冬はなぜか髪の毛がすぐ抜ける?季節によって抜け毛の量は変わるのか!?薄毛対策は冬が肝心
ほかの季節より秋から冬にかけて髪の毛が抜けやすくなったと感じる方、多いのではないでしょうか?
まだ完全に解明されたわけではありませんが、実際に秋冬は抜け毛が3倍に増える、というデータもあるそうです。
このほか冬になるとフケが増えたり、かゆみを感じやすくなる方も多いと思います。
本日は冬のヘアケアについてご紹介します。
冬は髪が抜けやすくなる?静電気は関係する?その理由とは

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抜け毛とともに冬になると気になるのが乾燥です。
暖房器具によって空気が乾燥したり、そもそも冬は乾燥しやすい季節であることから、多くの人が悩んでいるのではないでしょうか?
こうした乾燥は、手足や顔といったわかりやすい部位だけではなく、頭皮も例外ではありません。
「冬に抜け毛が増える」と感じる方は、もしかすると頭皮の乾燥が原因かも知れません。
秋冬に抜け毛が増える理由
では、なぜ冬になると抜け毛が増えるのかを見ていきます。
乾燥以外にもさまざまな要因があるそうです。
そもそも9月〜11月頃までは抜け毛が増える時期。
髪の毛は平均して4年から6年ほどのサイクルで生え替わっています。
生え始めた髪は成長し、成長が止まって、やがて抜ける、というわけです。
これを「ヘアサイクル」と呼びます。
薄毛の原因は生えてくる量が少ない、なんて言われたりしますよね。
ヘアサイクルは誰にでもあるもので、生えてくる量と抜ける量が等しければ髪の毛は減りません。
ところが加齢や生活習慣などで髪の毛が生えにくくなると、今まで通りのサイクルで髪は抜けていくので薄毛になってしまう、というわけです。
人の髪の毛は誰しも1日に50本から100本ほど抜けるそう。
冬の間はさらに50本ほど多く、100本から150本抜けることも珍しくないそうです。
冬になって抜け毛が増えた、と感じている場合、不安になる必要はなさそうです。
ではなぜ冬になると抜け毛が増えるのでしょうか?
血行が悪くなる
ひとつめの理由は血行が悪くなること。
寒くなる冬場は身体が冷えやすく、血管が収縮しがち。
血管が収縮すると血流も悪くなり、身体の末端ほど血液が行き届きにくくなります。
その結果、末端である頭皮に酸素や栄養が行き渡らず、毛根が不活性化し、抜け毛が増加するそうです。
乾燥
ふたつめの理由は乾燥です。
肌ほど乾燥を感じにくい頭皮ですが、意外と多くの人が乾燥しているのだとか。
頭皮が乾燥するとバリア機能を保ちにくくなり、炎症を起こしやすくなります。
また、乾燥は頭皮だけでなく髪の毛も。
髪の毛が乾燥すると髪が痛みますよね。
痛んだ髪の毛はタンパク質の密度が薄くなるため、切れやすくなります。
髪の毛が簡単にプツプツ切れてしまうと、結果的に薄く見えてしまうのです。
さらに、頭皮が乾燥すると抜け毛が増加し、フケ、かゆみも出てくるそうです。
頭皮トラブルを防ぐためにも頭皮の保湿を行いたいところですね。
紫外線ダメージ・皮脂
このほかにも夏の間に蓄積したダメージが秋になって効いてくる、という理由もあるそうです。
夏の頭皮環境が悪ければ悪いほど、秋に抜け毛が増える、というわけです。
最近の夏は暑いので汗をかく機会も多いでしょう。
汗をかくと頭皮に皮脂がたまりやすくなり、毎日頭皮を洗っていたりしても洗い残しがある可能性があります。
このほか、夏の紫外線は育毛に悪影響を及ぼすことも。
帽子を被らず、炎天下で頭皮をさらしていると、ダメージを受けて活性酸素が発生。
活性酸素によって頭皮が酸化(=老化)してしまうのです。
老化した頭皮は発毛サイクルが崩れて、鈍くなる傾向にあります。
そのため、髪が抜けても生えにくくなってしまう。
という説もあります。
発毛サイクルが鈍化していくと、徐々に髪は細くなり、薄毛・抜け毛につながります。
また、紫外線は健康な頭髪を生やす「17型コラーゲン」を破壊してしまうので、夏場は帽子を被って過ごすのが良さそうです。
こうしたさまざまな要因の積み重ねで秋冬は抜け毛が増えます。
もちろん、いずれもまだ完全に解明されているわけではありません。
しかし、こうした要因をできるだけ避けることで、冬の抜け毛を防ぎやすくなるでしょう。
抜け毛を防ぐおすすめのシャンプー時間、トリートメント時間、知っていますか?

