
  84.連翹の明るき雨や鳥の声         しんい
無点句
  03.アスリート水の王者や花散りぬ
  04.いかなごのくぎ煮ですます夕餉かな
  05.いろは坂右に左に竹の春
  06.唄もなく茶摘機畝を折り返す
  07.遅桜堀の内なる五稜郭
  08.小名浜に春の賑わい戻れかし
  09.海雲を見れる季節や絵にもなり
  10.陽炎へる祖母の生地の石舞台
  11.角館街並み照らす春の月
  13.風光る訪ねて一茶記念館
  15.厨より書斎に移る遅日の灯
  16.暮遅し背ナの赤子の泣きやまず
  19.東風の海観光船を引き寄せる
  20.こでまりや別館という料理店
  23.桜東風招待状に胸躍る
  24.桜散る道路真っ白川の如
  25.早苗田や尾ひれ振るわす鯉の群
  26.騒がしき風真つ向に北の夏
  32.市の花の「藤」咲き乱る投票所
  34.蛇苦止堂訪う人絶へて楠落葉
  36.春眠や行きつ戻りつまた遅刻
  37.松花堂弁当に春闌けにけり
  38.白藤の朝日に輝くシャンデリア
  39.砂をかむ波打ち際や青嵐
  44.長堤の菜の花明かり水明かり
  46.照り翳りして山ざくらやまざくら
  48.夏近しファッション誌のモデルかな
  49.夏めくやジャングルジムに子らの声
  50.糠雨や八十八夜音もなく
  51.八十八夜田圃の水面月も泣き 
  52.母の呼ぶ声に応えるしゃぼん玉 
  53.春落葉移ろう季節の速きこと
  56.春深む乳頭温泉雪残る
  62.病床に遥かに拝む彼岸寺
  63.風鈴の音色柔らか酒を酌む
  64.藤棚のしつらへ嬉し城見茶屋
  70.真黄色の手帳を選ぶ四月かな
  71.まくなぎに追ひ払はれてしまひけり
  74.目つむれば眠気を誘ふ春の昼
  75.燃ゆる如霧島つつじ朱に染まる
  77.夕せまるベンチが一つ遅ざくら
  78.予後の身を庇ひし試歩や松の花
  82.リクルートスーツでわかる新社員
  83.留守の間に山吹の花咲き誇り

評点につきまして間違いがありましたら、お早めにお申し出ください。

選者(敬称略)

麦 秋 そよかぜ 泥 舟 Tiger6 しんい ワシモ 山椒の実 しょうく secchan 利 明 俊 雪 苦 瓜 方 舟 panapana 夢追人 さんせん 昇 峰 
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1
11ページ
17
昇峰さん
2016.4.30 7:11
特選
80.落柿舎に雑魚寝心得春の雷
秀作
21.古都千年堂塔伽藍月朧
27.三千院の庇を借りる春驟雨
66.ふらここの未だ揺れている始業ベル
79.頼家の小さき墓や竹の秋
81.ランナーの視界遮る花吹雪
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16
さんせんさん
2016.4.29 20:38
特選
67.古傷の疼く卯の花腐しかな
秀句
12.風匂ふ八十八夜の千枚田
21.古都千年堂塔伽藍月朧
42.染抜きのうの字の暖簾夏近し
57.半仙戯漕ぐや地軸を軋ませて
72.睦五郎獲り手も泥の睦五郎
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15
夢追人さん
2016.4.29 15:47
特選:42.染抜きのうの字の暖簾夏近し
秀句:12.風匂ふ八十八夜の千枚田
   31.自転車のペタルの軽き若葉道
   47.どこからも見ゆる公孫樹や大若葉
   65.仏灯の薄ら明かりや春の闇
   85.湧水の忍野八海四月尽
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14
panapanaさん
2016.4.28 21:13
特選 68・降る桜蕊に埋もれて開戦碑

秀句 18.濃く淡く夕の影曳き藤の花
   43.たゆたひて瀬田の夕照花筏
   55.春深し団扇の骨を干す城下
   79.頼家の小さき墓や竹の秋
   85.湧水の忍野八海四月尽

