ついついやってしまう健康に悪い癖。どんな癖が健康に悪いの?治すにはどうすれば良い?
不安になると爪を噛む、座るときに足を組むといった癖は長い間続けている健康を害するかもしれません。
皆さんはついついやってしまう癖、ありますか?
癖によっては1,2回は大丈夫。
しかし、長く続くと、健康に悪影響を及ぼします。
本日は体に悪い癖と、直す方法をご紹介します。
最悪の場合爪を噛むと死に至る!?体に悪い癖の例。悪い癖にはどんな種類ある?健康に悪い?よくある癖一覧

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皆さんにはどんな癖がありますか?
癖の代表格ともいえる爪噛みは神経質な人に多い癖だそうです。
悪い癖として指摘されがちな爪を噛む癖によって、亡くなりそうになった方もいるそう。
その原因は敗血症。
爪を噛んだときにできた小さな傷が原因で敗血症になったそう。
このように日常的に行う癖によっては、死に至りそうになる、死に至るものもあるそうです。
実際にどんな癖が健康を害するのか、ご存じですか?
癖というのは人間誰しもあるもの。
癖は無意識に行っていることが多く、他人から見ると決していい印象を与えないことであっても、本人は無自覚というケースは往々にしてあるものです。
一般的に多いのが頬杖をついたり、足を組んだりすることですよね。
これらはただの動作ですが、場合によっては行儀が悪いと思われたり、身体を壊ししたります。
癖は本人の心理状況を表しているとも言われているとも言われているので、癖によってどんな状況なのか見抜かれているかも知れませんね。
まずはよくある癖を見ていきましょう。
頬杖をつく
座ったときに頬杖をつく人がいますよね。
頬杖をついている姿はけだるげに見え、お世辞にもやる気があるように見えません。
頬杖は退屈、リラックス状態を表す癖。
プライベートで頬杖をついているのはリラックスを表現していますが、会社の会議中なんかは頬杖厳禁。
やる気がないと見られてしまいます。
腕を組む
腕組みは相手に威圧的に見えてしまうので良い癖とはいえません。
心理的には考え事をしているときに腕を組みがちだと言われています。
また、相手を拒絶するポーズでもあるため、腕組みをしていると相手は拒絶されている、と感じるかも知れませんね。
唇をなめる
あまり癖としては認識されにくいですが、唇をなめるという癖もあります。
ストレスだったり、緊張を感じると唇が乾きやすくなるため、唇をなめてしまうのです。
唇をなめる癖がある方は、リップクリームを塗ることを習慣化しましょう。
指を鳴らす
指を鳴らすのが癖の人っていますよね。
この癖は機嫌が良いときに現れる癖だそうです。
とてもポジティブな癖ですが、指をパチパチ鳴らされると周囲の人はストレスが溜まってしまいます。
自重するよう気をつけた方が良いですね。
髪の毛を抜く
髪の毛を抜く癖がある方もいます。
この癖は精神的なもので、人間関係に悩みをかかえていると発現しやすい葬。
癖の行動ひとつとってみても、どのような心理状況なのかわかりますよね。
癖は心を表す鑑といえそうです。
では健康に悪い趣味はどのようなものがあるのでしょうか?
身体に悪い習慣・癖とは?
身体に悪い癖は「くしゃみを我慢する」「爪楊枝を使う」「お湯で髪を洗う」「傷をなめる」「トイレで本を読む」など。
「くしゃみを我慢」すると、細菌やウイルスが身体に溜まり、鼓膜、血圧、食道に異常を来します。
くしゃみを30年間我慢した男性は気泡が筋肉に溜まっていたなんてこともあるそうです。
ついつい食後に「爪楊枝」を使う方も多いでしょう。
しかし、爪楊枝は歯肉を傷つける恐れがあるので、デンタルフロスの使用が無難です。
2005年に香港の研究によると、熱いお湯は脳の血管を痛めるそうです。
めまいや頭痛の原因にもなるだけでなく、頭皮が脂ぎりやすくなります。
指先に傷ができるとついつい舐めてしまいそうですが、ハーバード大学の研究によると口の中には600種類の細菌がいるそう。
そのなかのブドウ球菌とレンサ球菌は人の血液が大好きなので、感染症の原因になる可能性があるそうです。
トイレでついつい本を読む方も多いでしょう。
最近ではスマートフォンをいじりはじめて、トイレにこもりっきりになってしまった、という人も。
しかし、洋式トイレに5分以上座っていると血管が圧迫されるよう。
トイレは速やかに出るのが良さそうですね。
よくやっている生活習慣のなかには健康を害するものも多くあります。
できればこうした習慣・癖は控えたいものです。
悪い癖を直す方法とは