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何より頭皮を清潔で良い状態で保つためにはシャンプーが欠かせません。
正しいシャンプーの方法を知っていますか?
シャンプーは頭皮を洗うもの
まず重要なのは、シャンプーは頭皮を洗うものだということ。
シャンプーで髪を洗うと、その行為自体がダメージにつながるそう。
水分を含んだ髪の毛は外部からの刺激に弱いため、ゴシゴシ洗ってしまうと髪がダメージを受けてしまうのだとか。
そのため、シャンプーはあくまで頭皮を洗うようにしましょう。
1日かけて頭皮に溜まった老廃物や皮脂、汚れなどを落としてあげることをイメージして行うと良いそうです。
また、軽くマッサージを行って血の巡りをよくしてあげることも重要なポイントなのだとか。
シャンプーは8分〜10分
では理想的なシャンプー時間はどのくらいなのでしょうか?
目安としては8分〜10分程度だそうです。
最初の2分間は髪の毛全体をぬらしつつ、シャンプーは使わず髪表面の汚れや皮脂汚れを浮かせたりしましょう。
ある程度汚れを落としておけばシャンプーの泡立ちが非常に良くなります。
この工程を2分ほど行いましょう。
次に行うのが泡立て。
シャンプーは現役をつけるのではなく、手のひらで少し泡立ててから使うのがおすすめ。
こうすることで泡立てる際に発生する擦れを防ぐことができます。
その後は頭皮をマッサージするように揉み込んでいきます。
丁寧に汚れを落とすイメージでマッサージしていきましょう。
泡立て、シャンプーで2分ほど行えば良いでしょう。
その後はすすぎ。
すすぎが実は重要な工程で、4分〜6分ほど時間をかけてしっかりとすすぐのがおすすめ。
少しでもシャンプーが頭皮や髪の毛に残っていると、トラブルの原因に。
シャンプーした時間の2倍〜3倍の時間をかけて洗い流していきましょう。
時間帯は夜がいい
朝に寝癖治しと一緒に洗髪する方も多いのではないでしょうか?
しかし、頭皮、髪に優しい時間は夜だそうです。
朝にシャンプーをしてしまうと毛穴が開いてしまい、紫外線の影響を受けやすくなってしまうためなのだとか。
成長ホルモンの分泌が盛んな夜こそ、しっかりと頭皮の汚れを落としましょう。
頭皮の乾燥は危険!頭皮の乾燥を防ぐには

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では、シャンプーが終わった後、どのように頭皮を保湿すればよいでしょうか?
顔のように化粧水などを使っても良いのでしょうか?
いくつかポイントはありますが、まず髪の毛をドライヤーで乾かすとき、ある程度距離を離しましょう。
早く乾かしたいからとドライヤーを近づけてしまいがちですが、そうすると熱風で髪や頭皮にダメージを与えてしまいます。
ぬるい風が髪に当たるくらいの距離、15センチ〜20センチほど離してドライヤーを利用するのがおすすめです。
いつもより乾きにくさを感じますが、ダメージを与えないためには低温で利用する方が良いのです。
このほか、頭皮用ローションを使用するのもおすすめ。
頭皮の乾燥が特に気にならない、という方でも保湿のためにぜひ活用してみてくださいね。
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