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サークル句会

207.12月サークル句会①(11/26~12/10)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2016.12.7
12月前半のサークル句会の選句結果です。今回の一席は、先月に続いてさんせんさんでした。「黄落」句です。二席は、panapanaさんの「冬霞」句、三席は、secchanさんの「懐手」句でした。一席は、中七の「空を広げて」で黄落の眩さを活写しました。固有名詞「御堂筋」が動きません。二席の「冬霞」句と三席の「懐手」句は、しっかりとした作りが老練です。次回もまたよろしくお願い申し上げます。

一席 9点句(◎◎〇〇〇〇〇〇〇)
  36.黄落の空を広げて御堂筋           さんせん
二席 6点句(◎◎◎◎〇〇)
  80.冬霞ほどけ稜線遙かなり           panapana
三席 5点句(◎◎◎◎〇)
  79.懐手なかなか解けぬ詰め将棋         secchan
5点句(◎◎◎〇〇)
  67.入選の札掛けしまま菊枯れる         方 舟
   (〇〇〇〇〇)
  20.香具山を真正面に蒲団干し          麦 秋
4点句(◎◎〇〇)
  02.朝錬の真つ先に踏む霜柱           方 舟
  77.二日目の味の滲みたるおでんかな       secchan
   (◎〇〇〇)
  09.伊勢湾の小島彩る冬夕焼           secchan
   (〇〇〇〇)
  06.荒行の声の響きや冬の朝           panapana
  72.母と子の背中合はわせや日向ぼこ       利 明
3点句(◎◎〇)
  16.大地震の傷癒えずして山眠る         千畳敷太郎
  50.石仏のほほをくすぐる冬紅葉         ワシモ
   (◎〇〇)
  73.盤石の根を張りめぐらして枯木立つ      千畳敷太郎
  83.坊津の双剣の岩月冴ゆる           ワシモ
   (〇〇〇)
  27.枯木立遙かに透ける甲斐の空         panapana
2点句(◎◎)
  60.短日の日を拾ひつつ帰りけり         昇 峰
  87.未練など微塵もなきや木の実落つ       利 明
   (◎〇)
  10.いつまでも欲は枯れずに年は暮れ       千畳敷太郎
  26.枳殻の刺むき出しに冬ざるる         苦 瓜
  29.寒柝の隈なく町を廻りけり          利 明
  34.黒雲が岬に湧いて鰤起こし          千畳敷太郎
   (〇〇)
  04.熱燗や鬼平犯科帳終わる           夢追人
  08.音立てず水面刷く風鴨の陣          昇 峰
  30.昨日外科今日は内科へ木の葉髪        山椒の実
  46.十三回忌迎ふ仏間の白障子          山椒の実
  59.短日の影の傾く浮御堂            苦 瓜
  61.短日や土間に始まる家の闇          昇 峰
  64.投売りの声に急かるる師走かな        昇 峰
1点句(◎)
  11.売り声の先に届きし焼芋屋          方 舟
  33.首洗池の底ひの朽葉かな           山椒の実
  52.せせらぎを子守唄とし山眠る         泥 舟
   (〇)
  13.駅一つ手前に降りて旅小春          山椒の実
  17.落葉道踏めば郷愁募るかな          夢追人
  19.開戦忌かけつけ警護の定義なく        さんせん
  25.風を踏むやうに雑木の落葉道         昇 峰
  28.枯蓮や竹生島まで舟の旅           麦 秋
  39.極月や壁に吸ひ付くカレンダー        俊 雪
  41.小春日や筬の音弾む資料館          利 明
  44.残菊の乾ききったる香り愛で         しょうく
  54.漱石忌路面電車で王子まで          麦 秋
  57.大道芸眺める人の懐手            panapana
  68.廃屋の冬ざれつくし水車小屋         苦 瓜
  69.白鳥の一群白い闇より来           夢追人
  71.花石蕗の照らす足下や通夜帰り        ワシモ
  75.人波の引きぎは早し冬花火          利 明
  85.本堂の読経の響き隙間風           panapana
  89.立食も差し障りなし大根焚          雪 子
無点句
  01.朝霜に透けるカラーの移植ゴテ
  03.熱々のおでん伴侶に酒常温
  05.編みくれし手袋に見る子の苦心
  07.安房はるかに波乗り浜に大根干す
  12.駅ナカのおでん恋しや横目見て
  14.大掃除済ませたことに老の家
  15.大束の薪を背負子に枯木道
  18.おむつ替へ冬日に透ける嬰の尻
  21.風花や蛍光灯の村明かり
  22.風花や子等の足跡里の朝
  23.飾られて冬枯れ枝も蘇り 
  24.賀状彫る刃蒼める彫刻刀  
  31.霧晴るる見つけし何時かの探し物
  32.草枯れて隣の空き地駆ける犬
  35.紅茶のむ嫁し娘の訪える小春の日
  37.黄落の大樹が分ける国境
  38.凩に呼び込みの声かすれ行く
  40.子の動き目を細め見る春支度
  42.冴ゆる夜の書棚に並ぶ歴史本
  43.三寒の日差しの抜けし硝子窓
  45.地吹雪に立往生の峠かな
  47.純白の山茶花見たさ回り道
  48.診察を待つてすぎゆく日短
  49.青春の思い出話冬もみじ
  51.せきれいの石から石へ十二月
  53.瀬戸内の波静かなり冬霞
  55.蹌踉とはなびらに化け冬の蝶
  56.大臣の涙は不覚闇汁会
  58.托鉢僧笠をかざして千葉笑ひ
  62.暖流のくる小春日や甑島
  63.電飾に街の華やぐ冬木道
  65.二月堂土塀息づく冬日向
  66.日輪の影靄にあり冬の朝
  70.初雪や街を一変薄化粧
  74.人走る宅急便の師走かな
  76.一鉢のポインセチアと待つ聖夜
  78.文机のカレンダー眺め年惜しむ
  81.冬の朝散歩の犬も足早に
  82.フリマーの売る声高き冷たそう
  84.ポケモンGO引き籠る子と二の酉へ
  86.みぞるるや屋根の張り出す六角堂
  88.夕日浴び湖面をうめる鴨の群
  90.老親にせめてのケーキクリスマス