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そもそも癖は無意識のうちに行ってしまう習慣的な行動のこと。
悪い癖も同様で、無意識に行っているから厄介なのです。
習慣が作られるメカニズムは行動主義心理学では「習慣は特定の刺激と反応が規則的に結びついたものであり、習慣化するためには反復と強化が重要だと考える。」と考えられています。これは専門用語で「習慣形成理論」と呼ばれています。
爪を噛む癖がある人はイライラしたり、ストレスを感じると爪を噛みますよね。
イライラした→ストレスが溜まった→爪を噛む、ということが習慣化しているので(脳に定着しているので)、なかなか辞められないのですね。
悪い癖を治すにはこうした習慣を理解し、治していく必要があります。
つまり脳から治すというアプローチが正解なのです。
一度身についてしまった刺激→反応の結びつきをなくすには、罰を与えましょう。
爪を噛む癖がある、という場合は爪を噛んだら10秒間思いっきり舌を噛むといった行動を罰として設定します。
すると爪を噛む→痛いということが脳にインプットされ、痛みを避けるために悪い癖が徐々に出にくくなっていくそうです。
心理学者のアリンズとホルツらによって効果的な罰の与え方は明らかになっています。
- 罰の度合いは一定に保つ。強すぎ、弱すぎにはしない。徐々に強くしていくと「罰」への慣れが起こらない
- 悪い癖が出たらすぐに罰を与える。時間を空けると罰の効果が弱まる。
- 必ず毎回罰を与える。与えたり与えなかったりすると脳は罰を覚えない
- どんなシチュエーションでも罰を与える。条件ありで罰を与えない場合、それ条件の時に悪癖が強く出る
- 罰と同時に報酬は与えない。自分に罰を与えたら褒めない
- 罰に慣れてきたら癖の代わりの行動を行い、報酬を与える。
これらを行うと悪癖が出なくなるようです。
悪癖をなくしたい、と考えている方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?
体に良い習慣を取り入れよう

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どうせなら身体にいい習慣を取り入れていきましょう。
身体に良い習慣を取り入れるために重要なのは「睡眠」「食事の記録」「運動」です。
これらを毎日きちんと行うことで、健康的な習慣を受け入れる土台を作ることができます。
「睡眠」はすべての基礎。
夏バテ、熱中症対策にも非常に重要なポイントです。
寝ている間に身体が受けたダメージを修復します。
しっかりと寝ないとストレスが残ったり、体重が増えたり、と良くないことが起こります。
だからこそ、1日6時間~9時間睡眠を目安に眠ってみましょう。
「食事の記録」をつけると、自分の食を見直す重要な機会を得られます。
食事、間食など食べたものすべてを目もしましょう。
血糖値、栄養バランスなどを見直すきっかけになるので、ぜひ日々の生活に取り入れてみましょう。
週2回から3回の運動は健康を保つためには必要です。
軽度のウォーキングでも効果があるので、ぜひ運動を習慣化させてみてください。
悪癖を絶ち、身体に良い習慣を身につけるといくつになっても生き生き、若々しくいられます。
是非これらの方法を試して、健康をキープしてくださいね。
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