画面がついて話しやすくなった！進化するスマートスピーカー

画面がついて話しやすくなった！進化するスマートスピーカー

画面がついて話しやすくなった！進化するスマートスピーカー

今後はディスプレイ付きのスマートスピーカーが流行する!?

アナ六「ここのところ虫の音がうるさくなって、いよいよ秋が近づいてきた感じがしますねえ」

デジ形「まだまだ暑い日もあるけどな」

ミドリ「でも、朝晩はかなり涼しくなったね」

アナ六「ところで、この前の敬老の日なんですがね、知り合いが自分の親に、孫からのプレゼントだって言ってスマートスピーカーを贈ったそうなんですよ」

デジ形「ほう、今どき親孝行なヤツがいたものだ」

アナ六「そのスマートスピーカーっていうのは、いったいどういうものでしたっけ？」

デジ形「前に教えたのに、もう忘れたのか。音声アシスタントと言って、声をかけることで音楽を流したり、ニュースや天気を教えてくれたりと、いろいろなことをやってくれる小型のスピーカーだ」

ミドリ「スピーカーといっても、丸っこかったり、筒みたいな形だったりして、全然スピーカーっぽくないけどね」

アナ六「なるほど、ようやく思い出しましたぜ。で、贈ったのはいいんですが、そいつの親が、なかなか使ってくれないそうなんですよ」

デジ形「そいつはどういうわけなんだ？」

アナ六「機械に声をかけるのが苦手だっていうことで」

デジ形「まあ、初めはそうかもしれねえが、慣れるしかねえだろうな」

アナ六「何かいい方法はないですかねえ」

デジ形「お前の知り合いがどんな機種を買ったのかは知らねえが、最近は、小型ディスプレイのついたものが出てきたぞ。贈るならそっちのほうがよかったかもしれねえな」

アナ六「へえーっ、そいつはどんなことができるんですかい？」

デジ形「じゃあ、今回はディスプレイ付きのスマートスピーカーをはじめとして、スマートスピーカーやパソコンの音声アシスタント機能について紹介しよう」

アナ六「そろそろスマートスピーカーも買い時ですかねえ？」

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忘れかけていたあの予定も教えてくれる「スマートスピーカー」と「コルタナ」

https://slownet.ne.jp/c/it/post-18633/

ディスプレイ付きのスマートスピーカー「Amazon Echo Spot」

デジ形「で、ディスプレイ付きのスマートスピーカーだが、今出ているのは『Amazon Echo（エコー）』の新機種で『Echo Spot（エコースポット）』という」

アナ六「Amazonっていうのは、言わずと知れたお買い物サイトのことですね」

ミドリ「声をかけるときは『アレクサ』って言うんだったね」

タッチ操作もできる2.5インチディスプレイを搭載したスマートスピーカー「Amazon Echo Spot」。さまざまな画像が表示されますが、使用しないときは、時計のように時間を表示させておくことができます。

アナ六
「おおっ、確かに画面がついてますね。ここには何が映るので？」

デジ形「たとえば音楽を聴いているときは歌手名と曲名、ものによっては歌詞も出せるそうだ」

アナ六「歌詞を見ながら一緒に歌えるんですね」

デジ形「天気を尋ねたときも、画面に天気のイラストや温度が表示されるからわかりやすいぞ」

アナ六「やっぱり声だけだと、聞き間違いっていうのがありますからね」

ミドリ「Amazonのネットショッピングも、価格とか数を画面で確認できるから安心だね」

デジ形「あと、ディスプレイ付きならではの機能として、ほかのエコースポットやエコーのアプリを入れたスマホとビデオ通話ができるぞ」

アナ六「へえーっ、そこまでくると、スマホやパソコンとあまり違いがないですね」

デジ形「パソコンは手で操作するが、エコースポットだったら、音声だけで操作ができるぞ。スマホも同じように音声アシスタントが使えるけどな」

ミドリ「スマホは手で持たなくちゃいけないけれど、エコースポットなら、両手がふさがっていても声だけで操作ができるんだね」

アナ六「そこが大きな違いっていうわけで」

デジ形「あと、エコースポットを監視カメラ的に使うこともできるぞ。ペットを室内に残して外に出たときなど、スマホからエコースポットにアクセスして、室内の様子を見ることができるんだ」