評点につきまして間違いがありましたら、お早めにお申し出ください。

選者(敬称略)

泥 舟 山椒の実 雪 子 利 明 方 舟 そよかぜ ワシモ 俊 雪 苦 瓜 secchan Tiger6 panapana 千畳敷太郎 しょうく 夢追人 さんせん 麦 秋 昇 峰
書き込み
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1
11ページ
19
昇峰さん
2016.12.15 7:40
02.朝錬の真つ先に踏む霜柱
09.伊勢湾の小島彩る冬夕焼
11.売り声の先に届きし焼芋屋
16.大地震の傷癒えずして山眠る
26.枳殻の刺むき出しに冬ざるる
33.首洗池の底ひの朽葉かな
36.黄落の空を広げて御堂筋
67.入選の札掛けしまま菊枯れる
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18
麦秋さん
2016.12.15 4:42
麦秋選 遅れまして心からお詫びします。
特選 80
秀句
09 13 46 75 79
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17
さんせんさん
2016.12.14 21:17
さんせん選

29.寒柝の隈なく町を廻りけり
34.黒雲が岬に湧いて鰤起こし
60.短日の日を拾ひつつ帰りけり
73.盤石の根を張りめぐらして枯木立つ
77.二日目の味の滲みたるおでんかな
83.坊津の双剣の岩月冴ゆる
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16
夢追人さん
2016.12.14 16:36
特選:80.冬霞ほどけ稜線遙かなり
秀句:27.枯木立遙かに透ける甲斐の空
   30.昨日外科今日は内科へ木の葉髪
   36.黄落の空を広げて御堂筋
   54.漱石忌路面電車で王子まで
   64.投売りの声に急かるる師走かな
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15
しょうくさん
2016.12.14 15:21
しょうく選

