2420.荻
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トピック作成者:昇峰 さん2016.9.26
【荻】
荻吹くや葉山通ひの仕舞馬車 高濱虚子
荻の葉に折々さはる夜舟かな 内藤鳴雪
荻さわぐ秋篠川に月待てば 民井とほる
古歌にある沼とて荻の騒ぐなり 森田 峠
空山へ板一枚を荻の橋 原 石鼎
老画人光りて消えし荻の声 平井さち子
鉢に植てかひなき荻のそよぎ哉 来 山
岸の荻一舟かくす高さあり 足立みどり
弥陀原の雲を遊ばす荻の風 菊地秀雄
湯の洞を出て一人きく荻の声 深谷雄大
頬ずりに子は目を閉づる荻の声 秋元不死男
鳥類の輪廻速しよ荻の風 窪田英治
明日の兼題は、「烏瓜」です。
荻吹くや葉山通ひの仕舞馬車 高濱虚子
荻の葉に折々さはる夜舟かな 内藤鳴雪
荻さわぐ秋篠川に月待てば 民井とほる
古歌にある沼とて荻の騒ぐなり 森田 峠
空山へ板一枚を荻の橋 原 石鼎
老画人光りて消えし荻の声 平井さち子
鉢に植てかひなき荻のそよぎ哉 来 山
岸の荻一舟かくす高さあり 足立みどり
弥陀原の雲を遊ばす荻の風 菊地秀雄
湯の洞を出て一人きく荻の声 深谷雄大
頬ずりに子は目を閉づる荻の声 秋元不死男
鳥類の輪廻速しよ荻の風 窪田英治
明日の兼題は、「烏瓜」です。
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兼題「荻(おぎ)」は、昔から秋を知らせる草とされ、山本健吉「基本季語500選」には、「荻の声」として収載されています。「荻の声」は荻の葉に吹く秋の初風で、古来そのさやぐ音に秋の到来を感じた、とあります。「初秋」の季語ですので、仲秋を過ぎた今頃出す兼題ではなかったかもしれません。申し訳ありません。
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