アナ六「何だかスパイみたいな感じですねえ」

スマートスピーカーでありがたい法話が聴ける!?「LINE Clova」

デジ形
「実はディスプレイ付きのスマートスピーカーっていうのはエコースポットだけじゃなくて、LINEのスマートスピーカーである『LINE Clova（クローバ）』からも、今冬発売予定ということで発表されているぞ」

アナ六「へえーっ、これからはディスプレイ付きが当たり前になるんですかねえ」

デジ形「『Clova Desk(クローバデスク)』っていう名前で、こちらは7インチディスプレイだっていうから、ちょいと大きめだ」

ミドリ「まだクローバの公式サイトには載ってないみたいだね」

アナ六「このクローバっていうのは、さっきのエコーとはどこが違うので？」

デジ形「LINEが開発しただけに、音声の指示だけでLINEにメッセージが送れるぞ」

アナ六「なるほど、Amazonならショッピング、LINEならメッセージですね」

ミドリ「両方とも、それ以外にたくさんの機能があるけどね」

デジ形「あと、クローバのほうは、『Clova Friends（フレンズ）』っていうシリーズがあって、外観だけを変えた、いわゆるキャラクター商品のようなスマートスピーカーがいろいろ出ているようだ」

アナ六「見た目がキャラクターのほうが、話しかけやすいかもしれませんね」

デジ形「ちなみにクローバやエコーには『スキル』といって、スマホのアプリのように、自分の好きな機能を加えられるというシステムがある」

アナ六「へえーっ、どんなことができるので？」

デジ形「クローバではクイズやゲームのほかに、お坊さんが語る3分法話っていうのもあるようだぞ」

アナ六「かわいいキャラクターが、お坊さんのシブい声で法話を語るとは、ちょいと奇妙でおもしろそうですねえ」

スマートスピーカーの練習を「コルタナ」で

デジ形「最初にアナ六が言ってた、スマートスピーカーに話しかけるのが苦手っていう話だが、まずはパソコンに話しかけてみて、慣れるっていうのはどうだ？」

アナ六「そういえば、パソコンにもそんな音声の機能がありましたねえ」

デジ形「Windows 10から加わった機能で『コルタナ』だ」

ミドリ「実際に活用している人はあまり多くなさそうだけどね」

アナ六「最初に『コルタナさん』って話しかけるんでしたっけ。やっぱり、ちょいと恥ずかしいですよねえ」

デジ形「あいさつとか会話だけじゃなくて、役に立つ機能もあるから、試してみるといいぞ」

アナ六「じゃあ、たとえばコルタナに指示して、音楽を聴くことはできるんですかい？」

デジ形「『音楽を再生』って言うと、Windowsに標準で入っている『Grooveミュージック』っていうアプリが起動して、パソコンに保存してある音楽がかかるぞ」

ミドリ「ただ、歌手や曲目は選べないみたいだけどね」

アナ六「うーん、そこはちょいと不便ですねえ」

デジ形「あと、『ニュース』って言うと、ニュースの一覧が出てきて、最初の見出しだけ読み上げるぞ」

アナ六「全部読んでくれるわけではないんですね」

デジ形
「あとはアプリの起動だな。普通は口より先に手が動いて起動してしまうだろうが、試してみるとなかなかいいぞ」

アナ六「歌を歌ったり、とんちんかんな会話だけじゃなくて、役に立つこともいろいろあるんですねえ」

デジ形「どうだ、コルタナで試してみて、少しは機械に話しかけることに慣れたか」

アナ六
「そうですね。だんだん恥ずかくなくなってきたんで、スマートスピーカーにも抵抗なく話せそうですぜ」

ミドリ「アナ六は話しかけて何をするんだい？」

アナ六「まずはいろいろくだらねえ会話でもしようかと思いますぜ」

デジ形「便利な機能だけじゃなくて、そういう使い方にも対応しているからな」

ミドリ「AI（人工知能）スピーカーとも呼ばれているぐらいだからね」

アナ六「一人暮らしのあっしには、いい話し相手になりそうで」

デジ形「アナ六の話し方を学習して、同じようにべらんめえ口調になったりするかもな」

アナ六「ええっ、そんなに賢いものなので？」

ミドリ「それは冗談だよっ」

デジ形「だが、機械だからってバカにしねえで、丁寧に話したほうがいいぞ」

アナ六「そうしねえと、いつか機械が怒って、口を利かなくなるかもしれませんね」

デジ形「まあ、そいつは単なる故障だろうけどな」

ミドリ「でも、そういうSFの世界のような未来は、もうすぐ来るかもしれないねえ」