   
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13
方舟さん
2016.4.28 13:38
特選
68・降る桜蕊に埋もれて開戦碑
秀句
21・古都千年堂塔伽藍月朧
31・自転車のペタルの輕き若葉道
42・染め抜きのうの字の暖簾夏近し
55・春深し団扇の骨を干す城下
79・頼家の小さき墓や竹の秋
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12
苦瓜さん
2016.4.28 11:17
特選。14・亀石の天辺めざす初蛙
秀句。29・40・42・58・67
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11
俊雪さん
2016.4.28 10:54
4月25日(月)分 選句

特選21.古都千年堂塔伽藍月朧

秀句12.風匂ふ八十八夜の千枚田
  33.四万十の水車の音や春の暮
  60.火の国の余震は止まず春悼む
  65.仏灯の薄ら明かりや春の闇
  85.湧水の忍野八海四月尽
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10
利明さん
2016.4.28 10:35
特選
79 頼家の小さき墓や竹の秋
秀句
01 藍蔵の続く街並春の雨
55 春深し団扇の骨を干す城下
57 半仙戯漕ぐや地軸を軋ませて
59 ひこばゆる武門の神の大銀杏
67 古傷の疼く卯の花腐しかな
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9
secchanさん
2016.4.28 10:06
特選
79.頼家の小さき墓や竹の秋
秀句
01.藍蔵の続く街並春の雨
17.声聞けど姿まだ見ぬ初ガエル
40.草庵を浅黄に染めて竹の秋
45.散る花に導かれ着き観音堂
84.連翹の明るき雨や鳥の声
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8
しょうくさん
2016.4.28 9:00
しょうく選

  特選 30.慕ひ来し遊行柳や早苗唄
  秀句 14.亀石の天辺めざす初蛙
     35.春眠の妻を起こさず音立てず
     43.たゆたひて瀬田の夕照花筏
     65.仏灯の薄ら明かりや春の闇
     73.郁子の花寒村なれどわが故郷
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7
山椒の実さん
2016.4.27 23:42
特選
55.春深し団扇の骨を干す城下

秀句
01.藍蔵の続く街並春の雨
21.古都千年堂塔伽藍月朧
31.自転車のペタルの軽き若葉道
42.染抜きのうの字の暖簾夏近し
67.古傷の疼く卯の花腐しかな
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6
ワシモさん
2016.4.27 23:42
特選
35.春眠の妻を起こさず音立てず
秀作
01.藍蔵の続く街並春の雨
14.亀石の天辺めざす初蛙
22.咲ききつて風に戸惑ふ牡丹かな
47.どこからも見ゆる公孫樹や大若葉
85.湧水の忍野八海四月尽
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5
削除されました。
4
Tiger 6さん
2016.4.27 20:18
特選
21.古都千年堂塔伽藍月朧
入選
12.風匂ふ八十八夜の千枚田
28.山腹をほんのり化粧山桜
33.四万十の水車の音や春の暮
35.春眠の妻を起こさず音立てず
60.火の国の余震は止まず春悼む

 
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3
泥舟さん
2016.4.27 15:25
特選
42 染抜きのうの字の暖簾夏近し
入選
01 藍蔵の続く街道春の雨
02 朝立ちに少し熱めの蜆汁
12 風匂ふ八十八夜の千枚田
54 春の暮ゆらり坂ゆく人力車
67 古傷の疼く卯の花腐しかな
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2
そよかぜさん
2016.4.26 16:01
そよかぜ選
特選
14.亀石の天辺めざす初蛙
秀作
22.咲ききつて風に戸惑ふ牡丹かな
42.染抜きのうの字の暖簾夏近し
47.どこからも見ゆる公孫樹や大若葉
58.抽斗に渡しそびれし桜貝
69.法皇名附けたる町の桜餅
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1
麦秋さん
2016.4.26 15:27
麦秋選
特選 21
秀句 33、35、41、43、85
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