    02、
    10、
    36、
    50、
    52、
    87
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14
苦瓜さん
2016.12.14 13:00
特選。67
秋句。09・20・29・41・80
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13
千畳敷 太郎さん
2016.12.14 11:03
特選 87、未練など微塵もなきや木の実落つ

 秀句 ,06, 荒行の声の響きや冬の朝
    17、落葉道踏めば郷愁募るかな
    36、黄落の空を広げて御堂筋
    71、花石蕗の照らす足下や通夜帰り
    83、坊津の双剣の岩月冴ゆる
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12
panapanaさん
2016.12.13 20:19
特選 79.

秀句 08. 28. 50. 68. 77.
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11
tiger 6さん
2016.12.13 19:47
特選
50 石仏のほほをくすぐる冬紅葉

秀句
06 10 19 27 72
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10
secchanさん
2016.12.13 18:34
特選
80
秀句
16・34・36・85・89
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9
削除されました。
8
俊雪さん
2016.12.13 10:41
12月10日締め切り分  選句

特選16.大地震の傷癒えずして山眠る

秀句09.伊勢湾の小島彩る冬夕焼け
  46.十三回忌迎ふ仏間の白障子
  57.大道芸眺める人の懐手
  69.白鳥の一群白い闇より来
  83.坊津の双劍の岩月冴ゆる
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7
ワシモさん
2016.12.12 18:33
特選
77.二日目の味の滲みたるおでんかな
秀句
02.朝錬の真つ先に踏む霜柱
04.熱燗や鬼平犯科帳終わる
25.風を踏むやうに雑木の落葉道
67.入選の札掛けしまま菊枯れる
72.母と子の背中合はわせや日向ぼこ
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6
そよかぜさん
2016.12.12 17:14
特選
79.懐手なかなか解けぬ詰め将棋
秀句
02.朝錬の真つ先に踏む霜柱
20・香久山を真正面に布団干し
36 黄落の空を広げて御堂筋
61.短日や土間に始まる家の闇
67.入選の札掛けしまま菊枯れる
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5
方舟さん
2016.12.12 13:55
特選
80・冬霞ほどけ稜線遙かなり
秀句
08・音立てず水面刷く風鴨の陣
20・香久山を真正面に布団干し
36・黄落の空を広げて御堂筋
61・短日や土間に始まる家の闇
73・盤石の根を張りめぐらして枯木立つ
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4
利明さん
2016.12.12 9:59
特選
79 懐手なかなか解けぬ詰将棋
入選
04 熱燗や鬼平犯科帳終わる
20 香具山を真正面に布団干し
36 黄落の空を広げて御堂筋
39 極月や壁に吸ひ付くカレンダー
64 投売りの声に急かるる師走かな
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3
雪子さん
2016.12.11 15:33
特選
79. 懐手なかなか解けぬ詰め将棋

入選
06. 荒行の声の響きや冬の朝
27. 枯木立遙かに透ける甲斐の空
44. 残菊の乾ききったる香り愛で
59. 短日の影の傾く浮御堂
73. 盤石の根を張りめぐらして枯木立つ
0人がいいねと言っています
2
山椒の実さん
2016.12.11 12:53
特選
67.入選の札掛けしまま菊枯れる

秀句
20.香具山を真正面に蒲団干し
26.枳殻の刺むき出しに冬ざるる
36.黄落の空を広げて御堂筋
72.母と子の背中合はわせや日向ぼこ
77.二日目の味の滲みたるおでんかな
0人がいいねと言っています
1
泥舟さん
2016.12.11 11:34
特選
60 短日の日を拾ひつつ帰りけり
入選
06 荒行の声の響きや冬の朝
30 昨日外科今日は内科へ木の葉髪
59 短日の影の傾く浮御堂
72 母と子の背中合はせや日向ぼこ
80 冬霞ほどけ稜線遥かなり
0人がいいねと言っています
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